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アウトプットの落とし穴
学んだことを誰かにアウトプットすることはご自身の学びを深める上でもとても大事なことです。
ただこのアウトプットというのも少し注意が必要だと思います。
出すことで自分の中から抜けていないか?
受け取ったことをアウトプットする目的の一つは、ご自身の中に深く落とし込むことだと思うんですが、すぐに次のことをインプットするというサイクルになっていると、アウトプットすることで自分の中から抜けやすくなります。(=深く落とし込めなくなる)
わたし自身がインプットとアウトプットのバランスがうまくいった時の例を出します。
①土曜午後のあるレッスンでアウトプットすることを決める
②火曜に先生から学ぶ(受講しながらも、土曜レッスンを想定)
③水〜土曜の午後レッスンまでに、テニスに変換して自分の中で落とし込む
④インプットしたことを咀嚼する中で、うまく行ったこと、アウトプットする前に、もう少し自分の中で落とし込むこと、やってみての疑問点などが出てくる
⑤土曜午後のレッスンで受講者にアウトプット
⑥アウトプットしてうまく行ったこと、うまくいかなかったこと、受講者ができたこと、できなかったことなどの洗い出し
⑦レッスン後に先生に報告
⑧それを受けて先生の中で試行錯誤(土曜夜〜火曜)
⑨ ②に戻って火曜に先生から学ぶ
という流れになっていました。
アウトプットすることで次の課題が生まれる
こうやって見ていくと、アウトプットすることでエネルギーが完結せずに、そこから次の課題や疑問が出てきています。
そして次にインプットする時には自分の中で落とし込んで課題が明確になって、それを先生に共有した上で、次のことを受け取るという流れになっています。だから循環が起こります。
しかし単純に受け取って、出して、次のことを受け取ってという風になってしまうと、ご自身の中でもそうですし、先生や受講者との中でも関係性も深まっていきません。
そういう意味でも、アウトプット後の課題をもとに、次をインプットするという流れがとても大事だと思います。
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