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遠藤征志さんのライフワーク「源氏物語54帖の響」そして『夕顔という女 増補版』黒須 重彦(著)と、円地 文子からの賞賛、他
すご~い!
遠藤征志さんのライフワークが、
朝日新聞で紹介されました。
源氏物語全54帖に8年かけ作曲
3月にコンサート
角田さん講話も
林利香
2025年2月13日
54帖(じょう)からなる源氏物語を1帖ごとに作曲した「源氏物語54帖の響」のピアノコンサートが3月1日、京都市上京区の金剛能楽堂で開かれる。
源氏物語を読んで感動したジャズピアニストが8年かけて作り上げた。
当日は、現代語訳を手がけた作家の角田光代さんによる講話もある。
「全54帖に楽曲をつける世界中どこにもない作品」に挑戦したのは、東京のジャズピアニストの遠藤征志さん(46)。
歴史に目を向けた作品を作ろうと、源氏物語を読んだ。
「千年前の物語なのに感情や心の揺れは現代人と変わらない」と感動し、登場人物の感情に焦点を当てて1帖ずつ曲を作ることにした。
2014年から8年かけ、57曲を完成させた。
1帖「桐壺(きりつぼ)」では、光源氏の母・桐壺更衣(きりつぼのこうい)の苦悩や、源氏が生まれたときの幸せな気持ちを表現した。
巻名だけが残り、内容が伝わっていない「雲隠」では、源氏の死をテーマに、母を思う源氏の気持ちと人生の喜怒哀楽を25分間の曲に込めた。
遠藤さんは18年と22年に東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で演奏し、昨年は在スペイン日本国大使館で公演した。金剛能楽堂でのコンサートは初めてという。
公演は昼と夜の2回で、計20曲を披露する。宝生流能楽師の辰巳満次郎さんによる能舞や、角田さんによる源氏物語の登場人物についての講話もある。
遠藤さんは「源氏物語をより深く知ってもらい、千年前と現代の人々の感情のつながりを味わっていただきたい」と話す。
開演は午後1時と6時。全席指定。S席1万2千円、A席1万円。問い合わせはミュージックエージェンシーリベラ(050・3452・5584)、またはメール(libera@akazai.jpメールする)。
2025年3月1日土曜日 源氏 京都公演を行います! 多数の豪華ゲストをお呼びして 遠藤征志 源氏物語54帖の響 初の京都公演です ご来場を心よりお待ちしています! 京都金剛能楽堂にて 源氏物語54帖の響 京の舞 千年の時を繋ぐ ...
Posted by 遠藤征志 seiji endo on Sunday, January 5, 2025
遠藤征志 seiji endo
1月6日
2025年3月1日土曜日 源氏 京都公演を行います! 多数の豪華ゲストをお呼びして 遠藤征志 源氏物語54帖の響 初の京都公演です ご来場を心よりお待ちしています! 京都金剛能楽堂にて 源氏物語54帖の響 京の舞 千年の時を繋ぐ ...
Posted by 遠藤征志 seiji endo on Sunday, January 5, 2025
2025年3月1日土曜日
源氏 京都公演を行います!
多数の豪華ゲストをお呼びして
遠藤征志 源氏物語54帖の響 初の京都公演です
ご来場を心よりお待ちしています!
