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『九十九神示』全文掲載 【峠の巻】①

2024年5月出版『九十九神示つくもしんじ』の全文を各章ごとに掲載しています。


今回は、「とうげの巻」①を掲載します。




◎峠の巻


正念場しょうねんば、神と迎える「とうげの巻」であるぞ。


ここからやって来る大峠おおとうげ心構こころがまえと共に、ここまでのふみのおさらいと致すぞ。


今日まで大峠おおとうげ大峠おおとうげと申して来たが、人民の掃除洗濯なかなか進まず、されど神々様、人民可愛かわいさに一日一日立替え延ばし、諸々もろもろ事象じしょう、天災を使って改心あおいで来たのであるぞ。
大神おおがみも時の神には逆らえん。
いよいよ神待たれん時節じせつ迎えての今今いまいまであるから、皆々覚悟致してくだされよ。


江戸、明治、大正、昭和と、都度つどそれぞれの御役おやく神業しんぎょう使いて岩戸開き参りて、平成十二年(二〇〇〇年)たつの年がミロクの世の御代みよはじめであったのぞ。
の神が一切いっさい泥海どろうみにして立替え致せば簡単なことなれど、それでは元の大神おおがみ様のお仕組みに申し訳が立たぬから、神々様は一人でも多くの人民助けたいと、まだじゃまだじゃ、気付け気付けと辛抱しんぼう強くお待ちになられ、平成二十四年(二〇一二年)となり、令和六年(二〇二四年)と相成あいなったのであるぞ。


ノストラダムスもマヤのこよみも、皆々まことのことであったのぞ。
じゃと申して、神は恐怖の予言など致さんぞ。
人民の恐怖あおって不安に致し、良いようにあやつるのが悪の仕組みであるぞ。
このに悪渡り来たいにしえの昔から、何もかも悪の計画と神の計画の力比ちからくらべであったのじゃ。
されど、時に神は悪の計画も使いて、人民のための学び、みそぎとも致して来たのであるぞ。
今度ばかりは悪の大計画使いて、元なる神が天地てんちひっくり返して闇の世を終わらすのであるから、そなたたちの不安恐怖も根こそぎひっくり返して、早ううれしたのしとなりてくだされよ。


追い詰められた悪神あくがみたちも、ここから最後の最後の大暴れとなるから、皆々ふんどし締め直してくだされよ。
悪神あくがみの標的は日の本、神の国であるぞ。
地球は宇宙の雛型ひながたであり、日の本は世界の雛型ひながたにして、宇宙万物生みし祖神おやがみ直系の神々住まう正神界せいしんかい雛型ひながたと申して来た。
すなわち日の本および世界に散りて在るやまとの民は、宇宙星々の民の御親みおやにして、おう御魂みたまたちであるのぞ。
中でも日の本の民はおうの中のおう、長老の中の長老であるから、神の国を千切せんぎりに致し、とことんまでちから無くして勝ち取ることがいにしえからの悪の本願ほんがんでありたのじゃ。
元なる神のちから、元なる神の国の土地のちから奪いて我が物と致せば、世界掌握しょうあくすることなお容易たやすいからぞ。


今の世を見れば、いよいよそうなっておろうがな。
神の国の何もかもが外国に売り払われておろう。
日の本の人民、九分九厘くぶくりんまで骨抜ほねぬきにされ、日干ひぼしにされ、外国の申すことばかり礼賛らいさん致し、もうだめじゃというところまで落ちぶれておろうがな。
八百万やおよろずの神々さかえまします神の国の民が、神もほとけも忘れほうけて身欲みよくふけり、すべての隣人を家族とし、友として来た大和たいわの民が、どこもかしこも分断ぶんだんされし核家族となりて、隣人はおろか、親子も夫婦も兄弟も日毎ひごと夜毎よごとののしり合っておろうがな。


さりとて、散らぬまことの花一輪いちりん
悪の御役おやく九分くぶ九分くぶ九厘くりんここまで好き放題に致さして、最後の最後で何もかもひっくり返すのが神一厘かみいちりんのお仕組みでありますぞ。
どれもこれも、そなたら元つ神々の最後のみそぎであるから、頭低うして心して受け止めなされよ。


