見出し画像

【運動以外のライフ】シンガポールの好きなところ

こんにちは。年の瀬ですね。
2020年最後のnoteです。コロナ禍で時間が出来て書き始めてから、18投稿目。結構続きました!

さて、今回はタイトルの括弧書きにある通り、運動以外の話です。

オリエンタルラジオの中田さん一家も移住してくると言うことでも話題になっている?シンガポール。
住み始めて約3年になったこともあり、住んでみて実感したシンガポールの好きなところについて書いていきたいと思います。

では早速。


まず、一番初めに思うのはこれです。
①安全、安心な治安の良さ

私は日本は東名阪、アメリカはケンタッキー州に住んで、海外旅行も複数国に行く中で、日本の治安の良さってなかなか別格だなーと思っています。

でも、シンガポールはそれに匹敵、いやむしろ日本より良いかもしれないと思うほど、治安が良いです。

海外旅行や出張に行く時、国によって程度の差はあれど、やっぱり常に少しの緊張感と警戒心を持っています。(ペルー旅行ではめっちゃ寝てしまいましたが。。)

治安が良くない国だとしても、安全はお金である程度は買えます。(セキュリティのしっかりしている家に住む、運転手を雇う等。)
でも、安全だと思える安心感ってなかなかお金じゃ買えないし、何事にも替え難いことだと思います。

そんな訳で、好きなところ第一位は「治安の良さ」です。


次はこちらです。
② 多人種、多言語、多文化

シンガポールの人口統計では、マレー、中国、インド、その他(Chinese, Malay, Indian, Others)の人種の分類があり、国の公用語は4つ(英語、マレー語、中国語、タミル語)定められています。

(※人種の分類については、イギリス統治下にあった際に制定したもので、人種間の交わりが進んだ現代では不要なのでは無いかと言う議論もあるようです。)

色んな人種の人が、様々な文化背景を持ちながら、色んな言語を使って暮らしています。

3年弱前、シンガポールのオフィス出社初日、上司とランチを食べにビルを出た際、昼時で混んでいたのですが、そこで周りから聞こえてくる言語が実に多様だったことに驚きました。

中国語、英語、また、日系企業が入っているビルなので、日本語も。他にも聞いたことのない言語(今思えばマレーやタミル)で話す人達がおり、こんなに狭い空間にこんなにも色んな言語を話す人がいる!面白いなあ、とシンガポールの多様性を感じた体験でした。

ちなみに、アメリカはmelting potと呼ばれるように、色んな人種/国籍の人が住んでいますが、逆に多種多様すぎて、英語が圧倒的な共通言語だなと思います。
勿論、南米系の人が多い地区だったり、アジア系の人が多い地区というのはあり、その場所では英語ではない言葉が行き交っていることもあります。

でも、シンガポールはマレー系、中国系、インド系のそれぞれのバックグラウンドの人達が建国の時から住んでいて、地元民としての言葉が複数あるというのが、(私からすると)ユニークだなと感じました。

私は外国人としてシンガポールに住んでいる訳ですが、色んな人がいる前提の社会は暮らすのが精神的に楽だなーと思います。


それでは次、第三位はこちらです。
③ ご飯が美味しい

好みの話ではありますが、こちらに来て、シンガポールはご飯が美味しくて良かったなーと何度も思いました。

アメリカに幼少期含めて10年以上住んでいたとは言え、家は日本食だったので、やはり日本食が自分の食のベースとしてあります。欧米系の食事も勿論美味しく食べられるのですが、毎日となるとちょっとヘビーです。

まず、シンガポールに限らず、アジアは米文化があるので、それだけで大分気が楽です。

シンガポールの代表的なローカルフードであるチキンライス、バクテー、海老麺、ホッケンミー、フィッシュスープ、ヨントーフ。全部どこか親しみを感じられる味わいです。(チリクラグやラクサも美味しいですが、親しみのある味からは外れるかと。)

地元のもので、ほっと出来る食事を食べられるというのはQOLの底上げになるなあと感じます。

(二日酔いの時にも優しいフィッシュスープ)

また、ローカルフード以外でも、ミシュラン獲得のお洒落レストランもいくつもありますし、日本食レストランも超充実しています(ラーメン、焼肉、寿司、うなぎ、居酒屋等々)。

あと、果物の王様、ドリアンもありますが、これは賛否両論(日本人は「否」多めなイメージ)。
私は食べられましたが、匂いがとにかく強烈なので、苦手な人がいるのはしょうがないかなと思います。


次はこちら。
④便利さ(含むコンパクトさ)

シンガポールはコンパクトな国です。
国土は東京23区と同じくらい、というのがよく言われてることです。

実は近年は埋め立て地が増えて国土が拡大しているそうですが、本島は端から端まで車で一時間くらいで行けるので、23区と同じくらいというイメージで差し支えないのではないかと思います。