京都金剛能楽堂にて
源氏物語54帖の響 京の舞 千年の時を繋ぐ
昼公演13時開演 「光君とまばゆい光に包まれた女たち」
夜公演18時開演 「男君と女君、彼らのすれ違う心」
昼 夜はそれぞれ別の演目で行います
作曲 ピアノ 遠藤征志
能楽師 辰巳満次郎
(宝生流 シテ方 )
語り 篠井英介
作家 角田光代
弦楽四重奏 大岩直樹(チェロ)
若旅菜穂子(第1ヴァイオリン)
河合晃太(第2ヴァイオリン)
松宮茉希(ヴィオラ)
会場 京都金剛能楽堂
京都市上京区烏丸通中立売上ル(市営地下鉄烏丸線「今出川」駅下車、6番出口より南へ徒歩5分)
チケット
全席指定
S席 12000円
A席 10000円
TEKET
https://teket.jp
ミュージックエージェンシーリベラ
Tel
050-3452-5584
お問合せ
Mail libera@akazai.jp
主催:
一般社団法人 音奏人
企画:
ミュージックエージェンシーリベラ
本公演の見どころ
「源氏物語54帖の響」
千年の時を繋ぐ新たな形で物語を蘇らせる壮大な公演。約100万字にも及ぶ源氏物語の54帖をテーマに、作曲家 / ピアニスト遠藤征志が8年の歳月をかけ創り上げた源氏物語54帖全57曲。
その一つひとつが、物語に登場する人物の感情や心の機微に焦点を当て、音楽の力で物語の本質を表現します。
本公演は、歴史と文化が息づく京都・金剛能楽堂に於いて開催。
ピアノ演奏を担う遠藤征志氏に加え、能楽師 / 辰巳満次郎氏、語り手・俳優 / 篠井英介氏、作家 / 角田光代氏、そして弦楽四重奏団の共演により、源氏物語の世界が立体的に描かれます。
角田氏の現代語訳やメッセージは、千年前の人々の想いや葛藤が現代の私たちにも通じるものであることを教えてくれます。
そして公演を通して、「源氏物語54帖の響」の持つ普遍的なメッセージを実感下さい。
昼公演「光君とまばゆい光に包まれた女たち」では、光源氏と彼を取り巻く女性たちの華やかさがテーマ。
一方、夜公演「男君と女君、彼らのすれ違う心」では、人間関係の複雑な心理やすれ違いが描かれます。
それぞれの視点から物語の魅力を楽しむことができるのも、本公演ならでは。
「源氏物語54帖の響」は、在スペイン日本国大使館主催公演で大きな成功を収め、国際的にも高い評価を得たプロジェクトです。
源氏物語の新たな魅力をぜひご体感ください。
音楽と能で奏でる源氏物語54帖 京都・金剛能楽堂で3月1日演奏会(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
Posted by 遠藤征志 seiji endo on Friday, February 21, 2025
***
それでは、ワタクシメの追っ掛けぶりを、時系列順にアーカイブス紹介してみましょう。
昨日、5月13日(日)の午後は、渋谷のセルリアン・タワー地下の能楽堂にて、遠藤征志さんの、ソロ・ピアノリサイタル「源氏物語」を全54帖、能と謡、語りによる催しの「第1弾」へ。 https://seiji-piano-endo.com/ge...
Posted by 池淵竜太郎 Ryutaro Ikebuchi on Sunday, May 13, 2018
2018年5月14日 · 東京都 渋谷区 ·
昨日、5月13日(日)の午後は、渋谷のセルリアン・タワー地下の能楽堂にて、遠藤征志さんの、ソロ・ピアノリサイタル「源氏物語」を全54帖、能と謡、語りによる催しの「第1弾」へ。
「源氏物語」を、文字から音に置き換えて、登場人物の心証風景や、物語を取り巻く情景を表現する。
これまでの遠藤さんの活動は、主に同時代の人たちの生き様や死への思いにまで心を巡らせた「横の活動」だったのに対して、これからは、歴史を踏まえた「縦の活動」も必要なのではないかと考えられたそうです。
そこで、千年を超えて語り継がれている“奇跡の物語”である、紫式部作の「源氏物語」を、文字ではなく音で表現したいと思い立ち、能と謡、語り、そして衣裳をはじめとするデザイナーとの一大コラボレーション・プロジェクトを始動されました。
これからも「源氏物語」全54帖をいくつかのパートに分けて、何年間かに亘って表現していきたいとのことでした。
会場には、遠藤征志さんの様々なリサイタルやコンサートを企画されておられる「チーム春園」の方々や、相鉄線希望ヶ丘のジャズ・レストラン「Cask」オーナーの関知一さん、澄江さんご夫妻もお見えになっていて、ご挨拶しながら遠藤征志さんへの愛を語り合えたのも、何よりの思い出になりました♪
日曜日の午後は、成城学園前の「サローネ・フォンタナ」で開催された、ジャズピアノの貴公子こと、遠藤征志さんのソロ・コンサートへ。 いつも素晴らしいライブやイベントを企画&実行される、春園麗子さん率いる「Team...
