Measurable(測定可能)であること
目標設定に役立つフレームワーク「SMART」というものがあります。
その中の一項目、Measurableについて話をしたいと思います。
世の中の目標管理にKPIといった要素が重要視されているのは自明ですが、
いまいちMeasurableの項目に関しては、腑に落ちていませんでした。
まず、この測定可能という要素。
実施の前段階と後段階で差異を出すことを目的としています。
この差異がビジネスとしての結果の大小を測れるようになっており、
結果を結果として認めてもらう為には、測定可能という要素が必要不可欠です。
じゃあどうやって測るのかというと、
Webの世界ではトラフィック数など、測ることができる要素が山ほどあります。
情報が多過ぎて、何を軸に測定したらいいかよく分からない程あります。
人の感情や思考一つとっても、取り方や精度にもよりますが、
アンケートやインタビュー、行動観察など、できることは山ほどあります。
自分たちで調べきれない情報は意外と政府が情報を集めていたりして、
膨大で意味不明なPDFの中からインサイトを見つける事も時には可能です。
その定量的、定性的な内容を起点に、
「今まではこうだった」→施策→「こう変わった!」が言えてしまうと、
あなたの実績は転職の際、明確に職務経歴書に書けてしまいます。
つまり、測定可能というのは、内の評価だけでなく、外的な評価にも繋がります。
では、その定量的な情報を集めるのはどうすればいいのかというと、
自分が考えられる「数えられる要素」を列挙するところから始まります。
例えば、私の場合、家計簿で言えば今月の外食費はなんぼ使ったのか
といった要素を、明確に記録しています。
つまり、数値の「見える化」をしているとも言えます。
その基本的な数値を理解しないと、
・「なんとなく」使い過ぎた
・「何で」今月外食費が高くなっているのか「分からない」
・改善しているのに「どれだけ」改善しているのか不明
というフワッとした状態に陥りがちです。
そこを改善するのが「Measurable」です。
測定可能な要素をしっかり要素を用意する事で、
明確な効果、次のアクションを出すことを目的としております。
デジタル化が急速に進む昨今だからこそ、
多様なツールに溢れている時代だと考えています。
だからこそ数値から明確に判断をして、
冷静に良し悪しを測ることが大事なことなのではないでしょうか。