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40代正社員ワーママ退職⑱退職3週間目:ハロワセミナー&英訳チェッカー初仕事など

2023年3月31日で18年勤めた会社を退職しました。退職3週めも終盤。会社員だった時代が懐かしくなってきました。

過去の記事や要約はこちらをご覧ください


マザーハローワークセミナーに行く

研修を受けた理由

退職し、転職先が決まっていない場合、ハローワークで「失業給付金」の手続きをするかたがほとんどだと思います。
「失業給付金」は誰でももらえるわけではなく、要件を満たしたうえで、所定の手続きをする必要があります。
この要件と手続きは、厚生労働省職業安定局のホームページに詳細に掲載されています。

しかし、このページがわかりにくいのか、はたまた不安をあおりたいのか、インターネット上には「○○したらもらえない」「最大限楽してお金をもらうためにはどうしたらよいか」という情報が後を絶えません。古い情報が更新されないままのウェブサイトもあります。

間違った振り回されるのは嫌だ、と思い、ハローワークに電話したり、担当者のかたに直接相談しました。
「失業が認定された後、規定された期間内に一定回数、就職活動や職業訓練を行えばよい」と理解しました。ね、シンプルでしょ!

退職の状況によって規定が異なるので、ハローワークに行って、書類を出したり、確認してもらったりすることが必要、ということですね。

セミナーの申し込み

自宅の住所によって、管轄のハローワークは決まっていますが、就職活動や職業訓練の場所は自由です。

そこで、わたしは自宅から近いマザーズハローワークで、「自己分析のイロハ」というセミナーに申し込みました。定員は8名で、先着順でした。

ハローワークの就職セミナー申込
ハローワークで「就職活動をすること」というのを聞いたので、すぐにマザーズハローワークの就職セミナーに申し込みました。

40代正社員ワーママ退職⑭退職後1週間でしたこと

当日

ドキドキしながらマザーズハローワークに行きました。マザーズハローワークの受付には、穏やかな雰囲気の年配男性二人が出迎えてくれました。

わたしが行ったマザーズハローワークは、一つのフロアの中に、マザーズハローワークのほかに、35歳以下向けコーナー、シニア向けコーナーもありました。

以前行った別のハローワークは結構プライバシー無視な感じでしたが、こちらはパーテーションでばっちり区切られていてプライバシーにも配慮されている気配が感じられました。

ドキドキしながらセミナー会場に入場。

席にはカラフルな資料が数冊置かれていました。

このセミナー参加が、ハローワークの規定する就職活動の一つとして認められるためには、セミナーに参加したという「受講証明書」が必要です。てっきり最後のアンケートと引き換えと思っていたら、各人の机に資料といっしょに、どーんと置かれていました(笑)

拍子抜けしました。しかし、すぐに気が付きました。わたしは、失業給付金をもらうために、就職活動をしているという証明のため「受講証明書」が必要です。

しかし、このセミナーの場には長年就職活動をしているかたもいらっしゃるだろうし、ブランクのあるかたもいらっしゃる。現にわたしよりずっと若い人もいたし、年配の方もいらっしゃいました。

みんな自分と同じだと思っていた自分がちょっと恥ずかしくなりました。

セミナー開始

開始時間3分前には定員8名全員が揃い、セミナー開始。コロナ以前は、就職活動仲間同士で、グループワークもしていたそうですが、コロナ禍になってからは、講師からの講義と個人ワークで進めているそうでした。

「自己分析」なんて新卒の就職活動以来。もちろん、起業を目指したときにみっちりと過去は振り返りましたが、「就職」のため、「面接のため」の自己分析は本当に久しぶりでした。

「ジョハリの窓」の話が出てきて、ああ、あの話か…と思っていたら、講師の方が「話ばかり聞くのはつまらないですよね。ワークを進めていきましょう!」と声をかけてくれました。

ワークは全部で6つ。

  • 自己紹介

  • 自分らしさを書き出す

  • 人生のWill、Can、Mustを書き出す

  • 人生曲線

  • 働きたい条件の整理

  • リフレーミング(否定的な言葉を前向きな言葉に変える)

マザーズの就職活動で、採用のキーポイントなど、具体的なお話しも聞け、あっという間の90分でした。

「4月は求人がたくさんありますからね!」というポジティブなお言葉でセミナーは締めくくられました。

自分の市場価値

いったいどんな求人が来ているのだろう、と求人ファイルを見てみました。確かにファイルは手で持つには重く、机に移動しました。

ファイルをぱらぱらめくりました。書店や飲食店、病院や新聞社の受付事務。自分が行ったことのあるお店の求人もありました。

予想してはいたものの、時給は最低賃金レベル。なんと、数十年前、学生相談所で見つけた小学生家庭教師の時給より低いではないですか。

ふと、「自分の市場価値ってそんなものなのかもしれない」と気が付きました。

大学生のときは「京都大学」というブランドがありました。だから時給もよかった。

今日の自己分析セミナーで振り返った「英語、中国語、日本語の翻訳チェッカー15年、20の国と地域からの問い合わせへの迅速な回答、外国人社員への日本語指導8年間」がなんだか白けて見えたのでした。