Posted by 池淵竜太郎 Ryutaro Ikebuchi on Sunday, April 14, 2019
2019年4月15日 · 東京都世田谷区 ·
日曜日の午後は、成城学園前の「サローネ・フォンタナ」で開催された、ジャズピアノの貴公子こと、遠藤征志さんのソロ・コンサートへ。
いつも素晴らしいライブやイベントを企画&実行される、春園麗子さん率いる「Team Haruzono」主催によるコンサートで、遠藤征志さんも、春園さんたち主催のライブによく出演されていたので、てっきりソロ・コンサートを既にやっておられていたと思ったら、栄えある第1回のソロ・コンサートに参加するという栄誉に浴しました。
第1部は、最初に遠藤さんがピアノに取り組んだクラシックの楽曲を含めて、オリジナル曲や、途中でブルース・ピアノの楽曲を交えながら、ハイライトは、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『悲愴』という、いつもの遠藤さんのスタイルとはかなり異なる、新鮮な取り組みを聴かせていただきました。
そして第2部は、チーム春園主催コンサートの“定番”ともいえる、オーディエンスからのリクエストコーナーを冒頭に持ってこられて、ドビュッシー「月の光」から、ユーミン「春よ来い」、ディズニー「星に願いを」(あ、私のリクエストに応えていただきました♪)「いつか王子様が」、ビートルズ「イエスタデー」、演歌「天城越え」、さらにはなんと「北斗の拳」のテーマ曲(意外にも、哀愁を湛えた結構綺麗なメロディでしたね)まで行き着いた後に、チック・コリアの難曲「スペイン」(ホアキン・ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」第二楽章に因む)で締めるあたりはさすがの展開でしたね♪
遠藤さんは、技量はもちろんのこと、観客のリクエストに真摯に向き合い、飽きさせない工夫を常に心掛けておられるのがよくわかるリクエストコーナーでした。
そして、第2部のメインは、今やライフワークとなった『源氏物語54帖の響き』より、今回は、
〈桐壺 桐壺更衣〉
〈紅葉賀 藤壺〉
とともに
〈青海波 (羅路)〉
という、平安時代から聴き伝えで伝承されてきた旋律を、雅楽の音楽士との共演をされた『わくらば』というアルバムを製作されたのを機に、遠藤さんのために譜面に起こしてもらった楽曲を織り込んでいただくという、大変貴重な体験をさせていただきました。
4月21日(日)には、この『わくらば』の楽曲を、雅楽の音楽士と共演されるとのことです。
そして、コンサートの締めは『伝えていこう』という東北復興支援プロジェクトのオリジナルソングを披露したところ、期せずしてオーディエンス全員の大合唱となり感動のクライマックスを迎えました。
アンコールには、誰もがすぐにでも歌える「この世界を、この地球を、この星を守ろう、手を取り合って…♪」という極めてシンプルかつ暖かいメッセージが込められた歌を、やはり全員で合唱して、第1回ソロ・コンサートの幕が下ろされました。
超満員の78名と、この会場のキャパを超えたのではないかと思われる大盛況で、素晴らしい心暖まるコンサートでしたので、今後もずっと継続されることを願ってやみません。
日曜日の午後は、渋谷の東急セルリアンタワー能楽堂にて、遠藤征志さんのライフワークといえる、「源氏物語五十四帖ピアノリサイタル」へ。 コロナ前に開催されたVolume1に引き続いて、今回は、Volume3を拝聴&拝見することができました。 ...
Posted by 池淵竜太郎 Ryutaro Ikebuchi on Sunday, December 11, 2022
2022年12月11日 · 東京都 渋谷区 ·
日曜日の午後は、渋谷の東急セルリアンタワー能楽堂にて、遠藤征志さんのライフワークといえる、「源氏物語五十四帖ピアノリサイタル」へ。
コロナ前に開催されたVolume1に引き続いて、今回は、Volume3を拝聴&拝見することができました。
平安時代に、紫式部が文字のみで表現した文学を、現代に、音楽と能と衣裳などのヴィジュアル的な要素を加えて、新たな解釈も加えた野心的な試みに、おおいに感銘を受けました。
元は文字のみで表現した平安時代中期の王朝恋愛遍歴物語を、昔から、平安時代末期にも新たに絵巻物として“補完”されたように、この文学作品には、そういった、人々の想像力と創造力をどうしても掻き立ててしまう何かが秘められているのでしょうね。
今回は、源氏物語の中では、あまり明確には表現されなかった、光源氏の死を、音楽と能で、いろいろな形で表現しようとチャレンジされたように感じられました。
