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140字小説【かたやぶりな技】

「ウソだろ!? 今のが俺の放てる最後にして最大の奥義だったのに……!!」
「残念だったなぁ! その程度で我は死なんっ!!」

 と言いつつ、正直今のは危なかった。とっさに腕をクロスさせ、何とか上半身を守れはしたが……
 しかしなんて技だ!? 我が自慢の戦闘服の肩だけ破られるとはっ……!!