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🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ[2020/3/16~22]

今回はスタバ特集を設けてみました。


🌀新型コロナ対策関連


🗾国内での取り組み

🌀新型コロナ対策の市民総出SNSプロジェクト始動。“美味い”はコロナに負けない #別府エール飯 別府市民11万7000人の飲食提供施設応援プロジェクト

別府市は、新型コロナウイルス感染症の影響で、来店客が激減した別府市内の飲食を提供する施設を応援するプロジェクトをスタート。

🌀仙台市が「テイクアウト」専用サイトを開設 市内の飲食や宿泊業者を応援

仙台市は、飲食物の持ち帰りや宅配サービスを展開する市内の飲食店、宿泊事業者らを応援する「テイクアウトはじめましたプロジェクトin仙台」をスタート。新型コロナウイルスの感染拡大による外食の自粛傾向が続く中、持ち帰りや宅配の利用を呼び掛け、事業者の売り上げ減少を少しでも抑える。

日本では各サービス・事業者起点での対策が一巡した後、(特に地方では)行政が旗を振って各飲食店に対する施策を行っているのがとても印象的です。


🌎海外での取り組み

🌀米フードデリバリー最大手グラブハブ、全米各都市と協力し外食産業に向けた救済措置を発表

フードデリバリー最大手のグラブハブは、新型コロナウイルス感染拡大によって影響を受けている外食産業への救済措置として、全米各都市のレストラン(チェーン店を除く)から受け取る販売手数料の徴収を一時的に延期することを発表。先送りになる販売手数料は最大1億ドル。現時点での救済措置期間は未定。

🌀Uber Eatsが新型コロナで苦しむ個人経営レストランの配達料を免除

新型コロナウイルスの感染拡大が続き、不要不急の事業が休止を余儀されている中、Uber Eatsは同社サービスを利用する個人経営レストランに対してその配達料金を免除すると発表。

🌀DoorDashは、コロナウイルスの影響を受ける労働者とレストランを支援するために動く

サードパーティの配信サービスDoorDashは、従業員と顧客を保護し、コロナウイルスの影響でレストランが生き残るのを支援することを目的とした一連の動きを発表。

🌀Deliveroo、COVID-19の大流行の中でアジアで非接触型配送を開始

オンライン食品配送会社Deliverooは、顧客とライダーが非接触配送サービスを選択できるようにするために、アジアで新機能を展開すると発表。

🌀グラブ、新型コロナ対策で「非接触デリバリー」サービスを導入

配車アプリ大手のグラブは、新型コロナウイルス対策として、フードデリバリーの「Grab Food」で非接触受け渡しサービスを導入すると明らかにした。ベトナム国内では初の試み。

🌀オランダ飲食店、宅配やテイクアウトは可能に

オランダではコロナウィルスの感染拡大を防ぐため、4月6日まですべてのレストランやバーが閉鎖となった。しかし政府は、レストランでの持ち帰りや宅配は認めると発表、飲食店は営業を続けられることになった。

特にアメリカやヨーロッパでは外出禁止やレストラン閉鎖という措置が取られており、日本よりも飲食店への打撃は大きそうです。
そんな中、大手のデリバリーサービスは飲食店への配達料免除や、非接触宅配等の対策支援に乗り出してますね。



🗾国内のニュース

🗾UR、団地内店舗の『フードサービス×シェアリングエコノミー』事業を募集

独立行政法人都市再生機構は、UR賃貸住宅(団地)内店舗を核とした団地と地域の活性化にむけて、「フードサービス×シェアリングエコノミー」をテーマとした新たな事業提案を募集する。事業のイメージは、複数のキッチンを出店者間でシェアする「シェアキッチン型フードコート +α」。

詳細はこちら↓(URサイト内掲載のPDF)

目的は団地・地域の活性化ということで、UR側からは出店場所の提供以外にも他に金銭的な支援等があるのか気になるところです。
今までは飲食店となると出店場所がとても重要でしたが、イートイン×デリバリー×テイクアウトの3軸で考えられるので、こういった住宅街等の地域に根差した場所に出店できるハードルは下がってきたと思います。


🗾Qビズ「待ち時間なし」話題のテイクアウト注文サービス

店舗などで待ち時間なく商品の受け取りができる「テイクアウト注文サービス」。すでに県外の大手飲食チェーン店では次々とこのサービスが導入され、広がりをみせている。

DikitoonとFastpickという沖縄発のテイクアウトサービスの紹介記事(動画)ですが、どちらも知らなかったですね~。

DikitoonはアプリではなくWEBサービスなので、インストールの手間が無いのがいいですね。記事内では沖縄の8店舗で導入とありますが、今見るとすでに50店舗ぐらいありそうです。