特に、第四十一帖「幻」の次に、帖名しか記されていなくて、本文が残されていないといわれる「雲隠」が、遠藤さんのピアノと、弦楽四重奏との共演によって、音の解釈によって具象表現されたのが興味深かったですね。
原作者の紫式部は、読者の想像に任せるために敢えて文字を書き起こさなかったのか、帖名が「雲隠」すなわち、前の帖で「幻」となった光源氏が、雲の中にお隠れになると書き残したのも意味深長ですね。
何か、後世、世阿弥が『花姿相伝(花伝書)』で、「秘すれば花」と言い残した美学に通じるものがあるのかもしれませんね。
※※※
遠藤征志ピアノ・リサイタル
源氏物語54帖の響vol 3
文字の源氏を音の源氏へ
ピアノ・作曲:遠藤 征志
<ゲスト>
舞:津村 禮次郎
解説:林 望
<Special Strings>
梓澤たまき弦楽四重奏団
梓澤たまき(1st Vn)
安村陽子(2nd Vn)
三輪麻生子(Va)
Ayako(Vc)
<衣装デザイナー>
時広 真吾
渋谷セルリアンタワー能楽堂
昼・夜 二公演
昼公演 12時半開場
13時開演
夜公演 17時半開場
18時開演
料金 各10,000円
29帖 行幸 ~ 40帖 幻
vol.3 予告動画
***
「源氏物語」についてはまだまだ勉強中ですが、高校時代に古典を習った高校の先生が「夕顔」の帖について、独自の見解をもとに研究を発表され、その自説を、我々生徒に解説するとともに対話を通して自説の強化を図りながら研究書を上梓されました。
ただし、受験用の古典の授業はいっさいやらなかったので、この先生に当たった場合は浪人は必須であるぞと、よく言われたものです(笑)。
まさに、そのような人生を歩みましたが(苦笑)。
まず、「夕顔」の帖ですが、独自の説を主張された先生は、誠に残念ながら2年ほど前に亡くなられてしまいました。
『夕顔という名の女』という著書がある、黒須先生という方でした。
笠間選書
夕顔という女 増補版
黒須 重彦(著)
B6判
定価 1,700円+税
ISBN 978-4-305-50029-8 C1390
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1975年01月
書店発売日 1975年01月01日
登録日 2010年02月18日
解説
[目次]
夕顔とはいかなる花か/
四首の和歌をめぐって/
私の「夕顔」ノート/
私の「夕顔像」/
夕顔巻本文(抄)ならびに訳文
〔心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花〕
目次
序章
夕顔とはいかなる花か
第一章 四首の和歌をめぐって
A 心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花
B 寄りてこそそれかとも見めたそがれにほのぼの見つる花の夕顔
C 夕露に紐とく花は玉鉾のたよりに見えしえにこそありけれ
当時の恋愛形態について
D 光ありと見し夕顔のうは露はたそがれどきの空目なりけり
第二章 私の「夕顔」ノート
第三章 私の「夕顔像」−露のゆかり−夕顔巻本文(抄)ならびに訳文
著者プロフィール
黒須 重彦(クロス シゲヒコ)
1970年代当時、自説を学界に発表するも、権威筋からは面目が丸潰れになるのを恐れて、ほとんど注目してもらえなかったそうですが、唯一、円地文子さんだけから、そういう見解が成り立つかもという手紙を送付してもらったと、3年生の最後の授業の半ばにおっしゃられました。
私はクラスの落ちこぼれで、古典文法も全くわからず、黒須先生の古典の授業が朝イチで行われるので、いつも遅刻して、授業の半ばに出席していたのが常でした。
ところがその話は、ちょうど授業の半ばに始めたので、私も伺うことができました。
後で、クラスメイトが、黒須先生は、池淵にこの自慢話だけは聴かせたくて、池淵を待っていたようだぞと伺い、そのことだけが良い思い出になっております♪
***
さて、円地文子さんと「源氏物語」の繋がりを調べてみました。
黒須先生のお説が彼女に認められたということは、たとえ多くの権威筋から無視されたとしても、真の理解者からは、最大限の賛辞をもらったということに繋がっていたのですね♪
円地 文子(えんち ふみこ、1905年(明治38年)10月2日 - 1986年(昭和61年)11月14日)は、日本の小説家。
本名:圓地 富美(えんち ふみ)。
上田万年二女。
戯曲から小説に転じ、『ひもじい月日』で文壇に地位を確立。
江戸末期の頽廃的な耽美文芸の影響を受け、抑圧された女の業や執念を描いて古典的妖艶美に到達。
戦後の女流文壇の第一人者として高く評価された。
『源氏物語』の現代語訳でも知られる。
日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者。