神の国、おう御魂みたまと申せば、差別じゃ選民せんみんじゃと申す者もおるが、親と子を差別と申すことこそおかしきことぞ。悪の入れ知恵によって差別と区別もわからんようになりておるのがそなたらの因縁いんねんであるのじゃ。それがあやま知・・・・ぞ。
日の本は神の国じゃと申して差別、選民せんみん致しておる者もあやま知・・・・なれば、親子の秩序を差別じゃ選民せんみんじゃと申しておこり出す者もまた、取り違えのあやま知・・・・となりておること、ご理解くだされよ。
草木くさきまでもが喜び踊る元なる秩序、まことの役割、お見せ致す時が来たのであるから、まこと親神おやがみまつろう者のみ付いて参られよ。


人のいくさや天災ばかりで岩戸を開くと思えば大間違いじゃと申して来た。
開いた口がふさがらんと申して来たであろうに。
ここから一日一日激しくなり、何もかも一度に出て来るぞ。
岩の神、風の神、雨の神、地震の神、あれの神、皆々揃うてのご活動じゃ。
海が陸になり、陸が海になると申して来たぞ。
お土のじくが動き、地図が変わるぞ。
五大州ごだいしゅう七大州ななだいしゅう八大州はちだいしゅうになると申して来たであろう。
いにしえが眠りから覚めるぞ。
日の本はせ、南の陸が新たな神の民のになると申してあるぞ。
磐長姫いわながひめ様拝んでくだされよ。
あれの神様動き出せば目も当てられんことになるから、心大きく持ち、何があっても動じぬよう、今のうちに身魂みたま磨いておいてくだされよ。
素直に神の言うこと聞いてくだされと再三さいさん申して来たこと、その時になってわかっても遅いのじゃから、何よりかにより身魂みたま磨き一等いっとうであるのぞ。


身魂みたま磨けば、何も恐くなくなるのじゃ。
神の言葉聞かず、いつまでもわれわれがと生きておる人民、今は涼しい顔しておるが、いよいよの時となれば恐ろしさですくみ上がり、立っていられなくなりますぞ。
それも皆、身魂みたま相応の因果いんがなれど、神は一人でも楽にさせたいから、えんある者は皆々このほうにしがみ付いていなされよ。
このほうの胸にいだかれ、神と共にとうげを越えるのぞ。
このほうと共になければ、どこへ行っても逃げるところはないのじゃぞ。
最後の仕上げの大掃除となれば、人民は皆仮死かし状態となり、神人かみびととなった身魂みたまだけを天の船がすくい上げて、半霊半物質はんれいはんぶっしつの神の身体からだにしてお戻し致すぞ。


恐れるなよ。あわてるなよ。
恐れが恐れ生むと申しておろう。
地震ますます大きくしますぞ。人民の心の波動、共振きょうしんするのぞ。
恐れは肉体のみの生死に囚われるから生まれるのじゃ。
われのことばかり、われの家族のことばかり考え生きて来た我良われよしの心から生まれるのぞ。
金がなければ不安と申すのも、備蓄びちくじゃ防災じゃ、どこへ逃げれば助かると申すのも、肉体のみの生死に囚われておるから生まれる恐れぞ。
世界の大きやまい治すと申しておろうに。
そなたはそのために生まれておると申しておろうがな。
大きわれ持ちなされよ。
大きわれとなりて、大き神と一つになれよ。
大宇宙かま金龍きんりゅう様にいだかれ、舞いながらうれしうれしでとうげ越すのぞ。


身魂みたま磨けた者は、が変わるゆえ物質界の影響受けんのぞ。
地震来ようが津波来ようがびくともせんぞ。
ミサイル降ろうが原爆降ろうがものともせんぞ。
鉄砲玉てっぽうだまでも流行はややまいでも何でもござれじゃ。
阿鼻叫喚あびきょうかんの世となるほどに、そら来たかと腰据こしすえて、心いさんで御用ごよう出来る者がまことのやまとの民であるぞ。神人かみびとであるぞ。



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