あえてこれは違うをやる
こんなプレーがしたいなという理想や憧れがあっても、それを即体現するのは難しいものです。しかしこれは確実に違うというのは、具体的に見えたり、できたりすると思います。
理想の逆をわざとやってみる
例えばテニスのプレーであれば、
・軸を安定させる
・下半身の力をボールに伝える
・芯で捉える
・左手も使う
・余分な力を抜く
あたりが自分の理想のプレーだったとします。
大体の場合、こうできたらいいなはわかっているけど、実際身体がそのように動かないというのが課題になっていると思います。
そんな時おすすめするのが、これは違うをわざとやる。
わざと間違える方が難しい
日常だったら、九九の答えをわざと間違える。
2×4=8
では、わざと答えを間違えてください。
6×3=(18と一度頭の中で答えを出してから)15というように解答すると思います。
やってみるとわかりますが、わざと間違えるというのはただ答えを出すよりも難易度が上がります。(最初から全然関係ない答えを言うと決めてるのは✗)
話は戻ります。
先程のプレーのように、わざと正解から外していくと、実は普段以上に複雑な回路を使うようになります。
わざと間違えて、間違えて、間違えて、その間違えた回路を解除する。そうすると不思議かもしれませんが、先程わざと外したところが自然に理想としていたプレーに近くなっています。
学生時代にやんちゃしてた人が
学生時代にやんちゃだった人が、大人になったら全うな道を歩んでいたりします。
これは(学生時代も)正しい道を知っていて、あえて外してやんちゃしてきたから、それをする必要がなくなった時に、正しい道に戻ることができたのではないかと考えられます。
まずご自身の中での理想を出してみて、あえてわざと間違えたことをやる。
そしてそれをただ解除する。注意点は心や身体をリセットしないこと。
そうすると、自然に身体の働きで理想に近いものが引き出されます。