(中略)
1967年夏、幼少の頃より親しんだ『源氏物語』の現代語訳に着手、文京区関口の目白台アパートに仕事場を定めた(訳業終了により1973年秋上野へ戻った)。
5年半の歳月をかけた訳業は1972年に完成。
同年9月から翌年6月にかけて新潮社より『円地文子訳源氏物語』全10巻が刊行された。
その後も『源氏物語私見』(1974年2月新潮社刊)『江戸文学問わず語り』(1978年9月講談社刊)など源氏物語や古典をテーマとしたエッセイを発表する。
代表作の『女坂』の選評を読んで、「源氏物語」に通じるものを感じました。
たぶん、目の前の実話をベースにした話でしょうね。
以前、千代田区猿楽町にある会社に勤めていたことがあり、「男坂」と「女坂」を登り降りしたことがありました。
「男坂」が急なのはわかりますが、「女坂」も負けず劣らず急で、スタミナを滅茶苦茶消費する坂だった記憶があります。
黒須先生も、授業の中で、まずは「夕顔」というのがどういう花であるのか、華々しい「朝顔」とどのように違うのかを解説してから、当時の文体の考察に入っていきました。
直観を重視しながら、これまでの権威筋や学説に囚われずに、ロジカルに追究していくアプローチだったのでしょうね。
要するに、夕顔とは、ウリ科の植物の花のことであり、食用としては干ぴょうとなります。また、同種の実が「ひょうたん」の原材料となり、風呂で使われる「へちま」のことでもありますね。
朝顔が、あくまで花が観賞用に愛でられる高貴な植物であったのに対して、夕顔は、確かに花の形は似てはいますが、夕方に咲き翌朝になると萎んでしまい、やはり華やかさに欠けていて、ひっそりと咲く仇花というイメージが強いですね。
ユウガオ(夕顔、学名:Lagenaria siceraria var. hispida)は、ウリ科ユウガオ属の植物で、蔓性一年草。
実の形によって細長くなった「ナガユウガオ」と、丸みを帯びた球状の「マルユウガオ」とに大別する。
名称
和名「ユウガオ」の由来は、夏の夕方に開いた白い花が翌日の午前中にしぼんでしまうことに由来する。
アサガオ・ヒルガオ・ヨルガオに対して命名された名であるが、アサガオ・ヒルガオ・ヨルガオはいずれもヒルガオ科の植物であり、ウリ科のユウガオとは直接の類縁関係はない。
ヨルガオがユウガオと呼ばれる事もある。
白花夕顔はウリ科ユウガオではなくヒルガオ科ヨルガオのことである。
特徴
原産地は北アフリカまたはインド、古くから日本でも栽培されていたとされるが、何時どの様に伝来したかは分かっていない。
大きな果実を実らせることが特徴。
果実は長楕円形、洋なし形、球形がある。
同じく大きな実を実らせるウリ科の植物にヒョウタンがあるが、ヒョウタンとユウガオは同一種であり、ヒョウタンがインドに伝わって栽培されるうち、苦味の少ない品種が食用のものとして分化、選別されたと考えられている。
食用にされる果実は、ウリ特有の香りがあり、トウガンに近い風味がある。
天日で乾燥させたかんぴょうは、ほのかな甘みがある。
『源氏物語』をはじめ古くから説話や民間伝承にも登場するなど口承文芸のモチーフになっているほか、民俗的にはハレの日に食し、陽気や作物の豊凶を予兆する年占作物としても認識され、作物禁忌も存在した。
季語は花は夏、果実は秋。
栽培
ユウガオの実はかんぴょう(干瓢)の原料となる。
生育は極めて旺盛でつるの長さは20mにも達する。
日本国内では、栽培は斜陽の傾向にあるものの、新潟県、栃木県、山形県、山梨県、岩手県などで栽培が行われている。
利用
ユウガオの実自体を食べる機会はあまりないが、ほとんどはかんぴょうに加工されたものが食用されている。
台木
スイカの連作障害を防止するため、スイカ接ぎ木苗の台木として利用される事がある。
食用
未熟果はかんぴょう(干瓢)に加工されるほか、トウガンと同じように調理してもよい。
かんぴょうはユウガオの実を細長い帯状に剥いて加工したもので、巻き寿司や汁物などに使われ食用にされる。
主にマルユウガオからかんぴょう(干瓢)は作る。
かんぴょうは、水の中でよくもみほぐしてやわらかくしてから調理される。
沖縄県においてはチブル(頭の意)と呼ばれ、かんぴょうにするよりも冬瓜と同じように煮物、汁物にしたり、炒め物、または生のまま胡麻和えなどにして食べるほうが一般的。
山形県および新潟県の郷土料理「クジラ汁」の具材。
実は食用のほか容器としても用いられる。
また、円地文子さんは、女流文学者として社会に認められるまでには、相当の年月と苦労を重ねられたようです。
それも、当時は、華々しい新聞記者として活躍する夫(ひょっとしたら女癖も悪い?)が評価される「男社会」での“壁”に、自分の活躍が阻まれていた。
