ウルブズって強いのね…
好調ミネソタティンバーウルブズ
2ヶ月も前の試合についての動画&文章です。
時期外れではありますが、今に繋がるところもあるかと思い書き連ねました…
ウルブズの事なんかちっとも気にしていなかったら、いつの間にかスパーズなんかより上の方の順位にいるじゃないか…
今のウルブズでちゃんと知ってる選手はベバリーくらいなもんです。
という事で、ベバリーとレブロンがイチャついてるという噂を聞きつけて↓
この日の試合をぼんやり眺めていたら…
「アレ?ウルブズの若い選手達って凄い良いディフェンスするじゃないか…」
アンソニーエドワーズでさえも、オンボール&オフボールできっちりとディフェンスしている。彼についてはこれまではダンクの事ばかりでろくすっぽ観ていなかったので完全に誤解していた。
他にもバンダービルトやナイト、マグダニエルズ、リードという全く知らなかった若い選手達が良いディフェンスをしてレイカーズを苦しめていたのが印象的だった。
このチームは強いぞ。そう思った。
そして、この日のウルブズはエースのタウンズとラッセルが不在という状況。負けはしたが好勝負をしたのは間違いない。正直今のレイカーズに勝った所で誇れたものでもないかも知れないが、この若いチームにとっては自信に繋がる敗戦だったような気がする。↓
レイカーズ…どした?
さて、今現在のレイカーズの体たらくはもはや言うに及ばず。シーズン後半に入っても非難轟々なようではもう今シーズンはダメでしょう…
はっきり言ってこんなチームがスパーズより上位にいるのは許せない。何やってんだスパーズ…
ただ、この時のウルブズとの試合はレイカーズが勝ってます。しかし、その勝利の大きな要因は今現在のレイカーズの問題点とは無関係と言ってもいい、カーメロ・アンソニーのディフェンスでの貢献にあると思ってます。
レブロンは相変わらず手を抜き、ラスはポンコツ…
そんな中でカーメロだけは今までまるで役に立たなかったディフェンス面で、見事にチームの為に働いていたのである。
ポンコツディフェンスとは…
かつてカーメロのディフェンスをポンコツと呼んでバカにしていたのだが、実はカーメロのポンコツディフェンスは見ていて嫌いではなかった。
彼のポンコツが発揮されるのは主にオフボールの状況においてなのだが、彼は決してディフェンスをサボっている訳ではないのだ。少なくとも今シーズン前半に私が観たカーメロに怠慢や手抜きは見られなかった。彼のディフェンスはあくまでも自分のマッチアップしている選手にのみ向けられていたのである。ゆえにスイッチやダブルチームなどのピック&ロールディフェンスやペイントエリアとのバランスなどは全くもって考えられていなかった。私はそれをディフェンス概念の欠如だと思っている。
彼はチームディフェンスを"しない"のではなく"出来ない"のである。
そもそもチームディフェンスというモノの存在を知らないのだから出来る筈がないのである。
これはオフェンス能力に特化した選手によく見られる傾向なのか、私の知る所ではデビン・ブッカーも同じように自身のマークマンとオンボールでしかディフェンス出来ない男である。
自分のマークマン以外の動きにはピクリともしない、このサンズの「不動」のエースがクリポに怒られているのはよく見る光景だ。
クリポに怒られて何のことか分からぬ体でキョトンとしているブッカーのその姿には可愛らしさすら感じられる。
オフェンスにおいては凄まじい才能を発揮する選手が、オフボールディフェンス、チームディフェンスになると、途端にポンコツになる天然ぶり。
オフボールで周りがどのように動いても、彼らの眼には映らない。為に彼らは常に相手のオフェンスでターゲットにされ続けて、いいカモにされているのだ。
ただ言っておきたいのは、ブッカーのオンボールディフェンスに関しては非常に良いと言ってもいいと思う。高さでミスマッチを作られる事は多々あるが、彼のフィジカルの強さ、オンボール時のハッスルディフェンスはポンコツなどとは到底言えない代物である。
さてカーメロはと言うと、この試合で見せたディフェンスは見事なチームディフェンスと言ってよく、フロアバランス、ペイントエリアの警戒、相手エースへの対応などオフボールディフェンスで隙のないディフェンスをしていたのである。そこに、かつて私がバカにしたカーメロの姿は無かった。
カーメロが地味なチームディフェンスを頑張っていたところに、レイカーズのシーズン後半の躍進を期待出来そうだと思っていたのだが、現実にはそう思い通りにはいかないらしい。
動画でも述べたが、カーメロの好ディフェンスがずっと続いているのか、この日だけのものなのかは分からない。白状すると今のレイカーズは観てもつまらないのでほとんど観ていないのである。
今後も今シーズンは見るに値しないチームに成り下がったようなので、今後はブッカーのポンコツディフェンスでも見て、カーメロのポンコツディフェンス喪失のショックを慰める事とする。
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