見出し画像

読書記録【ギフト】

こんにちは。まりんです。
読書と映画と旅好きの少女です。

今回は心がポカポカするようなやさしい作品に触れることができました。
私は比較的暗い話を読むのが好きなのですが、最近は自然と優しい作品に触れているみたいです。自分の変化を本や映画を通して気づくことができるのがなんだか幸せです。

今回紹介するのは原田マハの『ギフト』です。


原田マハ『ギフト』の概要

・著書:『ギフト』
・著者:原田マハ
・定価:682円(本体 620円)
・出版社:ポプラ社
・出版日:2021年1月


原田マハ『ギフト』の紹介


もやもやとした気持ちを抱いて私は旅に出る(「この風がやんだら」)。大学時代の親友の結婚式へ向かう特別な近道(「コスモス畑を横切って」)。海外留学の前夜、桜並木の下を父親と歩く(「そのひとひらを」)。エニシダの枝に飾られた、彼からのメッセージ(「花、ひとつぶ」)。
希代のストーリーテラーが、慌ただしい日常の中に潜む小さな幸せを描き出す、心温まる20の物語(ギフト)。
母と娘の切ない絆を描いた短編「ながれぼし」を併録。


原田マハ『ギフト』の主観だらけの感想


心温まる作品でした。
仕事の休憩中に読んでいましたが、危うく泣きそうでした。

恋愛系のほっこりするものは久しぶりでした。温かくて優しいお話でした。私は4月から彼と遠距離になってしまったので共感したり、考えたり、さまざまな気持ちになりました。彼を大切にしたいななんて思いました。

恋愛系の話はあまり得意ではないのですが、このような優しい話はいいなと思いました。


原田マハ『ギフト』の印象的なお言葉!


観覧車に向かって、私は左手を高々と差し出した。 茜空の真ん中で、いま、世界最大のリングのライトが灯った。小さな花束 夜遅く帰宅すると、紫がかったピンク色の封筒が郵便受けに落ちていた。 

ありがとう。一緒にいてくれて。

手を振るのが、かすんだ風景の中に見える。 涙を指先であわてて拭いて、思いきって一歩、踏み出した。 あれから何度目かの春。 新しい恋が、始まろうとしていた。 

「ありがとう、サンタさん」 お母さんと男の子は、何度も振り返って手を振りながら、駅の改札の中へ消えていった。 帰りの電車に乗りこんで、暗い窓に映りこむ自分をみつける。くすぐったい気分で、ふふっと笑う。 

帰ってきたら、なんて言おう。 バスルームの明かりをつける。洗面台の鉢植えを見る。花にも彼にも謝りたい気分だった。 エニシダの花が、いっせいに開いている。


興味のある方はぜひ読んでください!!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集