自分から逃げないということ
「あなたは本当は何がしたいのでしょうか?」
「あなたはあなたのしたいことを認識しているのでしょうか?」
「今の延長線上に思い描くあなたはいるのでしょうか?」
日本人はガマンするのが非常に得意です。
子どもの頃から集団生活を送り、個人より全体最適を優先する傾向にあります。
それはそれで正しい生き方の一つだとは思いますが、個人の興味を拡張しない結果、好きなことをガマンしたり、後ろ倒しにしたり、やらないまま人生を終える人が多い国民性があるのではないかと考えています。
でも、それでいいのでしょうか?
もしかすると、来世は南米グアテマラのオオアリクイになる可能性もゼロではないのに、今世を目一杯生きなくていいのでしょうか?
楽しいことが全てではないとは思いますが、自分が調和を崩すことが必ずしも良しとは言えないですが、あまりにも全体最適にどっぷり浸かっている人が多いのではないかと個人的には考えています。
「あなたは何が好きですか?」
と問われると、私は迷うことなく「本を読むことです!」「旅することです!」「意義ある仕事をすることです!」と答えます。そして、私はキャリアと生き方について最大限に調和を取りながら生きています。
私がえらいんだー、すごいんだーと言うつもりはさらさらありません。
どんな生き方も最大限尊重されるべきですし、どんな興味もその人個別のものです。
では、何が言いたいのかと言うと、
「自分の心が枯れるまで無理をして働いていませんか?」
「本当は叶えられるのに、夢を諦めていませんか?」
「大好きな人に大好きと伝えていますか?」
つまり、「自分から逃げていませんか?」ということです。
あなたが自分から逃げていようとあなたを糾弾する人はいません。
あなたが自分から逃げていようと世界は何も変わりません。
ですが、自分のことは自分が一番よく見ています。
自分から逃げる人生を歩んでいると追っ掛けてくるのは人ではなく、
「取り返しのつかない後悔」という哀しい現実です。
とは言っても、「社会人をしながら夢を叶えるのって大変やん!」って思う人も多くいると思います。私も日常は忙殺されている為、激しく同意します。
なら、夢の“一部”を叶える為の“最初の一歩”を踏みませんか?
大きな夢に繋がる為に工程を細切れにして最初のファーストステップを踏み出しませんか?
その一歩を一番見ているのは間違いなく「あなた」です。
自分から逃げずに生きている人は、眩しいほど目がキラキラしていて、人生を謳歌していそうで、大変さを笑顔で走り抜けています。
皆が皆、そんな夢に溢れた人生を歩むことが難しいのは百も承知ですが、少なくともこの記事に興味を示していただいたあなたは山のように記事がある中でこの記事を選んだということは、少なくともよりよく人生を生きたいという気持ちがあるのではないでしょうか。
自分の「予定調和を壊す」ことが自分の人生に新たな価値を生み出すのであれば、最初の一歩を踏み出すのは、いつでもない「今日」なのではないでしょうか。
そして、打率10割で生きている人なんて世の中にいないのだから、たとえ7割ぐらい失敗したり多少うまくいかなかったとしても、再度チャレンジすればいいのだと思います。
その挑戦の先に、あなたの経験値の閾値を超えた先に、思い描いた人生が存在するのではないでしょうか。
そんな人生を歩めると過程も含めて、人生がより楽しくなるかもしれませんね。