必要のないものを手放す者ほど軽くなってくる。神に近づくぞ。神人となるぞ。
*本記事は『よひとやむみな』(2021年・ナチュラルスピリット社)本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビや注釈を施していることをご了承ください。
雨の巻「蛾」より
都会へ都会へと、
人間の作った火に集まる蛾のような心になっておる人間多いぞ。
何も分からず、火があるところに集まり、
別の火が点くとまた集まる。
それで御用をしているつもりか。
そのような者に今度の御用は出来ん。
表面を飾ってばかりで、誠のない教えの所へ集まるなれど、
誠の道を伝える所へは、なかなか集まっておらん。
人の評価や飾り方で、誠が見えておらんようじゃ。
見て御座れよ、
いくら人が少なくても、見事なこと致して御目にかけるぞ。
縁ある者は神が引き寄せる。
人間心で心配してくれるな。
めまいのする者も出てくるぞ。
気絶する者もたくさん出て来るぞ。
今のどさくさに紛れて、
悪魔はまだ、えらい仕組みを致して上にあがるなれど、
上に上がりきらん内にグレンじゃ。
せめて三日天下が取れたら見ものじゃ。
こうなることは、世の元から分かっておるから、
無茶なことは許さんぞ。
必要のないものを手放す者ほど軽くなってくる。
上へ上へと波動があがって来る。
神に近づくぞ。
神人となるぞ。
仕組み通りなっているのだから、心配するではない。
今度、神の帳面から除かれたら、
人間として役に立たんということじゃ。
そのように神が決めたら、
永遠に世に出ることが出来んようになる。
目先の慾に惑わされて、折角のお恵みを逃すではないぞ。
人の苦しみを見て「それ見たことか」と思うような守護神に使われていると、
気の毒が出来るぞ、病になるぞ。
世を立て替えて、
人間を進化の方向へと向ける世と致すのじゃ。
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