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バーの少し怖い話

本日はバーの少し怖い話。
全然Naughtでの出来事ではないのですが、私が経験したお話をひとつ聞いてください。

Naughtがあるビルには特にいわくなどありませんのでご安心ください。
そういった話も、私は今のところ聞いたことはありません、


***
基本的にはバーと呼ばれるようなお店にはあまり行かない私ですが、友人に誘われたりなんかした時には行って楽しんでいます。

今回は、だいぶ前に友人といったお店でのお話です。

入店

そのお店には、学生の頃から仲良しの友人と3で入店しました。
カウンターに立っていたマスターから、
4人かなー?」と声をかけられるという、まず典型的な不思議が起こりました。
後ろに1人で来たお客さんがいるのかな?と思い振り返るも誰もいません。
冬でしたしマフラーやら何やらモコモコしていたので多く見えたのでしょう、ということで特に気にせず、3人でーす!と元気に答えました。


着席後

店内奥の方にあるソファ席に案内され、私たちはそこに座りました。
広めのお店なのですが、時間帯も関係してか私たち3人と、あとはカップルらしき2人が窓際に座っているのみでした。
賑わっている時しか知らなかったので、なんだか新鮮な気持ちだったのを覚えています。

いつも通り注文し、私たちは談笑したりゲームをしたりして楽しんでいました。
おしぼりを多く渡されるとかそういう事はなかったです。


しばらく経ったあと

2杯目のお酒が無くなる頃、新しいものを注文しようか、と話をしていた時に、
私たちの席に突然キャラメルマキアートが到着。
私たちは次何飲むかを話していた最中だったので、もちろん頼んでいない。
別のお客さんだと思いますよ、と言って下げてもらうと、そのお客さんもどうやら頼んでいないと言う。
ちなみに私たちの入店後、新しい客も来ていなかった。

ただ、この出来事の前に、ある曲のMVをみんなで視聴していたのです。(店内なのでもちろん小さい音量で)
その曲には、「キャラメルマキアート頼んで待ってて。」というような歌詞がありました。
私たちはお店の人にそれが聞こえちゃったんだろうか??と思いましたが、この歌詞で注文と受け取るのは不自然ですし、そもそも私たちの席とカウンターはそれなりに離れていて、動画の音が聞こえるような距離でもなかったです。
不思議なこともあるね、とその場はおさまりました。
店員さんも私たちも、あれ〜??というモヤモヤは残っていましたが。



席を立った時

そんな不思議な出来事がちょくちょく起こっているも、お酒で楽しくなっている私たちは特に気にとめず楽しんでいました。
そして、友人が1人お手洗いに立ち、戻ってきたとき。
「めっちゃ急かしてたでしょ?ごめんね出るの遅くて😣💦と言うのです。
「「え???????」」
残った私たち2人はずっと席で話していましたし、店内にいたカップルらしき2人は既に退店済み。
そもそもトイレは2つあったので、この店内の人数でそんな急かすようなことは起きにくい。
正直に、急かしてないし誰もトイレには行ってないよと伝えると、
「でも凄いドンドンしてたじゃん、、、」と泣きそうな顔をして教えてくれました。
でも、ドアを叩く音なんて店内の誰も聞いてなかったんです。


お店ではよくある事なのか?

さすがにここまで来ると不思議なことだとは済ませられず、震える私たち。
お店の人によくあることなんですか?と聞くも、
普段はそんなこと全くないし曰くもない。とのこと。
それってつまり私たちが引き連れているじゃないか。
余計なことを聞きました。

怖くなった私たちは明るくなるまでその店に居させてもらい、朝方ようやく帰りました。
爆音でHIPHOPを流してもらったことが記憶にあります。(なんか幽霊はHIPHOPに弱そう、というなんの根拠もない思い込みにより。)
その後帰り道などで不思議なことは起こりませんでしたが、コンビニで食卓塩を買い、お互いに振りあって帰宅しました。振らないよりはきっとマシでしょう。


いわゆる幽霊だったのか?

それはいまだによく分かりませんが、まあそういった存在だったのでしょう。信じがたくはありますが。
一緒に座ってお酒を飲みたかったんだろうね寂しかったんだろうねきっと。
という事で落ち着かせています。
キャラメルマキアートはお酒では無いですが、たまたまスマホから聞こえたその言葉がなんか気に入ったんだろう。そういう事にしといてます。



***
いかがでしたでしょうか。
ホラー映画ばりの派手なポルターガイストみたいなものはありませんでしたが、しばらくそこに一緒にいたんじゃん、という恐怖が後からジワジワと私たちを追い詰めた出来事でした。

あれ以降、特に恐怖体験みたいなものはしていませんが、幽霊でもバーとかそういう沢山の人で賑わうような場所には惹かれるんでしょうね。
きっと一緒に楽しみたいだけなので、快くご一緒してあげてください。


それではまた次回!

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