『ぼくたちは習慣で、できている。』
ミニマリストとして有名な佐々木典士さん。ミニマリズムを紹介した初の著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は国内16万部突破、海外21ヶ国語に翻訳されるベストセラーになり、影響を受けた方も多いはず。
実は影響を受けた一人で、物が大好きなマキシマリストから身軽になりたいなと思い、佐々木さんが登壇されるイベントに参加したこともあります。
今回は「習慣」をテーマにした待望の2冊目、『ぼくたちは習慣で、できている。』が6月14日に出版されました。
❝自分は「意志が弱い」と思い込んでいる、すべての人へ❞
本を開いて1番最初に飛び込んできた言葉です。見た瞬間にドキッとしました。読めば読むほど、今までの人生を思い返せば返すほど、自分のために書かれた本なのでは?と思ってしまうくらい、全ての事が当てはまって驚くばかり。
それとともに自分だけ出来ないんじゃないんだ、という安心感に包まれました。なにか始めても三日坊主どころか1日で終わったり、小さいころから続けていることなんてなかったり。残念ながら欲望に忠実すぎて我慢ができなくて、本に登場するマシュマロ・テストでは真っ先に食べてしまうタイプ。それなのにやってしまったことに対しては、くよくよと後悔します。この悪循環を何とかしたいとずっと思っている中で、この本を手にする機会に恵まれました。
習慣にするためのステップはこちら↓
1章 意志力は、生まれつき決まってる?
2章 習慣とは何か?
3章 習慣を身につけるための50のステップ
4章 ぼくたちは習慣で、できている。
1章で印象的だったところ
・意志力は「感情」が左右する
意志力は単純に何かをすれば減るものではなく、感情に左右されます。不安や自己否定感によって失われ、意志力が必要な行動を取っても自己肯定感を感じていれば意志力は減りません。
嫌なことがあったときに買い物に行くと余計なものまで買ってしまいますが、気分が良いときは悩むこともほとんどなく「別になくてもいいか」と思うことができるような気がします。
2章で印象的だったところ
・習慣とは、「トリガー」で作動する「ルーチン」であり「報酬」を求めて行われる。
アラームを「トリガー」にして朝起きるように、習慣化する第1歩は小さなトリガーを作ること。次にトリガーで始まる決まった行動を「ルーチン」化していきます。最後に必要なのは、その人にとっての「報酬」です。報酬を求めて人は何度もその行動を取ろうとするため、大事な要素になります。
SNSでいいねをもらう、働いてお金をもらうなど、行動を起こした後の報酬が想像しやすければ習慣になりやすいはず。習慣化でやっかいなのは、やめたい習慣もなにかしらの「トリガー」が働くということ。このきっかけを特定することで悪循環から抜け出せる可能性が高まります。
3章、4章は皆さんが読んでからのお楽しみに。
今までの習慣の本とは違い、0もしくはマイナスからスタートできるのが嬉しいです。この本を読むことで「自分でも出来るかも」という自己肯定感が生まれ、やる気になるのも良いところ。
「明日がんばろう」はもう終わりにして、まずはお菓子などの砂糖断ちを今日からスタート。習慣にして続けていき、なりたい自分に変わるために。本で紹介されている流れを理解して実践し、習慣にしたいと思います。