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メンタルブロックの外し方

メンタルブロックという言葉があります。
「人が何かの行動を起こそうと思った際に、自分には無理なのではないか、人から批判されるのではないか、などと思う否定的な思考のこと。または、その結果として行動を起こす事ができなくなっている状態。」(参照元:グロービス経営大学院MBA用語集)

一旦、上記を定義して簡易にまとめると「行動の流れとは逆方向の否定的思考または結果を停止させている状態のこと」と言えると思います。

上記に関しては、誰にでも経験はあるのではないでしょうか?
「〜が言っているからやめておこう」
「他人に批判されたらどうしよう」
「経験や知識が不足している」
「自分にはまだ早い」
何かを言い訳にして何かをやらない理由を自ら作り出すというものです。
少なくとも私はあります。むしろ有り過ぎて泣けてきます。笑

このメンタルブロックとは外し方が分かれば、色々なことに躊躇なくチャレンジできるとは思うのですが、私はそもそもメンタルブロックという存在自体が悪いとは思っていません。メンタルブロックが掛かるというのは、何か引っ掛かるアラートを自分の中で感じて、恐怖なり止める思考が働いているからだと思っています。そのアラートが仮に適正な内容なのであれば、ストップを掛けないこと自体がリスクになり得ると考えています。

ただ、止める理由を問われた際に「言い訳」めいた言葉が出てくるなど、自分が自分のブロッカーになっている場合に関しては別で、今回はそこを対象とした話をしたいと思います。

結論を言うと、
①潜在的に自身を止めている理由を顕在化させること
②自分自身が取り組むにあたってブロッカーを分解すること
③やる必要のあることをやらざるを得ない仕組みに組み込むこと
の3点が重要だと考えています。

「その1番が難しいんやー!」という声が聞こえてきそうですが、これに正しく向き合わなければ、メンタルブロックを外すことは難しいと考えています。その根本は「心の流れ」であり、状態を客観的に捉えて、ブロッカー要因を特定しない限りは根本的には解決しないと考えています。
その為、あくまで私の場合ですが、心の状態を日記に記載すると言うことを続けていて、淀みが浮かぶ要素が仮にあったのなら「なぜ?」と問うことと、「正直に向き合うこと」が何より大事で、小さな小さな自分の中の機微に気付くことが全てだと思っています。

そこまでできてしまうと、「なぜできないと考えるのか」から「どうすればできるようになるのか」という肯定的な捉え方ができるようになると考えていて、そこまでいくと実現可能性やブロッカー要素を分解することで、何と何が繋がっていて(因果が存在していて)、何が不足しているのか、何を埋めると自分は前に進むことができるのかといった肯定的な発想になるとは思うのですが、その前提にあるのは、自分自身との対話です。これができない、しない限りは自分を制限の檻に閉じ込め、「できない」の発想から解除することは難しいと思っています。

その上で、私が大事だと思うのは、潜在的にブロッカー要素を含む内容のものは仕組みに組み込むことが何より重要だと考えています。何をやっても、どこまでいっても、自分のメンタルブロックは否定的な感情を生んでくるので、否定的になろうが、どうだろうがやらざるを得ない仕組みに組み込むことが大事です。
私の場合、自分の周りの人に目的や目標を共有した上で、メンタルブロックがあろうがなかろうが達成しなければ「嘘になる」という方向性に自分を追い込んでいます。
これは、自身の信用性という問題を含んでいる為、メンタル的に厳しい人はやめておいた方がいいとは思うものの、何らかの仕組みの上で、自分がやらざるを得ない状況を作っておくことはとても大事なことと言えます。

と、色々外すために大事なことを書いてみましたが、私は結局はこう思っています。
「自分が失敗した所で大したことはない」これ以外ありません。

サラリーマンが副業する場合でも、独立起業する場合でも、前者なんか特にリスクなんて無いに等しいです。
一端のサラリーマンや公務員が借金を仮にしたとしても、借りられる額に限度がありますし、逆を言えば返せない額を貸すなんてことはなかなかありません。更に日本の場合は、公的な社会保障が大きいので、自己破産しようが借金を清算しようが社会的立場が危うくなることもなかなか考えられません。
クレジットカードが作れなくても、デビットカードを活用することもできますし、生活に不十分となるインフラが閉じられることなんてまずありません。人権が奪われることなんてもってのほかです。
そう考えると、この日本の恵まれすぎている状況で何に怯えるの?と思いませんか?

上記は読んでいるあなたの状況を考慮しているわけでも無いですし、簡単に大丈夫と言いきれる言葉でもありませんが、一般的にはメンタルブロックを起こそうが起こすまいが大した社会的影響度ではないと思ってしまうと、何かしらに挑戦しないのが勿体ないとすら思わないでしょうか。

結論、自分の状況を変えるのは自分の心に丁寧に寄り添うことが何より大事だと言えますが、極論を言ってしまうとリスクなんてあってないようなものだと考えると、悩んでいること自体がアホみたいに思えることも多くあって、本質から丁寧に解きほぐすか、結果から逆算するかだけの違いなのかなと考えています。

もしあなたが何かに悩んでいるのであれば、俯瞰して捉えた上で、まず何か一歩から取り組んでみるのはいかがでしょうか。一歩踏み出すと、弾み車のように進むので、流れに身を任せて、自分の進みたい方向に進めると、まだ見えていない楽しい世界に踏み出すことができるのではないでしょうか。

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