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映画

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記事一覧

死と生にまつわる瞑想みたいやね…映画『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』を観る

「スクリーンでその姿を観たい/観ずにはいられない」と思わせるのは、ごく限られた俳優のみが…

なかた
12日前
7

早稲田松竹で『汚れた血』を観る

子供のときに感銘を受けたけれど、大人になるとイマイチだった。あるいは、子供のときはイマイ…

なかた
4か月前
5

映画『箱男』を観る

小説『箱男』の映画化企画が再始動していると知ったのは、たしか去年の夏頃だった。同じニュー…

なかた
5か月前
11

リュック・ベッソンの新作映画『DOGMAN』を観る

ガーディアン「今年中、いや今までにも見たことのないようなおかしい映画だ」 テレグラフ「あ…

なかた
11か月前
9

原作未読・アニメ未鑑賞の状態で映画『ゴールデンカムイ』を観た雑感

最近の池袋はすっかりオタクの街に様変わりした。俺が『ゴールデンカムイ』を観た「グランドシ…

なかた
1年前
18

とてもとても素晴らしき映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』について

 嘆かわしい。まったくもって嘆かわしい。あんなに素晴らしい映画が、映画.comのレビューで星…

なかた
4年前
26

『野良人間』が良質な「ホラー」映画である決定的理由がこれだこれ

「人を誘っておきながら隣からスースー音が聞こえてきましたよ?」 「なんとも衝撃的な映画だったな」 「いや、寝てたじゃないですか!」  新宿武蔵野館での上映終了後、仕事終わりに劇場へ足を運んだと思われる二人のサラリーマンは、そんな言葉を交わしながら劇場を後にして行った。言葉の真意は測りかねるが、彼らにとって"fun"な意味での楽しい映画でなかったことは疑いようがないだろう。  その気持ちもわからなくはない。今にもこちらに飛びかかってこようとする子どもが大写しになった宣伝

“実家しんどい”映画として『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』がよい

かねて付き合いのあるゲームライターに、Webニュースサイトに掲載するための『ザ・スーパーマ…

なかた
1年前
5

俺はこんな時代に映画『食人族』が劇場公開されることを祝いたいのだ

2023年5月5日ゴールデンウィーク真っ只中。大手配給会社が全世代向けの大作映画をドロップして…

なかた
1年前
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映画『野球どアホウ未亡人』めちゃくちゃいいやんケ

池袋シネマロサ。2週間限定での上映が始まった『野球どアホウ未亡人』を観た。つい1時間前のこ…

なかた
1年前
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デヴィッド・クローネンバーグの新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』観たった

難解。 ヒューマントラストシネマ渋谷。エンドロールが終わり、劇場を後にする観客のほとんど…

なかた
1年前
1

ピーキーな才能をデチューンさせて仕上がった残念映画が『グランツーリスモ』です

映画『グランツーリスモ』は、(ゲームによって救済される負け犬のハングリーストーリーを感動…

なかた
1年前
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閉館してしまう「京都みなみ会館」へ行ってきたとのこと

「京都みなみ会館」が閉館するという報せがあった。理由は“厳しい経営状況が続き収益の見込み…

なかた
1年前
7

2002年の宮崎あおいと蒼井優よ…映画『害虫』を観る

いまや日本を代表する俳優となった宮崎あおいと蒼井優。彼女らがうら若き頃に共演した『害虫』を女の人に誘われて目黒シネマへ観に行った。 いたるところで評判は聞いていたものの、「いやいやお洒落な雰囲気系映画じゃねえの?」と安易に判断していて未見だった。が、いやはや、想像はあっさり裏切られた。こういう、自分の興味のないことに対しては、平気で“取るに足らないくだらないもの”扱いするのはとてもよくない。猛省。 さて、そういうわけで、『害虫』は良い映画だったというのが俺の結論だ。なぜか