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ダイビングスポット情報拡充の舞台裏

 こんにちは。まめマスターです。ナビタイムジャパンでアライアンスの担当をしています。以前、駐車場データに関する取り組みについても執筆させていただきました。宜しければこちらもご覧ください。

 今回は『ACTIVITY MAP by NAVITIME』と、PADIジャパン様が保有するダイビングスポット情報がデータ連携したお話です。
『ACTIVITY MAP by NAVITIME』は、サーフィン/釣り/ダイビング/キャンプ/登山/ゴルフ/スキー・スノーボードの合わせて全国約25,000箇所のアクティビティスポットに対応した気象情報を地図上で確認できるアウトドア用地図・気象情報アプリです。

 2023年4月17日に当社のプレスリリースにて既に詳細を発表していますが、プレスリリースでは主にダイビングスポット情報の拡充にてお知らせしました。
今回のnoteではダイビングスポット情報を『ACTIVITY MAP by NAVITIME』に導入した経緯や、実際にサービスを使ってスムーズにダイビングスポットに向かう方法をお伝えします。

1.ダイビングスポット情報拡充の経緯

 様々なスポット情報を保有している当社ですが、住所や電話番号が存在しないスポットについては独自に取材や調査をする場合や外部との連携を行い拡充しています。世の中のトレンドに合わせてデータの拡充を行う他、サービスごとに拡充したいデータの希望を受けて連携しています。
 今回取り上げるダイビングスポット情報についても、当社では一部保有していましたが、全国的な保有数やスポットの詳細情報についてはまだまだ拡充の余地はありました。

当社ではアウトドア専用アプリ『ACTIVITY MAP by NAVITIME』(以下、ACTIVITY MAP)を昨年度リリースしており、その事業からダイビングスポットに関する強い追加要望があり、データ拡充に向け動き出しました。

2.PADIジャパン様へご相談

 今回のケースではPADIジャパン様のダイビングスポット情報やダイビングショップ情報をご相談させていただきました。 

PADIジャパン様のダイビングスポット情報

 PADIジャパン様が保有しているダイビングスポット数は全国に約1100箇所あります。ダイビングスポット数がこれほどあり、更にスポットを束ねたエリア情報まであります。その他にもダイビングレベルや、アクセス、深度、流れの有無などダイバーにとって様々な有益な情報が掲載されています。

PADIジャパン様 ホームページ
PADIジャパン様 ホームページ エリア情報

信頼性につながる更新頻度

 ダイビングスポットに限らずデータの信頼性という観点では確認するひとつのポイントに更新日があります。公開されているデータの中には利用は無料だが更新日が数年前で止まっているものを見かけますがそういったデータは取り込むべきか慎重に判断しています。
 本来、ダイビングスポットは閉店/開店するようなスポットではないのですが、それでも更新頻度が高いことに注目しました。

PADIジャパン様 ホームページ ダイビングスポット情報の更新日23年5月30日現在

 上記はPADIジャパン様のホームページにあるダイビングスポット情報ですが、日々更新されていることを確認しています。
 こちらはPADIジャパン様と提携しておりますダイビングショップの方が付近のダイビングスポット情報を更新していることによるものです。
 このようにスポット情報が日々更新されることは情報を連携するにあたり信頼性の高いデータとして判断しています。

ユニークで思わず使いたくなるデータ

 実はデータ連携合意後、リリース直前に急きょ追加されたデータがありました。『見られる生物』という項目です。

ACTIVITY MAP スポット情報 左図:神威岬(北海道)、右図:奥武島(沖縄)

 当社が保有している様々なスポット情報のなかでも生物データが付与されることは非常に珍しいデータということでした。ダイビング利用者が探す際に実際に生物情報が閲覧できる価値は、とても有益な情報だと思っています。

400箇所以上のダイビングショップ情報も追加

 今回、ダイビングスポット情報にあわせて全国400箇所以上のダイビングショップ情報も追加しています。ダイビングショップ情報は利用者が現地へ向かい易くできるよう、当社のナビゲーションサービスである『ドライブサポーター』、『カーナビタイム』、『NAVITIME』など『ACTIVITY MAP』以外のアプリやサービスからも検索することができます。

3.『ACTIVITY MAP』でダイビングスポット検索することでより便利に

 『ACTIVITY MAP』では気温をサーモグラフィーで確認することができます。例えば下記のような北海道と沖縄のダイビングスポットの気温差を視覚的に確認することができます。

ACTIVITY MAP 気温 左図:北海道、右図:沖縄

また、スポット情報では天気以外にもタイドグラフ、干潮/満潮、潮汐、海水表面温度、波の高さと向きなどの情報もあり、現地でダイビングを行うイメージがしやすくなります。

ACTIVITY MAP 気象詳細

4.現地へのアクセス方法を調べることも簡単に

 行きたいダイビングスポットを見つけた後は、『NAVITIME』や『ドライブサポーター』へ名称を入力して検索することが可能です。
 住所がないダイビングスポットでも、名称で検索することが可能となります。つまり『ACTIVITY MAP』で行きたいダイビングスポットを決めたら、『NAVITIME』で公共交通機関や徒歩を含めた経路検索を調べることや、『ドライブサポーター』や『カーナビタイム』で目的地として設定しナビゲーションすることも可能です。

左図:ドライブサポーター、右図:NAVITIME

 また『ACTIVITY MAP』では「Android Auto」にも対応しております。カーナビアプリと連動でき、スポット選択後の詳細画面から「ナビを開始」で現在地からのナビゲーションが可能です。

5.PADIジャパンご担当者様からのメッセージ

 最後に今回ご相談させていただきましたPADIご担当者様から本執筆にあたりメッセージをいただきましたのでご紹介します。

PADIジャパン様からのメッセージ

日本にはいたるところに風光明媚な景色や美しい四季があり、ドライブが楽しめる素敵な国ですね。そして海に囲まれている恵まれた環境のおかげで、皆さんのお住まいからそう遠くないところにも素敵なダイビングスポットが沢山あり、水中の四季も感じながらダイビングを一年中楽しむことができます。ダイビングの場所へは多くの場合ドライブしながら向かうので、その一日すべてが鮮やかになることでしょう。『ACTIVITY MAP』を沢山活用して、新たな大自然との出会い・感動に恵まれることを願っています!