頑張ることを、手放す
4日前、仕事場に電話をした。
「もう、無理です。」
内容はあまり覚えていないけれど、上司にそう伝えた。
小さな小さなストレスが粉雪のように層になり、気づいたら、雪山を形成し、最後には雪崩となって崩れた。
不眠、過食、ヒステリー、集中できない等々は、ウツの症状らしい。
ウツになって、安心した。病ならば治癒してゆく希望がある。
仕事は、契約解除はしていないので、欠勤扱いとして休んでいる。
休んで4日目。
少し眠れるようになり、神経が休まっている。体のこわばりも溶けてきた。
どんだけ、麻痺していたのだろう。体も考え方も、異常だった。
ここで、大事なことに気づく。
仕事だけじゃない、幼いころから私は、ずっとずっと頑張ってきたんだ。
頑張るのは、当たり前だった。
親の期待に応えること。
テストでいい点を取ること。
受験や資格の勉強。
12歳からの満員電車での通勤(往復2時間)。
あげたらキリがない。
合わない環境で、キャパ以上に、すごく頑張る習慣の蓄積が、身も心もヘトヘトにしていた。38年間も。
もう、これ、おしまいでいいね。
頑張らない。
頑張りたくない。
頑張らないでいい。
頑張らなくていい。
仕事を手放した先に、ウツが気づかせてくれた。
今日、私の中から「頑張ること」が片付いた。