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非合理的だと損をする

3メガバンクの店頭振込手数料が990円に引き上げられるというニュースが出た。
飛躍的な上がり方に、不便を感じる人もいるとは思うが、銀行を変えれば済む話である。

住信SBIネット銀行や楽天銀行といったネット銀行を利用すると、月x回振込手数料が無料など、預金額や各種条件によって設定されるので、取り組まない人が文句を言っているのかなと考えている。

プロダクトの導入期に比較的早期に導入する層をアーリー・アダプターと呼び、初期導入層と合わせると15%ぐらいの層が存在し、最近出たばかりのプロダクトに対して怖いという感情を抱く多数派の層が存在するが、そもそもネット銀行は決して最近出たばかりのものでは無い。

日本初のインターネット専業銀行として誕生したのは2,000年10月に設立されたジャパンネット銀行(現・PayPay銀行)になり、20年以上の歴史が存在する。

こんなに歴史があるものに対して、怖い、新しいものを使うのはちょっと、、、という人に関しては、個人が適切なアンテナを張っていないか、もしくは合理的な選択が出来ていないと言えるのではないか。

上記では、銀行を事例に出しましたが、銀行に限らず、デジタルサービスへの移行を躊躇することで、私たちは具体的にどのような損失を被るのでしょうか。

年間12回の振込を想定した場合、従来型の銀行では11,880円(990円x12回)と書いてみると、直接的な金銭的損失として、非合理的な選択への代償と表現することができます。

また、時間的損失という側面で考えると、窓口での待ち時間や店舗への移動時間などを考えると、デジタル化による解消可能な時間コストとも言えることができます。

確かに、新しいものに対しては、何か心配要素があるのではないか?と抵抗心が生まれてしまう気持ちが生まれるのも仕方が無いと思っています。

ただ、このような非合理的な選択は長期的に、デジタルリテラシーへの適応の遅れや経済的損失を生むと考えています。

変化を恐れることは自然なことではありますが、過度に恐れを抱き続けると、上記のようなデメリットを生むと考えています。

情報収集と何がリスクなのかといった「何となく」を排除した合理性を持つことが重要なのでは無いでしょうか。

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