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140字小説【欲しかったのは快眠であって】

「パーカーを寝間着にすると、フードがアイマスク代わりになってちょうどいいや。あとはちゃんとマスクもして……よし、完璧。ZZZ……」

 そして翌朝……

「……違うんです、別に人様のお宅に忍び込んだとかじゃなくて……っていうか、そもそも僕がこの家の住人なんで。だから決して不審者では――」