思ったこと

後ろのカウンターから相談者の声が響いていました。「就職が決まらないんだよ」「俺は高卒なんだよ」「どうすりゃいいんだよ」

「わたしもどうすればいいんだろう」と思いながら、受付の男性にあいさつし、エレベーターを降りました。

ちょうど、平日オフィス街のお昼時間にあたりました。ネームカードを下げたまま、会社員の人たちが連れ立ってランチに出かける姿を見ました。

「今日どこ行く?」
「あれはないよねー!」
「あの件さ・・・」

なぜか、今日は特に耳に届きます。

わたしはもともとランチ時間は誰かといっしょに食べることなんてほとんどありませんでした。子どもがいない方たちとは話も合わないし、ドラマなんて見る時間なんてない。ニコニコ作り笑いをするのも疲れ、ダイエット、と称して、ランチ時間になったら参考書とテキストを抱え、一人でひたすら勉強していました。

そんな生活を13年も続けていたのに、辞めてから、同僚とランチに行く人たちを羨ましく思うなんて。

人はないものねだりなんだ、と気が付きました。

英訳チェックの初仕事

金曜日の午後、翻訳トライアルに受かってから初めて、翻訳会社から英訳チェックの打診がありました。駆け出しの場合は打診された仕事は絶対に断ってはいけません。翻訳会社からの連絡に気が付いたのは電車の中でしたが、スマホですぐに「お引き受けします」と返事しました。

初仕事の条件

よくよく依頼文を見てみると、条件の悪い仕事だったことがわかりました。

  • 1000個以上ある用語リストと英文を比較してチェック

  • 英文の抜け漏れ、誤訳あり

  • 低いレート

きっとどなたかが断った仕事だったのでしょう。打診があったことを幸せだと思うようにしました。

意外に前職経験が生かせる

英文チェックの内容は土木建築。わたしはまったく未知の業界でした。最初、1000個を超える用語リストを見たときは失神しそうでしたが、よく考えたら、ここまで準備されているのは、門外漢のわたしにはありがたいものです。

それに分野が違うといっても、やっていた仕事の流れは同じ。モニタを接続し、三画面でサクサク仕事を進めました。

外注&下請けの弱さ

金曜日の午後に仕事を依頼する、ということは、土日休みの会社で、きっと正社員のかたが仕事が終わらなかったのかもしれません。なぜなら、英訳の完成度がちょっと低いように感じたからです。単純なコピー&ペーストミスなどもありました。

ふと、「正社員が休んでいる土日に仕事が進むように、外注にお願いしたのかもしれない」と感じました。

わたしは外注の下請けです。今後同じクライアントさんから仕事がもらえないかもしれないけれど、全力を尽くさないと次はない。立場の弱さを感じました。

3月末まで正社員として同じ仕事ができていたのは幸せだったのだ、と感じました。

そして、同じクライアントさんからチェックの仕事が来たら、自分に回してもらえるよう伝えよう、レートアップも交渉しよう、と決意しました。

退職予定者と連絡が取れる

わたしがまだ在職していたときに、「実は退職を決めたんです」と打ち明け話をしてくれた後輩がいました。彼女のその後が気になり、連絡してみました。

聞けば、彼女もわたしと同様に「退職願」がなかなか受理されず困っていました。最終出社日も決まったと教えてくれました。

「ご迷惑でなければ年休消化中に会いませんか」と勇気を出して伝えてみたところ「もちろんです!会いましょう!」とすぐに返事が来ました。

彼女が転職に向かって前向きに進んでいる様子。また会えると思うと、ワクワクしました。

詳細は下記記事をご覧ください。

姉と甥っ子の突撃訪問

静岡県に住んでいる姉と甥っ子が、週末を利用して遊びに来てくれました。5歳の甥っ子の純粋なキラキラしたまなざし。一生懸命、ウルトラマンと仮面ライダーについて語ってくれる姿は、なんともかわいらしく、普段の雑念が忘れられました。

そして、「大きくなった子どもたちにもあんな頃があったんだ」と懐かしく思いました。普段、仕事に子育てに、と忙しい姉に自由時間をプレゼントし、わたしは甥っ子と子どもたちと公園で遊びました!

まとめ

あっという間に3週間目も終わり、4週目に入ります!4週目は、イベントが目白押し。noteに、たくさん具体的なエピソードが書けそうです。

次回もお楽しみに!

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過去の記事はこちらをご覧ください(冗長かつ長文ですがお許しください)


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