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3Sは悪の神宝。悪の仕組みに気づいてくれよ。それが目的となり、生活の基盤となり、曇り果てたまま生きることが悪じゃと申しておる。

*本記事は『よひとやむみな』(2021年・ナチュラルスピリット社)本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビや注釈を施していることをご了承ください。


雨の巻「三エス、3エス」より


三エスの神宝しんぽうと3エス(S)の神宝しんぽうとある。
三エスの神宝しんぽうの「エス」は光の言語。波動じゃ。
「光が射す」という意味じゃ。


神の神宝しんぽう、三エスは玉、鏡、剣。
玉とは、御魂みたまぞ。鏡とは、心の鏡ぞ。
人間が見ておる外界がいかいは、おのれの鏡に映し出されておる世界。
身魂みたまの曇り方で、見える世が違うのじゃと申したであろう。
みなが同じ世を見ておるのではない。
自分の世界が暗く生きにくいと思っておるなら、
自身の鏡が曇っておる。
自分のいるところに愛を見出しておるなら、
曇りは晴れてきておる。
そして、要らぬものは、剣で断ち切るのじゃ。


三エスは、人間が神と和するために必要な宝であるぞ。
方向を見失わぬように、神が肉体に与えたのじゃ。
思い出せ。


3エスは悪の神宝しんぽう
今の人間は、スクリーンにくぎ付けぞ。
真実から目を背けさせる悪の宝ぞ。
誘惑され、あやつられ、
さまざまなスクリーンに心を奪われておるではないか。


悪の仕組しくみは、スポーツにも仕掛けてある。
何のために競っておるのじゃ。
身魂みたまを磨くことから大きくそれた者が多いぞ。
それで金もうけをしようとする者も数知れず。
見る者はスクリーンに張り付けぞ。


悪の仕組しくみは、セックスにも現われておる。
異性をあやつる上っ面の磨き方や、飾り方で振り回されておる。
3エスで魂を抜かれた人間がなんと多いことか。
3エスで人生を狂わしておる人間、哀れなものよ。


悪の仕組しくみに気づいてくれよ。
悪の神宝しんぽうに惑わされないでくれよ。
一つひとつは、悪いものではないなれど、
それが目的となり、生活の基盤となり.
小さき楽しみの元に留まり、
曇り果てたまま生きることが、悪じゃと申しておる。


悪の仕組しくみは、支配の仕組しくみ。
それは天使の顔をしてやってくるぞ。
喜びをえさにしてやってくるぞ。
毒と薬、裏腹うらはら
善きものに見えても。過ぎれば毒。
毒されておる。中毒ぞ、やまいぞ。


今の人間は、一方の3エスしか分からん。
悪神の仕組しくみを良いことのように思うておるから、
すぐに悪にあやつられる。
あやつられておることも分からんと、
よいことのように騒ぐではない。


この度は、毒と薬、薬と毒でつき混ぜて、こね混ぜて、
あっばれこの世の宝と致す仕組しくみだぞ。
分かったか。


この道は、中を行く道。
良いも悪いも勝手に判断せず、中行く道じゃ。
中を行かれんのは、があるからじゃ。
では中におられん。
は中に存在できん。
すぐにどちらかに揺れ動く。
力の出し方が狂っておるのじゃ。


力は余ってならず、足らんでならず。
中を行け。
そして、しっかりと手握って、
じっと待っていてくだされよ。


いくらまことじゃと申しても、教えるばかりでは何もならんぞ。
みながまことぎょう出来んと、この道開けんぞ。
理屈ばかりで教えるでなはいぞ。
いくら理屈が立派であっても、ぎょうが出来ねば悪であるぞ。
この世のことは人間の心次第。



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