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140字小説【なぜ約束されていると思った?】

「なぁ天ノ川、今度の修学旅行の班決めだけどさ、俺が織姫さんと一緒になれるよう協力してくれない?」
「天ノ川くんって彦星くんと仲良いよね? もしよければ、私のことどう思ってるか聞いてきてくれないかな?」

 コイツら、何かと僕を利用しやがって……年に一度しか会えない呪いをかけてやろうか?