私は東京で暮らしている時、アクセス第一優先で住宅を選択していました(家からオフィスまで20分、ホッケーグランドまで40分)。

でもシンガポールは、そもそもどこに行くにしても、大体20-30分以内で行けます。40分かかると、ちょっと遠いなあーという感じです。1時間かかるとなったらもはや長旅です。

移動手段はMRT(電車)、バス、そしてタクシーがあります。電車やバスはきれいで、アクセス網も広く、便利に使えますし、タクシーも日本より安いので良く乗ります。

タクシーは基本的にGrab等のアプリを使って呼びます。需給によって価格の変動(ダイナミックプライシング)はありますが、普通の時間帯で10-15分くらいの距離であれば6-7ドル(約400-500円)くらいで利用できます。
ちなみに、公共交通機関(MRT、バス)であれば、1ドルちょい(約100円)で大抵の場所へ行けます。

どこでも行きたい所にすぐ行けるってそれだけで便利だなと思います。

また、キャッシュレス決済が普及しているのも便利に感じています。

お店でカードで払ったり、QRコード読み込んだり、ということは日本でもあると思うのですが、個人間のお金のやり取りは現金なことも多いんじゃないでしょうか。(そんなことない?)

私は金融機関で働いているので、日本にいる時からi-banking(e-banking)は使っている方でしたが、個人の銀行口座教えてーというと少し構えてしまう人もいるなあと感じていました。

シンガポールではpay-lahという、携帯番号で送金が出来るサービスが普及しており、個人間でも銀行口座を知らせることなく簡単に送金ができます。

色んな規制もあるんだとは思いますが、日本は置いて行かれているなあと感じるポイントでもあります。(日本でも同じ銀行間であれば携帯電話で送金できる仕組みはありますが、銀行間の連携やサービス普及を頑張る必要がありますね、、!)

また、日本人としての便利さで言うと日系スーパー(伊勢丹、明治屋、ドンキ)の存在はかなり大きいです。

アメリカに住んでいた頃、日本の食材やおやつが買える場所は少なくて、品数も限られていました。
それは15年以上前、且つ、アメリカ内陸の田舎だからというのもあるかもしれませんが、今サンフランシスコに住んでいる日本人の友人の話を聞いても、シンガポールは品数が圧倒的に違うと感じます。

生食できる卵、何種類もの刺身やパック寿司、何種類もの納豆、そしてミョウガ、大葉、ごぼうなど日本特有の(他の国ではあまり食べない)食材。

全部あります。

輸入品なので値段は高くなりますが、そもそも手に入れることができない場合とは比較できない破格の便利さだなと思います。

(なんでも売ってるー!)

食材以外で言うと、ユニクロやダイソー、紀伊國屋、東急ハンズもあります。

ただ、私の所属するホッケーチームのドイツ人は、ドイツ系の食品はほとんど売ってないと嘆いていたので、逆に欧米圏の人は私より不満があるケースが多いかもしれません。


だいぶ④の説明が長くなってしまいました。
さて、last but not least、第5位はこちらです。
⑤街並み

住み始める前は、シンガポールと言えば、所狭しと建ち並ぶビル群!大都会!というイメージでしたが、住んでみて、そのイメージは少し変わりました。

都会であることには変わりないのですが、オフィス街に立ち並ぶビル群も、住居エリアのコンドミニアム(マンション)やHDB(公営住宅)も建物がそれぞれ大きくて、建物間に余裕があり、「所狭し」という感じでは無いのです。

オフィス街やコンドの合間には広場や緑もあり、街にゆとりを感じます。

なぜ、オフィス街にこんな大きな(何もない)広場があるのだろう?と当初疑問に思っていたのですが、シンガポールは国土のほとんどが国有地で、国が策定した都市計画に基づいて開発が行われているという話を聞いて納得です。なるほど。

また、街中には異国情緒感じる古い建物も残っています。ショップハウスと呼ばれる2-3階建ての建物が連なっている様子は観光名所にもなっていますが、観光地となっている場所以外にも色んなところに残っている風景です。

その他にも、ヒンドゥー教の寺院、イスラム教のモスク等が街に溶け込んでいる様子は興味深いです。

(連なるショップハウス)

(街中のモスク)


という訳で、今年の締めくくりにシンガポールの好きなところを書いてみました。

シンガポールは3ヶ月くらいの感染者ほぼゼロ推移を経て、ようやく先日からフェーズ3になり、集まっても良い人数が5人→8人に増えました。

冠婚葬祭やイベントについても少し人数の緩和があったようですが、私の目下の関心事項であるスポーツについては特段言及なし。(涙)

シンガポール政府は、2021年9月末までに住民全員に行き渡る量のワクチンを確保、2021年中に希望者全員に投与する計画とのことなので、ワクチンの接種が進めばまた色々動き出すかな?と期待しています。

それでは、これにて。
良いお年を!

この記事が参加している募集