見出し画像

いつ、受験する?

我が家の娘2人は現在中学1年生、小学4年生の3歳差。
これ、以前ママ友から言われて気づいたが(言われるまできづかないほうもどうかと思うが)受験がもれなくバッティングする年齢差である。


ということで、小学受験、中学受験、高校受験どれがいいの?というありがちな話を。もし迷っていてこちらを読んでいたらこんな考え方もあるよ、ということで。

ちなみに参考まで、
①長女も次女もリーダータイプではなく、どちらかというと後ろからついていくタイプ、取り立てて勉強が得意なわけではなく、かといって毎年リレー選手に選ばれるとか、ジュニアリーグに入っているとかいうようなスポーツ少女でもないタイプである。
②通っている(いた)小学校は、都内や同じ市内でも中学受験率は低い。
③反対に2人が通っていた幼稚園は、お医者さんなどお受験(小学受験)するご家庭もおり、特に長女のクラスは多く同じクラスの1/4くらいは私立の小学校に進学していた。

現時点では、だけど 我が家の場合
中学受験>高校受験>小学受験

 
近所の学校ではない小学校に通うということは近所のお友達が極端に少なくなるということになる。
同じバス停から3年間一緒に幼稚園に通い、私立の小学校に進学したお子さんがいる。幼稚園の時は仲良かったのだけれど、段々疎遠になってきて、道ですれ違ってもお互い何となく意識はしながらもスルーするようになってしまった。小学校が遠いというのは地元の縁がなくなるということなんだなあとそのお子さんをみていて思う。

中学受験はというと、今の小学6年生ぐらいになるとスマホを持っている子も多いのでLINE等で連絡が取りやすい。長女の小学時代のお友達は中学受験をして現在違う学校に通っているが、頻繁に連絡とっているようだし時々は会っているようだ。ここまでいけば大人になっても続く気がする。小学校時代のお友達がいる、通っている学校とは別の居場所がある。

今放送中のNHKの朝ドラ『おかえりモネ』でもキーになるのは何あればすぐ駆けつける幼馴染達。これは高校まで同じ学校だったというのが大きい。幼稚園まで、というのはやはり弱い。

小学校から高校まで同じ学校だと通っている学校が全ての世界になってしまわないかしら。上手くいければ良いけれど途中で人間関係に躓いたらしんどくないかな・・とか考えてしまう。

以前にも書いたけれど幼稚園のPTAで私立小学校出身のお母さんの器量の狭さも気になった。違う立場の人のことを考えられないというか想像できない。同じ家庭環境同じ人間関係ばかりで6歳から18歳とか大学卒業まで過ごしたらそうなるのかなあとも思う。

そんなことで、2人とも小学受験はせず結局長女は中学受験もせず地元の公立中学校に進学したのだが・・・

ちょっと、待てよ。と気づいたのは入学してしばらくしてから。

塾の授業で気づいたのは学校の授業の進み具合も定期テストの範囲もすぐお隣の学区の中学校と全然違うのだ。テスト直前で塾から渡される【直前これだけやっておけばバッチリ】プリントに『ここはA中学のみ』という印がたくさんある。地元の教室なので通っているのは隣学区のA中学か長女の学校だけ。逆にいうと長女の学校は遅れているうえに驚くほど端折っている。

小学校であれば、かなり厳しい指導要領があってどこの学校に通っていてもさほど違いがなかったように思う。以前SNSに「今、国語の教科書の音読でここを読んでいて内容に思わず泣いてしまう」と投稿したら東京の友人が「うちも同じところやっている」とコメントをくれたことがある。

ところが、中学になると勝手が違う。同じ市内の同じ区なのにまだ中1なのに隣区の学校に比べ長女の中学校どんどん遅れをとっているのだ。

何故なら学校方針が勉強に関しては、ことごとくボトムアップではなく、トップダウンだからである。

部活動に比重を置くため、遅れがちな子を補習などで学力を引き上げるのではなく、全体的にレベルをガツンと落としてやさしくする、なのだった。新指導要領どこふく風。


これは盲点だった。
モデル校の学校との対比ともなると天と地、私立と公立ほど違う。
当然、それは高校受験に影響する。
部活をしていて大会などで実績をあげている子には有利。全体的に低い中で成績を残せば内申も良くなり推薦に有利だからである。

反対に部活に所属していない、中途半端な成績の長女には不利になる。
入試で「あそこも勉強していない」「これもやっていない」となるからだ。塾なしで中3までぶっちぎりトップだったお子さんが入塾して愕然としたという。かくして母は塾代のため必死に働くしかない。学校があてにならないからである。

もちろん、周りがどんな環境でもマイペースに勉強し、いわゆる難関公立高校に合格するお子さんもいるけれど本当にごくたまでごく一部。塾の今年の難関校実績の中学校名に長女の学校の名前はなかった。塾のチラシの直径3センチのフォントサイズの学校には誰も受験していない。

次女が中学受験の塾に通い始め、塾から電話帳みたいな私立中学校案内と長女の塾の高校学校案内をもらい見ると中学受験と高校受験の両方で同じ学校の比較ができる。明らかに中学受験ならそれほど難しくない学校が、高校受験になると長女の現在の偏差値では厳しい、という学校がぽろぽろあるのだ。

なので、中学受験するか高校受験にするか迷ったときは、お子さんの性格と、是非地元の公立中学校の学力を調べてみてほしい。
そこそこ学力がある中学校なら無理して中学受験して遠い学校に通うよりは高校受験で『公立か私立か』も選択できて選択肢も広がることもある。けれど、『塾の偏差値では平均値の学校に、学校ではトップ5くらいには入っていないと厳しい』という長女のような公立中学校だと、本人は自覚ないままジリジリと学力が下がってしまうので私立に行っているのと変わりないくらい塾に投資するしかなくなってしまう。

というわけで、次女は中学受験も視野に入れて塾に通っている。これ、2年後どうなるやらと思うが、母、頑張るしかない。

参考になりましたでしょうか・・・・。

いいなと思ったら応援しよう!

nawozo
ごくありふれた日常を少しでも面白く、クスっと笑えるお話を書いていきます。頂いたサポートはご縁のある横浜の子育て支援団体に寄付させていただきます。