モンローズを通じて自分に、応援に対して自信を持てるようになった
先日3/22、モンローズ・マエノさんと素敵じゃないか・柏木さんのインスタライブを見ていました。
互いのライブの告知のためのインスタライブでしたが、その後色んな話題へと話が派生していきました。そんな中、女性のタイプの話の最中マエノさんのある意見がすごく私に響きました。
「謙遜するより自信持っている女の子の方が好き。」
「私なんて」と自ら下げに行く女の子よりちゃんと自身の魅力を分かっている、発信できる女の子の方が良いと。
その一言を聞いて私はあることに気付きました。去年の6月以降モンローズを応援する中で自分の中にあった大きなコンプレックスをやっと乗り越えることができたことを。
自分らしさの出しづらさに悩まされていた人生
幼少期〜大学卒業までの人生の大半を海外で過ごしたため、実質「日本の社会で生活する」ようになったのは社会人になってからでした。
当然日本には地元の友達はいない。同世代の日本人の子とも喋った経験もほぼない。就職するまで(これも2年近くかかった)は喋る相手は家族と親戚くらいでほとんど目上の人ばかりでした。タメ口で喋ったことある相手は高校で一時帰国した時通っていたインターナショナル・スクールの友達くらい(ただ基本日英両方で喋っていたので「日本語だけ会話」の友達は0でした)。
特に日本に住んでいる上で自分を良く見せることと謙遜のバランスってすごい難しいなと感じることはあります。自分の経歴を話すだけで嫌な顔されたり、必要以上に美化する人を幼少期から何人も見てきました。下げたくなくても文化的には自分を下げなきゃいけない。息苦しさを感じることは少なくありませんでした。
自分らしさを日本より尊重していた海外では自分の長所をアピールしやすかった部分もありましたが、それでも「彼らが期待する日本人として振る舞わなきゃ」というプレッシャーを感じることもありました。
結局日本でも海外でも常に「相手の希望に沿った人に常にならなきゃ」という考えに縛られていました。
お笑いライブにやっと社会の居場所を見つけた
地元に友達がいない、就職するまで時間がかかった自分にとってお笑いライブは唯一の日本社会の居場所でもありました。ここに足を運んでも他人から「帰国子女の◯◯」って色眼鏡で見られることはない。他のお客さんと一緒に純粋にお笑いを楽しむことができる場所。自分も日本で幸せに暮らしていいんだと思いました。
ありがたいことにここ10年近く、お笑いやライブを通して全国で沢山友達ができました。お笑いライブに足を運ぶことがなければ出来なかったご縁、今後も大切にしていきたいです。
今では親しいフォロワーさんには色々気軽に話せるようになりましたが、当初は「日本語で雑談する」経験があまりにもなかったため言葉遣い含めて色々辿々しかったと思います。自分の過去も聞かれなければ基本話さない。今でも10歳以上年下のフォロワーさん含めて全員に対して「ですます」口調でしか会話できない。
10年近く応援している推しを応援するきっかけになったのも自分の経歴を色眼鏡なしで受け止めてくださったことが1番の理由でした。初対面の時に比べては大分緊張なく喋れるようになった分、どこかで推しに嫌われることを恐れていたため、未だに遠慮している所もあったと思います。推しの性格的に「お笑いの深い話、他の芸人さんの話(推し増しは論外)はこの人の前ではしてはいけないんだ。」と長年自分の中で勝手に思い込んでいました。本当の所はどうなのか分かりませんが。
推しに対しても、フォロワーさんに対しても「相手に嫌われたくない、地雷を踏みたくない」と思うばかり、余計に肩に力が入りすぎて神経質になっていたんだなと今になって気付きました。
ずっと出待ちを通じて相手とのコミュニケーションの取り方を試行錯誤していた分、今の出待ちが出来ない世の中で相手の地雷が何か分からない中応援することは本当に怖かったです。
ありのままの自分を受け入れてもらえた嬉しさ
モンローズとの初対面となった日も色々考えました。まず限られた時間の中で何から話せばいいのか。手紙は基本ほぼ直近のライブの感想を中心に書いていましたが、それ以外の話題もちゃんと考えなきゃと思いました。久しぶりに何十回、何百回も脳内シミュレーションを繰り返しました。
もし自分の過去(帰国子女であること、今までの推し歴など)を会話の流れで話す事態になったらどんな反応されるか怖く、(少なくとも初対面の場では)自分から言わないようにしようと心がけました。
…が、結果的に会話の流れで避けようとしていたトピックスもその日に全部話してしまいました。自分の不安を他所に、宮本さんもマエノさんも自分の過去をありのまま受け止めてくださってくれました。むしろその話をしたからこそ話せた話もあったので結果的によかったです。
思い返せば第一声の「初めまして」以外は緊張することなくずっと楽しかったです。こんなに肩の力を抜いた状態で(今までの手紙の力もあったとはいえ)初対面の人達と話せたのは初めてでした。
密かにずっと憧れていた(ほぼ)同い年の日本人同士で日本語で雑談することも小学校1年生ぶりに叶いました。
…とインスタライブのあの一言を聞いて思いました。
日本/海外関係なく必要以上に自分を下げなくて良いと気付けた
あれから1ヶ月+、自分の応援の仕方が間違っていなかった、ファンとして受け入れてくださっていたとやっと分かったおかげで前より自信持ってライブに足を運んだり手紙を書けるようになりました。肩の荷と緊張感が大分なくなり、ライブもより楽しめるようになりました。
そしてモンローズを応援し続けるにつれ、いつしか前ほど他人にどう見えるかなどオーバーに神経質にならなくなりました。仲良くなれたら嬉しいし、合わなかったら「そうなんだ」って割り切ればいいだけで。(もちろんマナーは守ります!)余計に背負っていたものが大分吹っ切れました。
宮本さんもマエノさんも普段から自分達の良い所をよく分かった上でアピールしているし、褒められたらちゃんと笑顔で「ありがとう!」って返している。「俺(僕)なんて」って言ってる所もあまり見たことないような。宮本さんは明るさと格好良さを全面に出してるし、マエノさんは漫才への自信をよく口にしている(去年のソロライブのEDのスピーチはカッコ良すぎて震えました)。
自分も宮本さんとマエノさんみたいにもっと自分の好きな所、長所に対して自信持とうとより思うようになりました。謙虚でいながらも必要以上に周りを恐れず、楽しく生きようと思います!
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