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プロフェッショナル〜仕事の流儀〜(探索編)


記事(プロフィール)のバッジを手に入れた私は、シナモンドーナツの粉を払いながら次なるバッジを求めて歩き出していた。

途中の酒場でぬるいビールを飲んでいると「仕事の条件とか価値観を記事にして仕事依頼として設定するとバッジがもらえる」という噂を耳にした。ほほう、これは飛びつくしかない。

さて、私は颯爽とモーテルのベッドに腰を降ろし、テキストを開いた。

まず仕事の条件である。仕事を受ける際の前提や制約だ。

では、分かりやすく「こんな仕事はイヤだ!」をいくつか挙げてみよう。

こんな仕事はイヤだ

①鉄砲玉

敵組織に単身乗り込んで要人を抹殺するというものだ。行ったきり帰ってこない為のこういった名称で呼ばれている。こういうのはちょっと困る。

②某傘社の治験

いろんな意味で有名な薬品メーカーであるが、副作用が怖すぎるからNGでお願いしたい(でも某グラサンの身体能力には心躍らなくもない)。

③名探偵と同じ宿に泊まるロケ

某じっちゃんの孫や、蝶ネクタイをしている眼鏡少年などを筆頭に、名探偵と噂されている方との同伴はNGとします。巻き添えは困る。もしそうなってしまったら、そんな奴らとは一緒にいられないので俺は部屋に戻る。

④夜勤

事件が起きた家の近くのコンビニやマスコット勢揃いのピザ屋など、最近良い噂を聞かない為。怖い。


ざっくりでこんなところである。
続いて「こんな仕事は大歓迎」も挙げてみよう!


こんな仕事は大歓迎!

ここまで順調に書いていたのに急に私の手は止まった。
何故かって、私は労働など大歓迎ではないからである。
敬愛する森見登美彦氏も言っておられる。

「詩人か、高等遊民か、でなければ何にもなりたくない…」

私は何か書いて、それが売れればなどと考えているがそんなわけはないのである。そんなに世界は甘くないのだ。
ではこのnoteの仕事依頼欄とは何なのか。
あるんだから、ここで仕事を提示すれば何か起こるのかもしれない。
私は掲げるべき仕事内容を吟味、夢想し始めた。
どうせなら素敵な職業が良い。
まず素敵な職業を思い浮かべる、お花屋さん、カフェ、ダメだ全然noteと結びつかない。
でも何かは名乗らないといけないのだろう。
ということで寝袋男の職業、暫定「詩人」です。
死の依頼をお待ちしております。

仕事の価値観

し、仕事の価値観…?哲学…?
よく分からなくなってきた時は兎に角辞書です。

仕事とは…

①何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
②生計を立てる手段として従事する事柄。職業。
③したこと。行動の結果。業績。
④悪事をしたり、たくらんだりすること。しわざ。所業。
⑤《「針仕事」の略》縫い物。裁縫。
⑥力学で、物体が外力の作用で移動したときの、移動方向への力の成分と移動距離との積。単位はエネルギーの単位ジュール、その他ワット秒・ワット時など。

仕事って一口に言ってもこれだけある様なので、一つ一つに対しての価値観を書き出してみます。

①成し遂げるっていうとなんだか大それていますが、何かを作るのは好きです。あまり意味がないもの作るとか好きですよ。私の小説とか。
②お金に執着がなくて困っています。ギリギリ生きてる。
③頑張れないので今があります。来世…。
④いたずらして回って妖怪のせいにしたり、悪の結社にいたこともあります。いい経験でした。
⑤裁縫はあまりしたことがありませんが、針千本飲まされたことならあります。
⑥つまり私が正の仕事をしないから話が進まないということですか?

さて、今日も不毛を書ききった。
はたして寝袋男は詩人になれるのか!?
舞い込む依頼を夢に見ながら、バッジを抱きしめて眠る。

寝袋男



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