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『九十九神示』全文掲載 【世の巻】②

2024年5月出版『九十九神示つくもしんじ』の全文を各章ごとに掲載しています。


今回は、「世の巻」中編を掲載します。





闇の世と聞いて頷く者は、心の目を開け、真実が見えておる者じゃ。
闇の世と聞いて首を傾げる者は、まだまだ闇の中で目を閉じたままの者じゃ。
おのれ身欲みよくばかりに生き、世の中のけがれや人々の苦しみに目を向けようとせぬから、ここが闇夜やみよであることにも気付いておらん。
何故なにゆえ気付かぬか、わかりやすう申すぞ。


「善の仮面被った悪の世」と申した。
ミツグの御魂みたまらは、今も昔も表向おもてむきには善の仮面を被っておるのぞ。
戦争や悪しき政治の世界ばかりにおるのではない。
衣・食・住・医・政・教・金と申して来たであろう。
服飾ふくしょく界、飲食界、建設界、医療界、政界、宗教・教育界、経済界、すべての分野に人民の目にはわからぬように悪の霊人、悪の御霊みたまが入り込み、地の者ら好き放題に操ってはそなたらの心身の健康を奪い、思考の自由を奪い、まことに向かう道と気力を奪って来たのであるぞ。
そんな馬鹿なと多くの人民は申すなれど、そんなはずはないと深く思い込ませることが、善の仮面のたくみなる所業しょぎょうであるのぞ。


元を申せば、ミツグの悪神あくがみがそなたらの星に渡り来て以来、何十万年もの長きに亘って地球を我が物に致し、れいの世界、地の世界双方そうほうから人民を支配して来たのであるぞ。
それからと申すもの、ありとあらゆる星々のぞくがそなたらの社会に干渉し、銘々めいめい好き勝手致しては、兄弟喧嘩、派閥はばつ争いを繰り返して参ったのじゃ。
ほとんどの人民には信じ難き夢物語ゆめものがたりのような話でござろうが、はるか昔から知っておる者は知っておるのじゃぞ。
今の人民とて、この世界が依然いぜん強者から支配され、好き放題にされておること、気付いて来ておるであろうに。
金も戦争も政治もやまいも、何もかも動かされておること、茶番ちゃばんであること、わかって来ておるであろう。


このに及んで陰謀論じゃと申す者、まんまと善の仮面に取り込まれておいでぞ。
どれほど小さき団居まどいでも、人民三人寄れば仲間割れ致し、悪巧わるだくみして来たのがそなたらの歴史であろうに。
三人でも悪巧わるだくみ致すに、強き国々が何もたくらまんと申す方が考え無しというものぞ。
侵略侵略で作り上げられて来た世は、今も続いておるのじゃぞ。
当然と言えば当然じゃのう。
そこにはこの世のみならず、元の元の宇宙の因果いんががあるのじゃぞ。


そなたらの街、どこもかしこもますます同じくなっておろうに。
同じもの持たされ、同じ暮らしさせられ、同じ考え、同じ常識に縛り付けられ、喧々諤々けんけんがくがく非難し合っておろうに。
自由な社会じゃ理想の社会じゃと申して、たくみに不自由と苦しみ生み出すのが悪のやり方ぞ。
多様性じゃ寛容性じゃと申しながら、その名のもとに一枚岩となって裁き合っておろうがな。
民主主義、資本主義を善と致し、世界の番頭ばんとうのごとき顔しておる国々も、やっておることは共産主義国やテロ組織と何ら変わらず、その者らとも日々共謀共犯きょうぼうきょうはん致しておるのぞ。


戦争も世の荒事あらごとも、それを垂れ流すメディアも、何もかも商売であること、よくよくわかって来たであろうに。
グローバリズムと申すは統制の仕組みであり、世はますます「自由と平等」という善の仮面被った独裁国家に向かっておること、よくよくわかって来たであろうがな。
悪のお仕組み、たくみであるのう。
星々の者らは宇宙の仕組み、れいの仕組み熟知しておるから、そなたらより遥かに賢いのであるぞ。
この星縛る科学も、今の人民とは桁違けたちがいの技術であったのじゃ。


良いか。地震も雨風あめかぜ疫病えきびょうも、そなたらの思考、言葉、気分も、この地の何もかもが仕組まれ、操られて来たのであるぞ。
政治が悪い時代が悪いと申しておるが、政治家も資本家も歩兵ふひょうこまぞ。
鬼の首取ったように悪の組織じゃ、裏の支配者じゃと申しておるが、幾千年、幾万年続いて参った悪の世のまことを知らねば、元の元のれいの世のまことを知らねば、そなたらの今生こんじょう御用ごようもうなぎ掴みとなること、おわかりくだされよ。
神がここまで申しても信じられんかのう。
これまでの世では申すこと出来なんだことも、時が来たから申しておるのぞ。


「善の仮面被った悪の世」とは、表向きは平和な社会、自由な社会、悪意なき善意の社会に見せかけながら、何もかも逆さまの世、逆さまの心へといざなう仕組みであるぞ。
裏表うらおもてなどないように見せかける仕組み、陰謀などないかのように見せかける仕組みであるぞ。
れいの世界、神の世界など迷信であるかのように思わせ、目に見えるものばかりを信じ込ませて、心のちからたましいちからを封じる仕組みであるぞ。


悪にとって人民騙すこと容易たやすいぞ。
わざわざ悪人作らせ、悪事作らせ、それを隠れみのにすること、常套じょうとう手段であるぞ。
民主主義、理想の社会に反する者じゃ、多様性、寛容性に欠ける者じゃと槍玉やりだまに上げて、人民同士論争させ、疲弊ひせいさせ、その影に隠れて喜んでおいでぞ。
取るに足らぬ陰謀論じゃ、常識わからぬおかしき者じゃとわらわせておいて、その影に隠れて胸で下ろしておるぞ。
そのたくみさに気付き、まんまと付けられておる仮面、目隠し、色眼鏡いろめがね、一つ一つ外しなされよ。
この地にまことの民主主義があったことなど、一度たりともないのであるぞ。



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(*書籍版はnote 掲載版より細かにルビを振っており、紙サイズ、文字サイズ共に大きく読みやすくなっています)
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