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『九十九神示』全文掲載 【序】②

2024年5月出版『九十九神示つくもしんじ』の全文を各章ごとに掲載しています。


今回は、「序」中編を掲載します。





さてもミロクの世へと移るには、大きとうげを越さねばならん。
宇宙の季節の巡りは、陽極まりて陰となり、陰極まりて陽となるお仕組みであるぞ。
春の前は一番寒く、夜明け前は一番暗いと申すであろう。
まこと天照あまてらす微笑ほほえみなさる光の神代かみよへと移るには、この世の陰極まらねばならんのであるぞ。


悪神あくがみの標的は神の国ぞ。
元なる神の国千切せんぎりに致し、神力しんりょくとことんまで押さえ付け、天下取ることが悪の本懐ほんかいであったのぞ。
されど、それもこれも大神おおがみてのひらの上じゃ。
九分九厘くぶくりんまで悪の好き放題にさして、最後の一厘いちりんまことの神の力出してすべてをひっくり返し、万劫まんごう続く神代かみよと致すのがこの宇宙の元からのお仕組みでありましたのぞ。


人民、ここへ来て予知じゃ予言じゃと騒いでおるが、この方二百年伝え参ったこと、いよいよの息吹いぶきとなりて吹かしておることわかるであろうに。
神ばかりが致すことではないぞ。
悪の大計画と神の大計画がぶつかり合い、互いに働き合うて悪の世を終わらすのであるぞ。
悪を使って悪を終わらすのであるぞ。
破壊なくして再生ないぞ。終わりなくして始まりないぞ。
立替え、立直しと申すはそのことぞ。


立替えは火と水じゃと申してあるぞ。
火と水、縦横たてよこ真十字まじゅうじに組み組み結びて岩戸を開くのぞ。
世界中でもう始まっておろう。
の年真中まなかにして前後十年が正念場と申してあるぞ。
一二三ひふみが神界、現世うつしよ三四五みよいづ(御代出づ)から五六七みろくとも申したぞ。
令和五六七年がミロクの世への入口であり、六は御代みよはじめの甲辰きのえたつとして、龍神総出そうでとなりて竜巻たつまき吹き荒ぶ年となるぞ。
七が九分九厘くぶくりん、いよいよの大峠おおとうげとなり、三年苦難みとせくなんの立直しとなるから、皆々肝に銘じてくだされよ。時が来たから申すのぞ。
五六七コロナウイルスなるはそのお示しであったのぞ。ミロク間近ということぞ。
ここに至るまで、何もかもかたとして示して参ったぞ。


予知予言など当たらぬと高括たかくくっておる人民、何故なにゆえここまで無事に生きて来られたか、まだおわかりにならんか。
過去の世のごとく一切を泥海どろうみにせねば始末に負えんところを、可愛い人民愛する天地てんちの神々様のお情けによりて、そなたらがおのれの力で目覚ますまで先延ばし先延ばしに致してくださったからであるぞ。
人民の平穏なる生活おびやかす悪の計画、悪の所業を、神々様、霊人方、地上の神民しんみんらのお働きによりて幾度も幾度も祓い、小難しょうなんにして参ったからであるぞ。


時節極みて、三千世界の大晦日おおみそか相成あいなった。
今度ばかりは心致してくだされよ。
おどしでないぞ。恐れてはならんぞ。
事の芯を捉え、今何をすべきかをよくよく悟ってくだされということじゃ。
地の神々様のご活動、人民の改心次第じゃと申して来た。
神の罰ではないのぞ。怒りでもないぞ。
地のけがれ残っておれば、残っておるだけの浄化が必要であろう。
それゆえ今日までくどう申して来たのであるが、人民の身魂みたままだまだ掃除されておらんから、それ相応の洗濯を神々様にお頼みせねばならんのであるぞ。
ここからの正念場、一日一生いちじついっしょうのごとく歩んでくだされよ。
他人のことやそとの事象は良いから、おのれ身魂みたまひたと向き合い、みそはらい致してくだされよ。
過去の悪しき癖、悪しき因果の一切を洗い流し、水晶のごとき身魂みたまとなりて生まれ変わりてくだされよ。


宗教持つ者、世界の人民のほとんどであるなれど、神様、仏様、教祖様がどうにかしてくださるから悪いことにはならんと、懐手ふところでしておる者大勢じゃ。
教祖様の御光みひかり胡座あぐらかき、の者の言葉聞かず、時節のまこと学ばねば、手前の神と神とでいくさしておる者らと何も変わらんのであるぞ。
時節見てくだされよ。時の神様拝んでくだされと申して来たぞ。
宗教の御役目おやくめと、各々おのおの御魂みたま御役目おやくめとあるぞ。
各々おのおの御魂みたま御役目おやくめ、ここからいよいよ試されるぞ。
みそぎであるぞ。覚醒であるぞ。


