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40代正社員ワーママ退職⑪送別会・最終出社日の過ごし方・気を付けたらよかったこと

いよいよ、出社最終日。この記事では送別あいさつ文、退職日の過ごし方、わたしがこうしておいたほうがよかったな、と感じたことを紹介します。あいさつ文は、内輪向けと大人数向けの2種類書きました。よかったら参考にしてください!

前回までの記事はこちらからご覧ください。


送別会

コロナ禍ということで、飲み会は開催されず、業務時間を使って送別会を開いてくれました。
上司からの退職者の紹介
⇒退職者のあいさつ
⇒課のメンバーからの一言
⇒記念品贈呈
という流れでした。

上司からのわたしの紹介

わたしが、じつは理系初の女性総合職だったことと、グローバル部門で15年以上継続して勤務してきたことを紹介してくださいました。

送別会でのあいさつ(いっしょに仕事をしたメンバー向け)

お忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。
いつもみなさんを送り出し、お迎えしてきましたので、自分がこの立場になると不思議な感覚がいたします。

わたしは2005年に入社し、18年間この会社にお世話になりました。
何をお話したらよいか迷いますが、今日はここで学んだことを3つお話したいと思います。

ちいさな積み重ねが信頼感につながる
1つ1つの仕事は小さくても、丁寧に対応することが大切だと学びました。
その積み重ねが、やがて皆さまに信頼していただき、自分にかえってくると学びました。

どなたにでも公平に接することが大切である
海外支社のかたがたは本当にさまざまです。また、この課に来られる方のバックグラウンドもさまざまです。ときには厳しいお申し出をいただくこともありましたし、驚くような質問を受けることもありました。
それでも、まずはいったんまっさらな心で受け止めることが大切だと知りました。

学びは必ずつながっている
わたしは研究所の商品開発部門に入社しました。
商品開発で女性初の総合職として活躍するはずが、数年で適応障害になってしまい、心と体を病んでしまいました。その後、当時グローバル部門に異動し、なんとか15年続けることができました。
正直言って、わたしはここにいていいのか、わたしは何もできていないではないか、と思うときも多々ありました。
それでも、一つ一つそんなつらい感情を乗り越え、働き続けたことは、わたしの土台を形作り、今の自分につながっていると学びました。

4月以降はまだ何も決まっていませんが、前向きに生きていきたいと思います。次お会いするときは笑顔でお話ししましょう。
本当にありがとうございました。

送別会でのみなさんからの言葉

たいてい、送別会では、退職者のあいさつの後は、代表者がお話してくださるものだと思います。わたしの送別会では、予想外に、課のみなさん12人がそれぞれ思いを語ってくださいました。

「えいこさんは当部の母です。一から教わりました」
「新入社員で仕事を始める前に、フロアを案内してもらいました」
「これまで殺伐とした部署にいたので、いっしょに働けて心が洗われる感じでした」
「仕事のやり方だけではなく、なぜそのやりかたになるのかまでお話いただけたので本当にありがとうございました」
「仕事だけでなく、子どもの夏休みのお弁当作りのコツまで教えてもらいました」
「まずえいこさんに聞けば大丈夫。えいこさんに聞けば答えが返ってくる。そう思っていました。わたしの仕事はすべてえいこさんに教わりました」
「オランダにいたときもサポートしていただきありがとうございました」
「ライフラインを失った気分です。これからどうしていけばいいでしょうか。とにかくがんばります」
「これまでの積み重ねの量がすごいと思いました。本当にありがとうございました」
「非常に残念です。喪失感でいっぱいですが、前を向いて頑張っていきます」
みなさんのことばのすべては書き取れませんでしたが、よい仲間に囲まれて仕事ができたことをかみしめました。

送別会時のメモによる

送別のお品を渡した時のあいさつ

送別会では、渋沢史料館オリジナルのブックマークとプレゼントを渡しました。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

送別のお品を渡したときのあいさつ文です。

一人の方の人生は一冊の本のようだと言われます。
未来のページは白紙です。
今日のページに、わたしというしおりを挟んでいただきたく、渋沢資料館から取り寄せたブックマークをお渡しいたします。

特別にお世話になった上司にも記念品を渡しました。
そのときのあいさつです。

「プレゼントは二つあります。一つ目はわたしはいま、埼玉県に住んでいます。○○さんは埼玉県出身ということで、たくさん埼玉県のお話をしてくださってありがとうございました。埼玉県のことを忘れていただきたくない、という想いを込めて、埼玉ゆかりのお菓子の詰め合わせをお贈りします」
「もう一つは、眼鏡ふきです。これからも鋭く熱い視線をこの課に、世界に注いでいってください」

自身のメモによる

上司も周りの方も大うけでした!
しんみりしてしまった場が和らいでよかったです。

最終出社日

当日の流れ

最終日はあわただしく過ぎていきました。ひととおりメールを返信した後、お世話になった部署にお礼の品を持っていき、ごあいさつをしました。配送業者から電話がかかってきて、発送トラブルに対応することもありました。

