四十肩と亜脱臼の違い
四十肩(肩関節周囲炎)と亜脱臼の違いについて。
症状や原因は下記にあるように異なるが、レントゲンや触診では診断がむつかしい。
また長期間の痛みがある場合にはセカンドオピニオンを受診することが必要がある。安静やシップでは痛みは改善せず、睡眠不足になる可能性がある。
四十肩(肩関節周囲炎)
概要: 肩関節の周囲の組織(筋肉、腱、靭帯)が炎症を起こし、痛みや動きの制限を引き起こす状態。
症状: 肩の動きが制限される、痛みが夜間に悪化することが多い。
原因: 年齢による肩関節の変化や使い過ぎが原因。
治療: リハビリや運動療法、痛み止めの使用。重症の場合は手術も考慮される。
亜脱臼
概要: 関節が部分的にずれる状態で、完全に外れる「脱臼」とは異なる。
症状: 関節の違和感、痛み、稼働範囲の制限。ひどい場合には関節がはっきりと動かなくなる。
原因: 怪我や事故、関節の不安定性や筋力不足。
治療: 亜脱臼の場合は早期に整復する(ずれた関節を正しい位置に戻す)。予防のための筋力強化も重要。
主な違い
原因:
四十肩: 肩の組織の老化や炎症。
亜脱臼: 外部の力や不安定な関節の構造。
治療法:
四十肩: 炎症の緩和や動きの回復を目指す。
亜脱臼: 関節の整復と安定化が重要。
進行性:
四十肩はゆっくりと進行するが状況の悪化で亜脱臼になることがある。
亜脱臼は突然の動作や外部からの衝撃で発生。
症状や原因が異なるが、レントゲンやMRIでは専門家ではないと診断がむつかしい。
安静やシップでは痛みは改善せず、長期化する痛みがある場合にはセカンドオピニオンを受診することが必要になる。