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ドイツ 猫は飼っていないが丁寧な暮らしを始めてみたい

この1週間、病欠になり仕事を休んでいました。
読書をしたり、普段は全く見ないYouTubeを見て過ごす日々。

わたしは芸能人よりも一般の方(テレビなどには出ていない方)のブログ的な動画を見るのが好きで、日常の生活風景や料理をしている動画を好んでよく見ます。
特に、クリエイターの方が話しているブログよりも雰囲気や情緒、映像美を重視している、クリエイターの気持ちや考えは文字で綴られた字幕形式の動画が好きです。
クリエイターの方の声は聞こえないけど、ほっこりするような、そんな雰囲気の動画が好きです。

そんな動画に大抵と言っていいほどよく出てくるのが、猫。
猫が写っているだけで、視聴率が上がるというのも聞いたことがあるほどなので、やっぱり動画に猫は必須なのかもしれない、なんて思いつつ。:)

私は猫を飼ってはいないけど、彼女たちのような丁寧な暮らしをしてみたいな、と思う今日この頃。

ただ家に閉じこもっている時間が長かったからなのか、とりとめもないただの私の今の気持ちを綴りたいと思います。


そもそも丁寧な暮らしとは

丁寧な暮らしを求める私の心理。

それは、
一日一日は過ぎていっているのに、その一日一日を雑に生きている気がするとき。

一日24時間という、「時間」を自分のものとして生きれていないなと感じるとき。
例えば、仕事ばかりをして、ただ時間が過ぎているときは特に強く感じます。

自分の家の中や身の回りがごちゃごちゃしているなと目に見えてわかるとき。

自分の時間を確保したいなと思うあまり、大切な人との時間をないがしろにしてしまっていると感じるとき。


こんなことを考える時間が増えるときに、私は丁寧な暮らし、というものを強く意識して、求めるようになっていると思います。

動画を見ていると、丁寧な暮らしを心がける彼女たちにはまず、十分な自分の時間があるように思います。
つまり、フリーランスであったり、自営業であったり、どこか外の媒体に所属しているのではなく、自分で自ら、自分の時間を操作しているイメージ。

丁寧な暮らしを始めるのは、どうやら時間の使い方にヒントがありそう。


失くしてもいいもの、守りたいもの

何かを手に入れたければ、何かを手放さなければならない、という言葉があるように、人間、全てのものを自分一人の手で抱えるには限界がある。

私にとって、失くしてもいいもの、とは何か。
それがなくなってでも、優先したいものは何か。
そんなことを考える。

仕事は大事。仕事がなければ、収入がなくなってしまう。
収入がなければ、生活していくのに必要なものが買えないかもしれない。

ドイツに初めて来た時は、ビザの関係でまだ働くことができず、貯金を切り崩して生活していました。
生活に必要なものは購入できても、可愛いなと思った洋服や雑貨を買うには贅沢だな、と思って諦めていた時があります。
やっぱりそういう我慢が続くと、それはそれでストレスになるようで、収入ができて、自分で好きなように使えるようになった時は嬉しかったのを覚えています。

そんな仕事も100%の自分の時間を費やすほど大事なのか、と思う時もあります。過剰な贅沢をしなければ、100%でなくても生活はしていける、と思って、今は80%(週4日出勤)で働いています。
働く時間を減らして、自分の時間に充てる。
私には今、この80%がちょうど良いように感じます。

1日できた自分だけの時間。
ドイツ語を勉強したり、読書をしたり、友達とカフェでお話しをしたり。
彼の仕事が終わる頃には夕飯の準備をして、彼との時間も増えたことがなによりも嬉しい。
自分なりに考えて過ごす1日が私のストレスを軽減してくれています。


モノは少なく。スキなモノだけに囲まれる。モノじゃなくて経験に使うお金。

ミニマリスト、とよく聞くようになってだいぶ経ちました。
最低限のものだけで暮らしている人、スーツケースに収まるくらいの量の荷物しか持っていない人。
言葉が有名になれば、いろんな意味も付け加えられていきます。

私も、持っているモノは少ない方だと思います。
それこそ、学生時代は服や靴、化粧品などにお金をよく使っていました。
それが今では、彼と共有のクローゼットに収まるくらいの服しかありません。

日本のように玄関らしい玄関というものがないドイツの家。
靴箱と言えるような立派なものはないですが、私たちの靴はすんなりと小さな棚に収まっています。

大人になればなるほど、モノではなく、経験にお金を使うことの方が多くなったように感じます。
学生時代もバイトをしては、お金を貯めて、すぐに海外にバックパックを持って旅に出ていました。

今も、いろんな国に旅行に行って、美味しいものを食べて、経験に費やすお金はもったいないとは思いません。

私の思う、ミニマリストは、自分に必要なものや自分のスキなモノがわかっている人、必要以上を持たない人だと思っています。

過剰にモノを捨てたり、持たなかったりして簡素な部屋(家)に住むのは楽しくないと思うんです。
家は特に自分の生活の中心となるもの。だからこそ、あ〜この空間が好きだな、落ち着くな、という気持ちも大事にしてあげるべきだと思います:)


丁寧な暮らし、とは、自分の身体や心を丁寧に見てあげることかな、と思います。
バタバタしているな、疲れているな、と思った時は、”丁寧な暮らし”を思い出して、自分を労わり、周りの人たちを労われる人でありたいと思います。







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なばほ @ドイツ語を話せない私がドイツで暮らす
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