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140字小説【待ったなしの猫舌】

「何でカップ麺に氷入れてんの?」
「熱いからに決まってんじゃん」
「でも出来たて熱々の方が美味しくない?」
「いや、熱すぎて逆に味が分かんないから!」
「だったら冷めるまで待ったらいいじゃん。お湯入れて三分待てたんだからさ」
「三分も待ったんだからもういいだろ! これ以上何の拷問だよ!?」