エンターテイメント型分娩室Cocoonが誕生した。
なれないスピーチが終わるころ、額から大粒の汗が落ちた。
内覧会は、雨天にもかかわらず、すごく沢山の来場者があった。
青木院長と私は、分娩室で来場者に説明を続けた。
今日のために、10年ぶりにスーツを新調した、なんか浮いてる感じがして落ち着かない。でも、GパンTシャツという雰囲気でもなかった。
TVの取材クルーも来ていた。インタビューは苦手なので青木院長が対応した。
終わった。終わった。全力を出し切った。妥協もせず病院にもっともふさわしい環境を創り上げることができた喜びに浸っていた。
いい意味で仕事が手に付かなかった。興奮状態だった。