見出し画像

140字小説【Mr.リチギマン】

「ゴメン遅れて! お詫びに今日の飯は俺が奢るわ!」
「いいよ別に、遅れたくらいでそんな……」
「それでもさすがに30分は待たせ過ぎたから、埋め合わせはさせてほしい」
「でも……」
「いやもう本当に! じゃないと俺の気が済まないから!」
「(そこまで律儀なら、そもそも遅刻しなきゃよくね?)」