同じ神二つあると申して来たであろう。
まことから生じた教えも、悪の神々によってめちゃくちゃにされて来たのがこの地の歴史であるのぞ。
まことの神の御座みくらに、星の悪神あくがみが居座り、好き放題致して来たのであるぞ。
人民の心縛る最も大きもの、金と宗教じゃ。
ここからの改心、宗教持たぬ者、思い込みない分早いぞ。
物持たぬ者、持つ者より強くなると申して来たこと、金や物だけではないのぞ。
過去の信心、知識、観念、いよいよ足枷あしかせとなる時来たぞ。
宗教や教祖様に身も心もすがっておる者、ここから先独り立ち出来んことになるから、これから世界中で起こることであるから、よくよく気付けておくぞ。
この神に関わりある宗教の、皆々にも申しておることぞ。
おのれらの信心に胡座あぐらかいておる者、磯際いそぎわ船破ふねやぶることとなるゆえ心しなされよ。


このほう天照あまてらす様の荒魂あらみたまとも申され、これまで人民にとりては厳しい物言いも多く、人民も触れらとうない痛いところばかりつつかれるゆえ、ふみ読むことすら出来ぬ者もおったであろう。
神示しんじ身魂みたまの曇り映す鏡ともなるゆえ、読みて腹立てるも、苦しくなるも、すべてはおのれの内に残っておる影ゆえなのじゃが、こうして最期の時節参りて、神も待たれんところとなるから、それでも神々様は一人でも多くの人民楽にさせたいから、ここではさらに事分ことわけ、母の心で申さすゆえ、これまで聞く耳持たず来た者たちも、どうか一切の捨て、裸一貫はだかいっかんとなりて魂でお聞きくだされよ。
どれもこれも深き親心おやごころ
深刻な顔なさらず、母もしつこいのうと笑ってお聞きくだされ。
親の心子知らずのまま、ゆめゆめ生命いのち終えてくださるなよ。


皆々の御魂みたまにとりて、長き悲願であったいよいよの時じゃ。
そなたらが初めて母の子宮を出て、独り立ちする日が来たのであるぞ。
独り立ちとは、人が神となることぞ。神にかえることぞ。
長き黄泉よみの世を抜け、御魂みたま黄泉還よみがえることであるぞ。
そなたらの今生こんじょうは、人が神として生まれいづる産道の道であったのぞ。
ここまでそなたの生命いのち生かしくださった天地てんちの神々様、お産みくださり、お育てくださった御親みおや様、そなたを大事に大事にお見守りくださった御先祖様、産土うぶすな様、御家おいえ様、そしてそなたらを親身に導いて来られた教祖様、守護霊、指導霊様方、この世のあらゆる学びをくださった一切衆生いっさいしゅじょうに改めて深き感謝捧げてくだされよ。


この星に地上天国つくらんとした神の計画、失敗したのではないのであるぞ。
頓挫とんざさせ、辛酸しんさん舐めさせ、練り直し練り直し、深き闇夜くぐらせることで、すことの尊さ学ばせ、宇宙雛型ひながたであったこの星の親神おやがみとして、立派に天国構える性根しょうこん養うお仕組みだったのじゃ。
そうは申せど、人民あまりに身魂みたま曇らせたままであるから、少しでも立替えの気の毒が大きならんよう、こうして瀬戸際となるまでくどうふみ書かせておるのぞ。


今日に至る二百年、多くの神人かみびと使いて神示しんじ書かせて参ったが、晴れて神代かみよ方舟はこぶね出港の時となった。
ここから先は神も待たれん疾風怒濤しっぷうどとう大船出おおふなでとなるぞ。
この期に及んでしち難しいこと、細かいことは申されんから、代わりに神の道の肝腎要かんじんかなめとなるひふみのはしら幼子おさなごでもわかるようおさらい申さすから、一言うて十わかる言挙ことあげせぬ神の民として、どうか御魂みたま底力そこぢから見せてくだされよ。



『九十九神示』は以下ページにて販売中です。
(*書籍版はnote 掲載版より細かにルビを振っており、紙サイズ、文字サイズ共に大きく読みやすくなっています)
https://nayutabooks.base.shop/items/85482695

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