140字小説【意味を知らずして】
「あっ、何か食べてる。一口ちょうだい」
「はいよ」
「センキュー……うん、美味しいっ!」
「でしょ? 同じお菓子でも、人に貰うとなぜかより美味しく感じたりするよね」
「わかる! チョコレートとか、キャラメルとかね!」
「……その例え、おじいちゃんおばあちゃんの前ではNGね」
「えっ、何で?」
「あっ、何か食べてる。一口ちょうだい」
「はいよ」
「センキュー……うん、美味しいっ!」
「でしょ? 同じお菓子でも、人に貰うとなぜかより美味しく感じたりするよね」
「わかる! チョコレートとか、キャラメルとかね!」
「……その例え、おじいちゃんおばあちゃんの前ではNGね」
「えっ、何で?」