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幼児期の英検受験について
先日、中2長女が英検4級を初めて受験してみた。
本格的な英語学習は中学になってからというスロースターターだった長女だが、高校受験をするときに英検3級を保持していると加点になる場合があり現在塾はもちろん、学力向上には関心のない長女の学校でさえも英検受験は推奨している。長女のように部活に所属していないと内申の部活加点がないので加点を1つでも・・という下心もある。今回の4級はその前哨戦。
会場は大学で、大学らしいあの大人数の階段式教室。
フリーで見つけたこちらの画像は傾斜がやや緩やかだが、昨日の会場はもっと傾斜のある椅子も机も固定されている段々畑ならぬ段々教室である。
こういう教室で初めて受験した長女は
「木の椅子に2時間弱座っているとお尻が痛くてきつかった」
そうだ。すごいわかる。
ところで・・・この英検4級の試験会場まで付き添って来てみて、これまで平凡に生きてきた私にとっては驚愕の光景があった。
長女と同じ英検4級の試験会場に明らかに未就学と思われるくらいの年齢のお子さんがいた。それも複数。明らかにお受験親子の雰囲気。子どもはきちんと編み込みしてまとまったヘアスタイルまたはおさげに紺色ベースのファミリアのバッグに白い襟のワンピース。お母さまは紺色系のシックな洋服。(ここはお受験対策幼児教室ではなく英検会場ですが?)上の子の付き添いできているのではなく長女の斜め後ろにちょこんと座ってるから本人である。ここは大学の教室である。身長150センチの長女ですらお尻の痛くなる大人の体格に合わせた椅子と机で、6歳に満たない子どもが英検の試験を2時間弱受ける・・・・。
この年齢で緊迫した試験会場に5歳の体格にはあわないだろう椅子に2時間近く座っていることだけでも私にとっては驚愕だけれど(試験終了後長女に聞いてみたところちゃんと静かに受けていたそうでそれはきっと幼児教室の成果に違いない)果たして5歳児に「彼女は陸上部だけど・・」みたいな問題内容の意味はわかるのかしら・・
えっと・・・もしかして最近の私立小お受験業界は高校受験みたいに英検加点とかあるのですか?
こんな年齢の子どもが英検を受験する必要が本当にあるんデスか?
私自身出産前に働いていた職場に帰国子女と留学経験者がいたので(私はどちらでもない)、もっと英語が話せたらとは思っていた。帰国子女で幼少期から海外で生活しネイティブ同等のビジネス英語を操る完璧なバイリンガルの先輩は叶わない憧れがあったのは事実だ。とはいえ、逆にこういう職場だったこともあり
「幼児がちょっと教室に行って楽しく英語で遊んだところでべらべらにはならない」
こともわかっているし
「子どもの話す英語とビジネス英語は別物」
「英語よりもきちんと仕事ができてナンボ」
というのも帰国子女が多い職場故の様々実情も聞いていた。海外で生活する予定のない我が家ではもし我が子達が英語を使う人生の最終目標があるとしたら『仕事で困らないくらいには使える』である。その方がおそらく選択肢が増えるから。なのでわが子に早期教育を!!!と焦ることもなくましてなかなか個性的な長女だったので余計な苦労をすることもなかろう、と中学まで何もやっていなかった。その結果の中2受験である。
なお、前述の完璧バイリンガルの先輩が何故ここまで完璧に仕事のできるバイリンガルになったかというとどこの国に住んでいても現地の学校に行っても家庭内はきちんとした日本語を話すことを厳しくご両親から教育されていた賜物だそうだ。英語でも日本語でも敬語もきちんと使いこなす。海外の文化も日本の文化も相手によってちゃんと使い分けている。
会社を辞めてしばらくたつのでその先輩ともずっと会っていないけれど、今会えたら聞いてみたい。
先輩にお子さんがいたら幼稚園の時点で、英検受験させただろうか?
いや・・・しないだろうな・・・・。
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