Fastpickはアプリサービスで王道感がありますね。今はまだ十数店舗程ですが、ここからどこまで広がっていくのか。


🗾飲み会幹事の信用スコア化サービス開始。無断キャンセルなどを阻止

YUKARIは、オーガナイザーと飲食店をマッチングするサービス「food back」において、飲み会幹事(オーガナイザー)の信用スコア化を導入することを発表した。

当日の無断キャンセル、いわゆる「ノーショー(No Show)」対策ということですが、このサービスに登録してまで無断キャンセルをする人がいるのか?という疑問はあります。
とはいえ、ノーショーは年間2000億円もの被害額があると言われているので、こういった機能や対策はどんどん広まっていってほしいですね。


🗾セブン-イレブンで顔認証決済などの実証実験、NECが開始

NECは、セブン-イレブン・ジャパンが店舗の課題解決を目的に、19年12月にリニューアルオープンした実験店舗「セブン-イレブン麹町駅前店」で、顔認証決済や商品案内用サイネージの視聴時間測定の実証を開始している。

お決まりの社員限定です。
先日ローソンでも無人店舗の実証実験を発表していましたが、コンビニの技術合戦が繰り広げられていますね。
そんな中、ファミマはどんな戦略でくるのか。


🗾ヴィーガン対応の飲食店を探せるアプリ「Bene」がリリース!

日本でもヴィーガンフードへの関心が高まり、専門店や対応メニューを展開する飲食店は急激に増えてきているが、なかなか一般に浸透しない。そんな問題を解決すべく開発されたアプリ「Bene」。ヴィーガンをはじめ、オリエンタルベジ、グルテンフリー、オーガニックなどの「食」にまつわる口コミが検索できるサービスだ。

ヴィーガンにフォーカスしたユーザ投稿型のサービスですね。
他にもスーパー・コンビニという小売のジャンルもありますし、コスメという飲食以外もカバーしているのが面白いです。

また、メインメニューにはカートボタンもあって、(現在は準備中ですが)EC機能まで搭載されていきそうですね。

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🗾ムスリムやヴィーガンの食品選びを支援! 「食品判定システム」の実証実験

株式会社NTTドコモは、株式会社セブン&アイ ・ホールディングスおよびフードダイバーシティ株式会社とともに、ムスリムやヴィーガン(完全菜食主義者)向けの「食品判定システム」の実証実験を開始した。同実験は、2020年3月16日~2020年5月31日の期間、東京都内のイトーヨーカドー6店舗にて実施されている。

先ほどのアプリは主に飲食店検索で使うもので、こちらはスーパー等買い物利用時に使うもので、
 セブンプレミアムの商品であること
 イトーヨーカドー(現在は6店舗)の店内であること

等の制限はありますが、必要な方にとってはありがたいサービスですね。

こちらのヴィーガンやベジタリアン対応における商品名についての記事も面白かったです。(まさかヴィーガン対応のプッチンプリンがあるとは…。)



☕国内のスターバックスのニュース

☕静岡で車に乗ったまま商品の受け取りができるサービスを試験導入

スターバックス コーヒー ジャパンは、モバイルオーダー&ペイのサービスを拡大し、静岡市内2店舗のドライブスルーレーンで、車に乗ったまま受け取りができるサービスを試験的に導入。店舗到着前に公式アプリを通じて行う注文・決済と合わせて、車両ナンバーを登録。ドライブスルーのレーン入口で車両のナンバープレートが自動識別されることで、スムーズな商品のピックアップが実現するという。

ドライブスルー時の利便性向上ということで、私はまだ利用したことがありませんが、こちらの記事を見ると、通常の注文は手馴れていてもドライブスルーとなるとちょっと手間取ってしまうようです。

このようなちょっとした顧客側のフリクションを取り除くべく、事前オーダーだけでなく、ナンバープレート認識による本人確認まで自動で行ってしまうとは、想像の先を行ってました。(設置コストが気になりますが)

また本記事には「2020年4月までには、商品の識別を目的としてカップに貼り付けるラベルに、顧客のニックネームを印字できる仕様にアップデートする。」ともあり、利便性と体験価値の双方をアップデートしていくスピード感は素晴らしいです。


☕スタバの持ち帰り専用サービス「スターバックス コーヒートラベラー」が最高! 約12杯分が入ってます

スターバックスに、ビジネスやアウトドアに打ってつけの新サービス「スターバックス コーヒートラベラー」が登場。持ち帰り専用のコーヒーポットサービスで、淹れたてのコーヒーを約12杯分(※ショートサイズ)もテイクアウトできる。