唯一、自分を理解してくれたのは、小山内薫氏(ただし、自身の処女作上演の記念パーティーの席上で倒れて死去)と、その後は谷崎潤一郎であった。
そのような自身の境遇になぞらえて、同じ境遇で苦労していた黒須先生に対して共感の意を表明したかったのだと思います。
代表作の『女坂』は、戦時中に刊行されたとか。
あの時代に色恋沙汰の小説を出せたことに驚きです。
円地文子さんの父親は、著名な国文学者だったそうなので、紫式部とも境遇が似てますね。
紫式部(これは父親の官名であり、本名は香子説あり)の父親は、下級貴族ながら漢籍に優れ皇族に教授する仕事に就いていたそうで、父である紫式部の娘は幼い頃から漢籍にも興味を示すほどの才能があり、男子に生まれていれば出世が見込めたのにと、その才能を惜しまれたほどでした。
ところが、最初は自身のストレス解消で書いていた「紫の上の物語」が女官たちの間で大評判となり、その噂を聞き付けた、藤原道長が宮中に呼び入れ、中宮彰子の家庭教師に抜擢して「光源氏の物語」として書き溜められていって、今日のような一大王朝絵巻文学となったようです。
何が人生の成功に繋がるかは、やはりわからないものですね♪
この記事と、Wikipedia情報で"予習"...
Posted by 池淵竜太郎 Ryutaro Ikebuchi on Friday, June 3, 2022
2022年6月3日·
この記事と、Wikipedia情報で"予習"しておけば、あなたも紫式部通になれること間違いなし。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0DSXJBXUuTu5EBCDEDwNXSuCRgXxE7DtLjyn88fhvfXujMNEZhrWioH6qEGzShMCjl&id=100000591726100
※※※
大河初の紫式部 歴史が苦手な層にも受け入れられる「戦」のない異色作品
【番記者裏話】
スクープや芸能界の最新情報を求めて現場を駆け回る芸能記者が、取材を通じて感じた思いをつづります。
2022.05.27 11:00
遠藤尚子
24年NHK大河ドラマが、吉高由里子(33)主演の「光る君へ」に決まった。
大河としては初めてとなる紫式部を主人公に据え、平安貴族社会を描くという。
柴咲コウが主演した17年「おんな城主 直虎」以来の女性主人公となる。
制作統括の内田ゆき氏によると、題材の選定にあたっては「女性であること」が大きなポイントだったという。
平安時代に才能と努力で「源氏物語」を生み出した、自立した女性像にひかれたといい「大河に取り上げるのであれば、生活も生業も主導をとっていた女性を描きたいという思いがあった。考えついたのが紫式部でした」と振り返る。
生没年不詳の謎多き女性だが、同時に物語構築の“余白”にやりがいも感じている様子で「(脚本の)大石静さんの発想の翼、自由な発想を思いっきり使っていただければ、十分に(ストーリーが)もつと思っています」と不安を一蹴。
「年表を追うようなドラマで考えるとやや難しいと思うけれど、今を一生懸命生きる人が心を寄せて見られるようなドラマにできれば。決して“ネタバレ”みたいなことにはならないと自信を持っております」と、先の読めない展開に期待を持たせた。
本日は、京阪電車に乗って、 京都から大阪の梅田に来ております。 https://www.facebook.com/share/p/86GmsEWYnYwcair4/ 京阪電車のプレミアムカー車内で、無料で入手できる、源氏物語に関するパンフレットが、なかなか読ませましたね♥👏♫
Posted by 池淵竜太郎 Ryutaro Ikebuchi on Saturday, July 27, 2024
2024年7月27日 · 大阪府 守口市·
本日は、京阪電車に乗って、京都から大阪の梅田に来ております。
https://www.facebook.com/share/p/86GmsEWYnYwcair4/
京阪電車のプレミアムカー車内で、無料で入手できる、源氏物語に関するパンフレットが、なかなか読ませましたね♥👏♫
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【番外編】
現在も連載継続中。
そろそろ続編が開始されているはずです。
うん、これは勉強せねば^^; 新たな世界観 『源氏物語』を、 平安時代宮中での 同人活動と捉えると 合点が行く という考え方 https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/page/topics/wmc_...
Posted by 池淵竜太郎 Ryutaro Ikebuchi on Monday, October 21, 2024