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ホルモン理論

放送作家 野々村友紀子は独自の子育ての考え方を時折テレビなどで話している。その中に思春期特有の反抗心を俯瞰的に捉えるこんなコメントがあった。

「真正面から行くと腹立つ時があるから。この子はこうやって育ってるんだ、ちゃんとホルモンがこういうふうになってるだけで、ホルモンのせいでこうなってるから、この子がしゃべってるんじゃなくて、ホルモンがしゃべっとるんや」

野々村友紀子

個人的に大爆笑だった。
私自身も思春期ではないとしても子育て世代ではある為、苦労は理解できる側面もあり、気持ちがダイレクトに分かる為だ。
この「ホルモンがしゃべる」という概念の擬人化のような方法を用いた考え方を私は個人的に「ホルモン理論」と呼んでいる。

一方で、私は精神疾患を患っていて、四六時中自分の中の生死と対峙している。
私は辛い病気を乗り越える為に、ホルモン理論を転用してみることにした。
簡単に説明すると、辛い時は「私がしにたい訳ではない、しにたい気持ちのせいだ」と捉えることにしている。
この考え方のおかげで、病気という存在を自分の気持ちと切り分けることが出来る為、私は幾度となく救われた。

生きていく上のライフハック的な考え方として、あなたも「ホルモン理論」を活用なり転用なりすることで、対象と感情などを切り分けて考え、俯瞰的に状況を捉えることで、対処方法を別角度ではかることが可能と考えています。「辛いこと」「悩んでいる」ことがある場合は、ホルモン理論を思い出して、一歩高い目線で見ることができると解決の道筋が見付かるかもしれませんね。

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