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140字小説【笑って年を越すために】

「明日で二学期も終わりだね〜! 冬休みはどう過ごすの?」
「その前に、私には年内最後の任務が残っている……」
「任務? 大掃除とか?」
「学期末試験の結果がこれでは、いくら赤点を免れたとはいえ、親に怒られるのは必至……何とか隠し通さねば、年は越せない!」
「悔いが残ることは考えないの?」