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与えられた使命を果すには、心も身も清めねばならん。清めには五つの行がある。それを書き知らせるぞ。

*本記事は『よひとやむみな』(2021年・ナチュラルスピリット社)本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビや注釈を施していることをご了承ください。


青葉の巻「五つの清め」より


与えられた使命を果すには、
心も身も清めねばならん。
清めには五つのぎょうがある。
それを書き知らせるぞ。


ひとつめはかえりみること。
次に次にと進まず、
立ち止まってかえりみてみよ。
エゴで動かされておった自分に気づくであろう。
そなたたちの意識が周辺にある限り、
エゴは止まれん。
頭も身体からだも口も耳も、
常に動かそうとする。
そうすれば、かえりみる時間は無くなる。
悪の仕組しくみは、
人間を止まれんようにすることぞ。


次は恥じること。
素直になれば、自分が未熟であったと分かり、
つつしみ深くなるであろう。
それに抵抗したくなるのはエゴじゃ。
エゴは「われよし」を守りたいというよくで動くのだから、
つつしみ深くなることを嫌がる。
恥じること、つつしみ深くなることは、
エネルギーが無くなることじゃと信じておるからじゃ。
エゴのささやく声に耳を貸してはならん。


次にゆること。
かえりみれば、「われよし」では、うまくいかんかったことが分かるであろう。
どこかにしわ寄せがいってしまったことで分かるであろう。
それをゆるのじゃ。
ゆることは自分をばっすることではないぞ。
ばっしてはならん。
ばつは人間の社会が作ったものじゃ。
神はばつなど与えん。
静かにゆれば良い。
ゆることで同じ間違いをしなくなれば良いのじゃ。


次におそれること。
神の力と働きを知るとおそれるようになろう。
人間の知恵や力では成しえぬことに、神の働きがあると分かる。
人間だけでは種ひとつも作れん。
雨も降らすことはできん。
大いなる力を持つ神をおそれることじゃ。
おそれることは、恐れることではないぞ。
はかり知れぬ力を恐れるほどとうとぶことじゃ。
勘違いするな。


ただし、自分の中に、いつの間にかやってくるエゴの支配には、
恐れることが大切じゃ。
エゴに支配されると神とのつながりが切れ、
邪霊じゃれいがつながろうとすると申した。
それを恐れよ。
自分は大丈夫などと慢心まんしんせんことじゃ。


最後は、悟ることじゃ。
神と人とが共に生きること、
現界げんかいに神の世を作ること、
神人かみびとがその住人となる世を作ることが、
何十万年もの間の人間の使命であったと悟れよ。
そのために与えられた生命いのちだと悟れよ。


現界げんかいは神だけでは何もできん。
人間だけでも何もできん。
神と人とが、共にその使命を生きることしか成せん。
目の前のものをよく見なされよ。
そこに神の働きがあることを学べよ、悟れよ。
悟るために理解がる。る。
それを求めよ。


この五つのぎょうをして、
みそぎはらいを実践じっせんせねばならん。
伝えるお役の人間よ、
今の世に、良きようにいて伝えてくれよ。
ず七人、それぞれが七人に伝えたら、
四十九人、そして三百四十三人、
そして二千四百一人の信じる者を早くつくれよ。
信じる者は光ぞ。


それが出来たら神の足場あしばが出来る。
信じる者が現われたら、
まずは、各々おのおのが自分の生まれた土地の神様に感謝するように伝えよ。
次に信じる者同士で、
自分の暮らしておる国の神様に感謝せよ。
世に光が来るぞ。


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