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山本文緒『自転しながら公転する』を読んで
山本文緒さんの本屋大賞ノミネート作だということ、書影とタイトルが目を引いてずっと読みたかった本。
だけど、かなり厚くてなかなか読む気になれなかった本。
Kindle unlimitedで読めたので読んでみたら一瞬で読めた本。
私はこれを読んで山本文緒さんの書く作品が好きだということを再認識した。
現実現実した話、よくいそうな女性の主人公とよくいそうな登場人物。
主人公のいろんなぐちゃぐちゃの行動や感情にイライラしながら共感しながら読んでた。
人どこじゃない。これは将来の自分なのかもしれない。外面はいいけど、ずっと親に頼って彼氏にわがままいって欲深くて、でも自分だけでは何もできなくて、、、私もこんな感じなのかなって不安になる。
ずっとぐちゃぐちゃな感情ではなくて最後はすっきりまではいかないけどすんと腑に落ちるというかこれが現実なんだなって読んで思う。
アパレル店員の人ってこんな感じなのかなってわかって面白かった。キツイな。キラキラしてるけど厳しい世界。笑
たくさんたくさん考えても結局自分の心の中の感情には嘘はつけないし結局なるようにしかならない。でも自分が納得できる取捨選択をしたいって思った。