「触発」について考える
職場における上半期が終了した。
僕は、ちょうど一年前にそれまで勤めていた会社を退職し、10月から別の会社で勤務を始めた。
転職してから一年。自分のやりたいこと、やれることについて考え続けて来たように思う。
「やる気スイッチ」何年も前に学習塾のCMで流れてきたこのワードは、もうすCMが流れていない現在でも、一般的に使われるような言葉になったんじゃないかと思う。
当時はまだ幼かった僕は、そのCMのキャッチーな音楽と、人間に物理的な電気スイッチのようなものがくっついている映像が面白く、今でもとっても記憶に残っている。
社会人になって5年が経ついま、自分が何か自分のために動き出すための「やる気スイッチ」を自覚しようと思っている。
サラリーマンとしての日常に慣れ、目の前のタスクを消化し無為に時間だけが過ぎ、月末に口座へ数十万円が振り込まれる。
「…人生ってこういうことなんだっけ?」という寂しさというか虚無感のような感情を自覚する機会が増えた。
「会社でいい働きをして給料を上げる」が人生の目的じゃないのだけは分かっている。
でもどうしたら腹据えて向かっていく目的地を見つけられるのかもわからず、食って寝て働いての日常から抜け出す気力も湧いてこない。
あー。困った。
行きたい方向もよくわからんそんな状況だから、まずは頭を自分自身に対して使う時間を増やすことにする。
質より量。効率が悪くたって、考えた先にしか納得いく答えらしきものはないのだろうと思う。
何ならみんな分かってはいるのに考えることに疲れて辞めてしまうんだろうとも思う。
僕自身は、心も体も体力があるタイプじゃない。打たれ強いタフさだってない。
だからこそ、闇雲に取り組み時間をかけるのではなく、日常の中で考えるタイミングを増やし細切れにでも積み上げていく方針を取っていこうと考えている。
そうなると大事なのは「やる気スイッチをいかに自在に操ることができるか」。
思考が加速していく感覚が得られる「触発トリガー」を探していこうと思う。
またこの場で報告したい。
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