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40代正社員ワーママ退職⑮退職後10日間でしたこと

2023年3月31日で18年勤めた会社を退職しました。退職してから2週間め。実際にしたことと、してよかったことを書きます!

過去の記事はこちらをご覧ください



退職して10日間でやったこと

ざっと列挙します。

1週間のスケジュールを立てる

早起きをキープするようにしたことは以前の記事でお伝えしました。さらに、1週間のスケジュールを自分で決めてしまうことにしました。

小中高までは学校がリズムを作ってくれます。働けば、会社や組織が休日というリズムを作ってくれます。

しかし、自分でゼミを取ったり履修授業を決めたりする大学生のころ、今日が何曜日だったか忘れてしまうことってありませんでしたか?

意識されている方は少ないかもしれませんが、一定のリズムがあると、生活にハリが出て、活動しやすかったりします。私自身、大学生のころのだらだら感は、リズムのなさからだったのかもしれません。

家族や子どもの学校の休みに合わせてもいいのですが、せっかくの自分の人生。自分でリズムを決めることにしました。

午前中と午後に分け、平日午前中は用事がないときは自宅以外で過ごそうと決めました。

今まで、どんなスケジュールを決めるにも、仕事、家族、子ども、自分、と考えることが多すぎ、立てるだけで疲れました。自分の好きにスケジュールを立てられるのはとても楽しかったです。

文庫本「ゆっくり東京女子マラソン」を読む

退職後1週間は手続きばかりでなんだか落ち着いた時間を過ごせませんでした。このため、ゆっくり本を読む時間も取れませんでした。

子どもが図書館で借りてきた本をいっしょに読みました。2000年代に発表された本なのに、今の学校と変わっていない。衝撃でした。そんな感想を伝えあったりして楽しかったです。


子どものテスト対策に付き合う

昨今の塾や学校の模試は、保護者も対策に付き合わないといけません。上の子のときは、子どもが答え合わせしたノートをざっとチェックする程度でした。それでも、上の子はそこそこの点数を取れていたので、正直、親のわたしは楽でした。
しかし、下の子はまったくダメ。点数が取れていませんでした。解き直したものを見ていると、答えを覚えていて答えだけ丸写し、ひっ算はぐちゃぐちゃ、あげくのはてには間違っていても、自信満々に丸を付けているのです。

子どもによって、こんなに違うのか、とがく然としました。上の子の時は「親が勉強を教えてはいけない」「塾の先生は教え方のプロ。任せること」と思っていましたが、「教え方のプロに習うための基礎すらできていない」というのが下の子でした。

わたしも問題を実際に解いてみて、考える。難しいところは難しいねと共感する。そんなことを繰り返しました。

すると、安心したのか、模試から帰ってきてすぐにテストの問題用紙を見せてくれました。これまではテストが終わったらぐちゃぐちゃに殴り捨て、テストの話をすると荒れていたのがウソのようでした。

塾に任せていても成績が伸びるお子さんもいらっしゃいます。塾にお任せできるお子さんもいます。

ただ、「わが子はそうではなかった」「勉強にも親の手が必要だ」ということをようやく受け入れられました。成績はそんなにすぐに伸びたわけではないので、長期戦が必要だと腹をくくりました。

自社株の手続き

退職前に自社株を持っていたため、証券会社に退職したことを伝えました。しかし、内部者として退職後1年間は登録されるということを知りました。

株の取引にもまだ制限がかかることを再認識したのでした。

居場所の確保

長年勤務した職場を離れ、なんだか所属地域がなくなり、宙ぶらりんになってしまった感は否めませんでした。

そこで、毎朝、子どもの登校見送り場所に行くことにしました。今までじゃ、あいさつもそこそこにサっと自宅に帰って在宅出勤していましたが、ママさんたちといっしょに子どもたちに手を振ってみました。

ママさんたちの輪は、井戸端会議もなく、うわさ話もなく、思いのほか心地よかったです。子どもに依存しているといえばそうかもしれません。でも、毎朝5分だけでも行く場所があり、そこに人がいる、というのは大切なのだと思い知りました。

定年退職者のかたが地域デビューを果たすように、わたしも40代そこそこで地域デビューを果たしたのです。

高齢期を元気に過ごすためには、「きょうよう」と「きょういく」が大事だといわれる。今日すべき用事「今日用(きょうよう)」があり、今日行くべき所「今日行(きょういく)」が必要との意だ。退職後も自宅に閉じこもることなく、「今日用」と「今日行」を実現するために、地域の居場所づくりが重要なのだ。

ニッセイ基礎研究所:退職者“地域デビュー” - 高齢期の「きょうよう」と「きょういく」
土堤内 昭雄

公式LINEへの対応

公式LINEを開設したところ、さっそくメッセージをくださったかたがいらっしゃいました。きっとメッセージを送るのも勇気が必要だったと思います。

返信したところ、すぐに既読になりました。ホッとしました。

少しでも気が軽くなっていただけたらと願います。

鍼とスーパー銭湯

自宅から歩いて5分のところに鍼きゅう院がオープンしていたのを知りました。行ってみることにしました。そして、いつものスーパー銭湯に行き、体と心を緩めることにしました。

