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『九十九神示』全文掲載 【金の巻】②

2024年5月出版『九十九神示つくもしんじ』の全文を各章ごとに掲載しています。


今回は、「かねの巻」後編を掲載します。





金ばかりではないぞ。
金持つと金の地獄に、理屈持つと理屈の地獄に、神に囚われると神の地獄に落ちて苦しむと申して来たこと、ご理解くだされよ。
地獄などないのぞ。執着の話、そなたらの心の話であるぞ。
何もかも身軽みがるにせねば、このほうそなたにかかること出来んのぞ。
神人かみびとになるとは、古き悪の世への執着を捨てるということぞ。
恐れ、こだわり、思い込みを捨て、身魂みたまを軽くすることぞ。
大峠おおとうげ迎えて七転八倒しちてんばっとうとならぬよう、今のうちに手枷てかせ足枷あしかせ外しなされよ。
金さえ溜め込んでおれば安心じゃと思っておろうが、いざとなれば一銭いっせんも役に立たんことになるぞ。


幼い子らに金の仕組み学ばせること、善の仮面で投資じゃ貸付かしつけじゃと入れ知恵する仕組み、皆々悪の所業しょぎょうであるぞ。
金と仲良うすること大事じゃが、博打ばくち教えてはならんのう。
美辞麗句びじれいくで取りつくろっておるが、投資、貸付かしつけ、どれも博打ばくちの仕組みであるぞ。
この世の金の仕組み、そもそもがそうであろうに。


皆々豊かになる金配れば、それで世は安泰あんたいじゃのう。
赤子あかごでもわかる道理じゃ。
いつまで経ってもそうならんのは何故なにゆえかのう。
人民、上の者らに搾取さくしゅされるばかりで、微々びびたる金奪い合う仕組みになっておろうが。
その仕組みの中で大き金持てば、身魂みたま磨けておらん人民、おかしくなることわかるであろうに。
はじめは小さき金でも、儲かればもっともっととなるであろうがな。
知らぬ間に鼻高はなたかとなり、見下みさげ、何でも思うままじゃとまことを忘れ、まんまと悪魔のれ物になりてござろうが。
足るを知るには、身魂みたま磨きせねばならんのぞ。
身魂みたま磨けば、金の仕組みも金の正体もよくよくわかって参るのぞ。
そもそも金などなかったのであるぞ。


宇宙の法則じゃと申して、金儲け教えておるやから、望み何でも叶うと申すやから、ただ人生を楽しめば良いと耳障みみざわりの良いことばかり申しておるやから、危ういのう。
宇宙の名を語り、神や霊人の名を語りながら、まことの生き方教えず、身魂みたま磨き教えず、手練手管てれんてくだで人儲け致し、人民たぶらかす因果いんが、それぞれにきっちりと受けねばなりませぬぞ。


宇宙の知識、動向、二の次で良いのじゃぞ。
宗教伝来、文明開化の時代と同じように、目新めあたらしいものに浮かれるばかりでは、今度も星の人々に取り込まれ、まこと見失うことになりますぞ。
身魂みたま磨き一等いっとうじゃと大神おおがみがくどう申しておること、しかとご理解くだされよ。


良いか。清貧せいひんの心ならんが、お人によっては金持たん方が良い者もあるのじゃぞ。
金の縁も人の縁も、皆々それぞれの因縁いんねん因果いんがの中で、神々様、守護霊様が良きように取り計らっておいでじゃ。
皆々その因果いんがなきものとし、狂わせ、好き放題に金追いかけ回しておること、そろそろお気付きくだされよ。
守護霊様方、楽にさせてあげなされ。
そなたが金追いかけんようになれば、御魂みたまの目的に沿ったより良き導きが出来るのであるぞ。
そなたに必要な金は、いつでも神が用意しておる。
そなたが人間の頭で考え、身欲みよくで動き、小手先こてさきばかりでいじくり回すから苦しきことになるのぞ。


今一度申すぞ。金の世は終わりじゃ。
悪の金の世から、うしとら金神こんじん立てる金成きんなる世、神の御宝みたからる世となるぞ。
そなたらが手離てはなさなければ、終わるものも終わらんぞ。
金が悪ではないなれど、そなたらの目をまことから背ける何よりの目眩めくらましであること、おわかりくだされよ。
金のこと、金にまつわる日常事にちじょうごとに心振り回される生き方、終わりにしてくだされよ。
時節じせつ来ておるぞ。神の最後の最後の忠告であるぞ。



『九十九神示』は以下ページにて販売中です。
(*書籍版はnote 掲載版より細かにルビを振っており、紙サイズ、文字サイズ共に大きく読みやすくなっています)
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