(今は花見に伴う大型のイベントや宴席は自粛となっておりますが)まさに花見シーズンにうってつけの商品ですね。
記事にあるようにUberEatsを覗いてみると、確かにありました。(1杯換算で約250円程度)

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UberEatsなら特定地点への配達も可能なので、まさに花見需要を見越した商品ではありますが、残念ながら今年の花見での登場回数は少なそうです。


☕スターバックスが新駅「高輪ゲートウェイ駅」に、新コンセプト店を3月23日(月)オープン

JR東日本が「グローバルゲートウェイ品川」をコンセプトに、スターバックスが多様な働き方にフィットする、新たな店舗空間「SMART LOUNGE(スマートラウンジ)」を日本初導入。スターバックスとJR東日本が協業し、多様な実証実験やイベントを展開し、街と未来を考える拠点に。

店舗の特徴はこちら。

① 半個室席など、一人使いやビジネス利用のニーズに特化した店舗空間
② JR東日本のブース型シェアオフィス「STATION BOOTH」を初めてスターバックス店内に設置
③ 日本初のキャッシュレス特化型店舗として、スマートな購買体験を実現
④ モバイルオーダー&ペイ専用カウンターを初めて設置
⑤ 新駅になじむ素材、色合いを採用。シームレスに駅とつながる店舗デザインと空間

注目すべきは②~④で、特にSTATION BOOTHをスタバ内に置いちゃう発想はすごい。

※STATION BOOTHって何?という方はこちらの体験記事もご覧ください。

STATION BOOTHはもとより「ビジネス利用にフォーカスした店舗空間"SMART LOUNGE"を日本初導入し、仕事や作業を目的に、特に一人でカフェを使いたいという高いニーズに応え、半個室席や一人掛け席を充実。」と、さらに滞在時間が延びるような(=さらに回転率が下がるような)コンセプトで店舗作りを行っていますが、一貫した「サードプレイス」という信念があるからこその店舗作りですね。



🌎海外のニュース

🌎ニュースアプリ内で美団のデリバリーなど利用可能へ バイトダンスの「今日頭条」がスーパーアプリの理想実現か

今日頭条はこのほど、「自宅」というタブを新たに追加。タブ内には自宅での調理、手芸、フィットネス、就活、オンライン教育のほか、デリバリー、薬や食材の買い物代行、マスク情報と10のページがある。この新しいサービスで、情報コンテンツプラットフォーマーから生活支援サービスに業務を広げ、ユーザーの利用時間を増やし、情報からサービスに直結するようなビジネスモデルの構築を目指していると思われる。

今日頭条(トウティアオ)はLINEニュースみたいなニュースアプリですが、そこにニュース以外の様々な生活関連のリンク集を設け始めたようです。
今はまだ他サービスへのリンクが多いとのことですが、これがミニプログラムで提供されてくるといよいよスーパーアプリに近づいてきますね。
(記事にありますが、スーパーアプリの目安ってMAU7億なんですね。中国ではってことなのかな。)


🌎対Amazon「ハイパーローカルデリバリーサービス」勃興ーー欧米都市部で進む配送の効率・エコ化

テルアビブ発の次世代配送サービスを提供する「Bond」が着目したのは、顧客がオンラインで商品購入の決済をした「その後」の体験だ。Bondの考える「顧客満足度のデスバレー」。商品の配達を待つ間に購入時の満足値がガクッと下がる。ここを上昇させるために生まれたのがBondのサービスだ。

同社はいわゆるヤマトや佐川のような配送会社のようですが、よりスピーディーにより良いサービスを提供するためにNDCsという小さな拠点を何個も持っているとのことで、(画像を見ても)小規模でよりオンデマンドに近いイメージでしょうか。

顧客満足度のデスバレー(死の谷)とは面白い表現で、日本ではあまり感じることはありませんが、海外では国土の面積や交通インフラ等の環境や、配達事業者の質という点においてまだまだ課題があるということですね。


🌎空港内小売のOTGが来週からAmazonのレジなし技術を導入

今週はじめにAmazonは「Just Walk Out」というレジなし技術を他の小売に販売すると発表した。そして、北米の空港で350店超のレストランや小売店を展開するOTGはアマゾンの技術を導入する最初の小売の1つになることを明らかにした。

前週のnoteでも取り上げましたが、Amazon Goのシステムを採用する企業が早速出てきました。
空港にあるキオスク的な店舗ということで、記事にも「精算のスピードアップに主眼を置いている」とあるとおり親和性は高そうです。



以上。

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