見出し画像

ファシアと言われる筋膜は絶縁体

コラーゲンとエラスチンが絶縁体であるとされる主な根拠は、その分子構造と化学的特性によるものです。

1. 分子構造

コラーゲンやエラスチンは、アミノ酸から構成されたタンパク質であり、長い鎖状の分子構造を持っています。
タンパク質の分子は、主に共有結合によって構築されており、電子の自由な移動を妨げます。
そのため、これらの分子構造自体には電流を伝導するための自由電子がほとんどありません。

2. 化学的組成

コラーゲンやエラスチンは水素、炭素、酸素、窒素などの元素から構成されていますが、これらの元素の結合によって作られる分子は電気を通しにくい性質を持っています。
これにより、電子の流れが発生しにくく、絶縁体としての性質が強調されます。

3. 生体内での役割

コラーゲンは皮膚や腱、骨などの組織で構造を支える役割を果たし、エラスチンは弾力を与える役割を担っていますが、どちらも電気の伝導に関与する機能はありません。
生体内では電気的信号の伝達は、主に神経細胞やイオンの移動によって行われますが、コラーゲンやエラスチンはそうした機能を持たないため、絶縁体と見なされます。

4. 電気的特性

絶縁体である材料は、一般的に電気抵抗が高い特徴を持ちます。
コラーゲンとエラスチンも、電気を通しにくく、電気抵抗が非常に高いことが確認されています。
そのため、これらは一般的に絶縁体として分類されます。

このように、コラーゲンとエラスチンは、その構造と化学的性質から電気の伝導性が極めて低く、絶縁体とされています。

神経や血管・リンパ管など日常の生活では絶縁体であることが多くの場合役立ってます。

いいなと思ったら応援しよう!