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140字小説【しんしんと】
家族で焼肉を堪能した、その帰り道。
「何が一番美味しかった?」と私が聞いたら「シンシン!(肉の部位)」と、満面の笑みで答えた五歳の息子。すると……
「あっ、雪〜っ!」
「本当だ。しんしんと降ってきたね」
私がそう言うと息子は、しばし口をポカンと開けて空を見上げていた。食いしん坊だね。
家族で焼肉を堪能した、その帰り道。
「何が一番美味しかった?」と私が聞いたら「シンシン!(肉の部位)」と、満面の笑みで答えた五歳の息子。すると……
「あっ、雪〜っ!」
「本当だ。しんしんと降ってきたね」
私がそう言うと息子は、しばし口をポカンと開けて空を見上げていた。食いしん坊だね。