いつものスーパー銭湯のお話は下記記事をご覧ください。

起業準備

自分のビジネスを深く考えました。
理系出身、大学院まで出たくせに研究所で適応障害になってしまったわたし。そういえば、理系に進んだのは数学の点数がいいからだったのです。大学入試だって、そういえば、京都大学を受験した理由のひとつは、理系なのに国語と英語のテストがあるからでした。
もちろん、専攻の農業や花、野菜、果樹に興味はありました。やはり自分の好きなことは語学。ただ、TOEICの点数などを追いかけさせるコーチングは、今はやっていますし、お金にはなるものの、自分でやろうという気にはなりませんでした。なぜなら、自分が苦しかったことを思い出すからです。

そこで、楽しかった「中国語」を軸にしよう、と思いました。

前髪を切る

会社も行かないため、ある意味、見た目は気にしすぎなくてもよくなりました。美容院はお金がかかるし、行く頻度を下げたいので、髪を伸ばしてみようか、と思いました。でも、やっぱり見た目は大切です。快適さも必要です。そこで、節約のため、自分で前髪を切りました。

100円均一で買ってきたグッズのおかげで、とてもきれいに切れました。もしよかったら使ってみてください!

10日経って感じた変化

会社員時代を懐かしむ

最終出社日に上司と同僚と撮影した写真。ふと見たら、「懐かしいな」と感じました。そして「会いたいな」という気持ちが沸き上がった瞬間、胸がきゅっと締め付けられました。やっぱり「今はまだ、会えない」と思いました。

退職は男女の別れと似ています。
最初は別れが受け入れられなくても、だんだんと時が経つにつれて、別れを受け止め、お互い新しい相手を見つける。そして、かつての関係を懐かしく思い、そして、遠くから相手の幸せを祈る。

もちろん、上司も同僚も、「いつでも顔を見せてね」「気軽に連絡してね」と言ってくださいました。
外資企業、ベンチャー企業、変化に柔軟な業界、人材の流出流入が激しい業界であれば、真に受けて、いつでも気軽に連絡してよいはずです。
しかし、わたしがいた業界は、「The昭和」。ちょっと前まで役職で椅子や机の質やサイズも異なり、コロナ前までは在宅勤務や時差出勤のシステムすらなかったような会社です。さらに、5月から在宅勤務もなくなると聞きました。

今もそんな会社で生き続けている上司と同僚のみなさん。今も、新しいメンバーでどんどん関係性ができつつあるのです。メンバー外の私が顔を出しても、相手の時間を奪うだけです。もし、就業時間以外、プライベートな時間でも会いたい、と思って連絡をくれる人だけに連絡しよう、と決めました。

家族への感謝

子どもたちのおかげで、やることがない、ということはありませんでした。ボケずに助かりました。また、仕事を辞めたわたしに対して夫が冷たくなるかとひやひやしていましたが、変わりませんでした。

夫はいつもどおり、「自分はぜったい正しい、自分こそがルールである」という態度は変わりません。ただ、わたしのこころに余裕があるからか、「はいはい~」と流せました。

少しずつ子どもたちに甘えが出てきました。「お母さん、仕事じゃないんだから○○してよ」という発言が増えました。

わたしは会社を辞めましたが、仕事を辞めたわけでないこと、会社を辞めたからといって子どもたちや家族の「しもべ」「召使い」になることはない、とハッキリ伝えました。

「そうだったね」と受け入れてくれた子どもと夫にはありがたいと思いました。

まとめ

いろいろと書きました。何か参考になることはあったら幸いです。特に、「1週間のスケジュールを立てる」は本当にやってよかったので、ぜひやってみてください。

動きの予感

さて、10日が過ぎ、そろそろ手持ち無沙汰だなあと思ったころ、翻訳会社から「トライアル合格です。提示料金を教えてください」という連絡が来ました!

https://twitter.com/Eico20220101/status/1645717693432209408

また、習っている中国語の先生から「お金はそんなに払えませんが、人手不足なのでアシスタントをお願いしたいんですが」という打診の連絡が来ました。

英日トライアルを受けた経緯についてはこちらの過去記事をご覧ください。

“中国語より英語のほうが経験が長いことをお伝えしたところ、日英チェッカートライアルを受けさせていただけることになりました。 その翻訳会社は、中国語案件より英語案件のほうが件数が多いとのこと。日英チェッカー、英日チェッカーも探していたそうです。 英語を長年学んできてよかった…と思った瞬間でした。”

えいこりあん@40代正社員ワーママ退職⑨有給休暇2週間め。過去、今、未来はつながっている

次に続く


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