そうこうしていると上司がランチに誘ってくれました。3年ぶりくらいの上司との食事は思いのほか楽しかったです。

そして、倉庫やロッカーの片づけをした後、社員証を返却し、退職あいさつをしました。

全体あいさつ

みなさん、年度末のお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。

いつもみなさんを送り出し、お迎えしてきましたので、自分がこの立場になると不思議な感覚がいたします。
わたしは2005年に入社し、18年間お世話になりました。
何をお話したらよいか迷いますが、
今日はここで学んだことを3つお話したいと思います。
ひとつめです。

ちいさな積み重ねが信頼感につながる
わたしがここに来たときは、人数も少なく、科学的知識に基づいて営業部門をサポートするということが、あまり重要視されていませんでした。しかし、周りのかたがたが小さなことを積み上げていた結果、信頼いただけるようになりました。やがて、重要性が増し、結果、どんどんとメンバーが増えて拡大していくのだということを知りました。

どなたにでも公平に接することが大切である
海外支社のレベルはさまざまです。また、この会社で働いておられるかたのバックグラウンドもさまざまです。ときには厳しいお申し出をいただくこともありましたし、驚くような質問を受けることもありました。
それでも、まずはいったんまっさらな心で受け止めることが大切だと知りました。

今、ここ、ありのままを認める
いろいろなことを経験しました。そのなかで、自分のふがいなさや何もできていない自分に対して歯がゆく思うことも多々ありました。周りのかたが輝いてみえることもありました。そんなとき、周りの方のご支援により、ここまで続けられました。
そんななかでも、ありのままの今を、そのまま認め、受け入れることが大切だと気が付きました。
まず今、自分が置かれている状況をまっすぐ見つめ、今自分にできることは何なのか、できることをひとつずつ取り組んでいくことが、未来の土台につながっていくことを学びました。
4月からはここで学んだことを土台にして、前向きに進んでいきたいと思います。長い間本当にありがとうございました。

退社後

なんと、部署のみなさんが人垣を作ってくれて、拍手で見送ってくれました。恥ずかしくて逃げたかったけど、みなさんが笑顔だったので、ここはニコニコ笑顔で去ろう、と腹をくくりました。

エレベーターの前まで付いてきてくださった部長と同僚たち。部長はエレベーターが閉まるまでお礼をしてくださり、こちらが恐縮するほどでした。なんと、直属の上司と同僚数人が、エレベーターに乗り、社屋の出口まで来てくれたのです。

最後、社屋の玄関で、上司と同僚のみなさんと写真を撮りました。みなさん、わたしの姿が見えなくなるまで、手を振って見送ってくれました。

退職日に気を付けるべきこと

優先順位を付ける

会いたい優先順位を付ける自分は一人しかいません。ごあいさつしたい方に会いに行っても、会議中だったり、その日はお休みだったりして会えないこともあります。このため、前もって優先順位を付け、本当に会いたい人には事前にメールを送ったり、電話をしたりして、連絡を取っておくことをお勧めします。

勤務時間中であることを意識する

関連部署にごあいさつに行ったら、転任者や退職者があいさつしていることがありました。また、午後から外出する、というかたもいらっしゃいました。退職する人に時間を使うのはもったいない、とお考えの方もいらっしゃいます。忙しい方もいらっしゃいます。事前にアポが取れれば一番ですが、相手の予定がわからない場合は短時間でさっと済ませるのもいいと思います。

時間を意識する

最終日、廊下でばったり会ったり、電話がかかってきたりして、結局部署を回る時間はそこまでありませんでした。また、トラブル対応に呼ばれることもあり、結局最終日まで仕事をしていました。
早朝に出社して書類の提出などを済ませていたので、対応できましたが、そうでなかったら時間的に厳しかったかもしれません。

ランチ時間は空けておく

もしかしたらランチの時間に急にお誘いを受けることもあるかもしれません。実際に、わたしはいつもひとりでランチをしていましたが、最終日は上司がランチに誘ってくれました。このためランチ時間は予定を入れず空けておいてもよいと感じました。

最終日に物品を持ち帰らない

予想外に、最終日に贈り物をいただくこともありました。このため、最終日は身軽でいったほうがよいと感じました。

予想される質問の答えを用意しておく

わたしは円満退職のため、起業を目指していることを家族以外のかたに、ひとことも言いませんでした。このため、さまざまなかたから、「4月1日以降の予定は決まっているの?」と聞かれました。また、「旦那さんの扶養に入るの?」という質問を受けました。どれも予想済みの質問だったため、はがぐらかすことなくすらすら回答できましたが、準備しておかなかったら厳しかったと思います。できたら返事を用意しておくほうがよいと思います。

最後に

2月から執筆してきた40代ワーママ退職マガジン。いろいろとありましたが、無事、円満退職できました!

これまでお読みいただきありがとうございました。これからは退職後何をしたか、起業に向けて何をしたかを書いていきます。

  • ワーママでもやっとしているかた

  • 変わりたいけど何から始めていいかわからないかた

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次回もお楽しみに!
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えいこりあん
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