挫折を乗り越える
生きている中で、挫折することは多くあります。
ビジネスにおいても、プライベートにおいても、
能力の限界を感じることも、メンタル的なことでも、
多くの山を私たちは乗り越える必要があります。
私にとっては、今が挫折のタイミングだったりします。
能力的な限界を感じることは、今まで本当に少ないのですが、
自分自身にできることの幅の狭さや、
得ておくべき現場知識が全く足りていない状態で、
ポジションに立ってしまった事で、
自分の能力が全く発揮できない状況が発生しました。
結果、自分から異動願を出すことになったことから、
ある意味、挫折という経験を味わいました。
この挫折という経験から、得たことと乗り越え方について、
今回は記したいと思います。
まず、今回の経験において得たことについては、
・万能な存在はいない
・人は人で支えられている
・経験に基づいた事前知識が成果を生む
ということかと考えています。
どれだけ仕事ができる人でも相性というものが存在し、
どんな仕事でも成果を出せる人間はいないということです。
たとえ、表面上の知識があったとしても、
どれだけ、高い業務遂行能力を持っていたとしても、
自分の血となり肉となっている経験から、
自ら考えて創造しなければならないことを考えると、
土台がしっかりしていない人には成果はついてこないし、
周りの人のある程度の理解やフォローがない限り、
話も先に進められないので、人は人で支えられているなと
改めて実感をさせられました。
そう考えると、今まで自分の思い通りに仕事をさせて
頂いていたのも、上司の許容度の高さを土台としていますし、
基本業務を支えていただいているチームのメンバーの
お陰だと考えていて、自分自身が周りに対して寛容に
かつ成果を出す為に、協力していく必要性を時間しました。
また、悔しいかな、自分の能力が発揮できないとなると、
俯瞰的に捉え、一歩引いて、客観的に自分がこのまま進んで
大丈夫なのかと考える事が大事なのかなと考えています。
そして、ある意味引き際をわきまえる事が大事なのかなと。
では、挫折をどう乗り越えるのかというと、
・自分の挫折を認識する
・一旦、引き下がって状況を整える
・必要な経験や知識を身に付ける土台を作る
・もう一度、立ち上がる
という段階を踏むことが大切だと考えています。
まず、必要なのは認識としての挫折です。
「自分の能力のどこが当てはまらなかったのか」を
客観的に捉える事が大事で、それは自分にとって、
定数要素なのか、変数要素なのかを捉えて、
自分にとってどうにかできる問題なら継続すればいいし、
どうにもできないのであれば、潔く引き下がる事が大事です。
また、仮に引き下がったとすれば、変数要素なのであれば、
改善要素をリストアップして実行すれば、同じ轍は踏みません。
つまり、新たな切り口で捉え直して、土台を立て直す事が重要です。
そこまで進めると、もう一度立ち直って、
次の目標に向けて、トライ・アンド・エラーで頑張ればいいので、
悔しさをバネにするかは人それぞれですが、
もう一度チャレンジをする事ができると考えています。
この時、一番注意すべきことは流されない事であり、
考えない状況を避ける事が大事です。
生きている中、壁にぶつかることは多い社会ではありますが、
この文書から勇気づけられる方が一人でもいると嬉しく思います。