川原繁人『言語学的ラップの世界』を読んで
最近、韻を踏んで話すのにハマっていて、全然できないんだけど閃いた時は割と盛り上がります。そんな感じで興味本位で買ってみたのが今回の本です。
言語学にはもともと少しだけ興味はあったけどちゃんと本を読んだのは初めてかもしれない。読みやすかった。言語学は学んでなくても大学の時に日本語学は学んでいてそこで日本語の発音とかを学んでいたので理解しながら読むことができた。あとはラップの部分ではあまりヒップホップには関心がないんだけど大学のおんなじゼミの子がヒップホップカルチャーについての卒論を書いていたから知識としてはちょっと知っててそこも入りやすく読みやすかった。
ラップのすごさとか芸術さ、たまたまじゃなくて技術としてのラップっていうのはよくわかったのだけどそれよりも印象的だったのが制約があることでいいものがうまれる的なことを言っていたところである。韻を踏むという制限、コロナ禍という制限のなかで何かを生み出すことはすごいこと。この本でそこが印象的だった。ラップの技術を分析しているのをみてラップのすごさがよりわかった。わたしも韻踏みたい。
ヒップホップじゃなくても音楽じゃなくても韻は踏めるし楽しめる。頭の回転早くなりそう。
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