たった一人のあなた
世の中には色々な人がいます。
特徴が多くある多様化された社会の中で、自己を確立していく事は難しいです。
個性は埋没され、大多数に支持されているスキルだけが前面に出ることで、
社会的なヒエラルキーが形成され、自身が持っている特徴が活かせず、
「自分は何もできない」と考えてしまう人も多くいるのではないかと考えます。
そんな没個性の時代に、知っておいてもらいたい話をします。
私は、持っているスキル自体は大したことがないのですが、
社会的に(少なくとも)価値がある(と自分が信じる)ことを行っています。
自分の周りにくる案件はユニークなものが多く、楽しく仕事をしています。
自分は仕事がスキルや権威、経歴や経験に付随するものではなく、
「ああしたい!こうしたい!」というモチベーションドリブンで、
熱意に裏付けされた行動として、計画して実行するものだと思っています。
その時に大事なのは「自分は自分!」と独自性を自身が持っている事を
強く信じる事です。そもそもな話、同じ学校で育った友人と考え方が同一、
実績も同一なんて有り得るでしょうか。
ザ・タッチでも考え方自体は各々で異なるのではないでしょうか。
そう考えると、家庭環境から数えて、数々の複合的な複雑系の中で、
個人が形成される事を考えると考えており「みんな違ってみんないい」
と考えるのが多様性云々を考えずとも、妥当なのではないでしょうか。
私自身も少し前にスキルの棚卸をしたのですが、
自分が主体性を持って経験して始めて身に付いたスキルがあまりにも多く、
スキルの組み合わせだけで「自分しかいない」と強く信じています。
この「自分しかいない」状態を、自信であったり、独自性と呼ぶのではないかと
思うのですが、数十年少なくとも生きていると、経験は各々で異なってくるので、
独自性は生まれて当たり前、あって然るべきだと考えています。
つまり、独自性のある特徴は身に付けるものではなく、
内的に自分の中にあるものを見つけ出す過程とも言えることができます。
より掘ると、自分をメタ的に俯瞰的かつ分解して取り上げてみると、
「自分は何者か」「自分はどこに行きたいのか」「自分は何をするのか」
という質問に真剣に答える事で見つけることができるのではないかと思います。
そして、自らの独自性を見つけようと、見つけられなくとも、
「自分がやりたい事」を見つけて、形にしようと本気で取り組む事で、
スキルや自身は後から身につくのではないかと信じています。
加えて、熱意はあなたのこだわりや価値観に付随すると考えており、
考え方自体は自身の情報や知識の取捨選択の仕方によって変わると思います。
つまり、あなた自身は世の中に存在している「たった一人のあなた」で、
あなただけしか経験していないことも多くあるかけがえない存在であると
強く認識して、独自性のある自分だけの人生を生きて欲しいなと思います。