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ぬか床 三度目の正直

ちいさいサイズの人参を丸ごと、
ぬか漬けにするのが好きです。



ぬか床は3代目。
初代は経験不足からお隠れに。
2代目は3年程かけて育てた子。
「ひとり一品持ち寄りね♡」というザ・田舎〜な集まりに呼ばれたときにも
「またぜひぬか漬けを!」とリクエストいただくほどに、バランスがよかった子でした。
夏場に長期不在をしてしまい、帰宅したら手の施しようもない事態に。
自業自得とはいえ、育ててきたものをダメにしたことは相当なショックでした。


今年奮起し、またぬか床づくりに挑戦。
最近になってようやく味がなじんで、落ち着いてきたところ。きゅうりは言わずもがな、アボカド、きのこ類、長芋のぬか漬けが好きです。
水分が出てきたときは切り干し大根を漬けてやり過ごしました。
あれもまた不思議な食感でおいしかった。
乾物はおもしろい。

粗食ラバーなので、土鍋で炊いたごはんに黒すり胡麻をかけて、無添加の塩昆布とお漬物と、焼き海苔があれば充分。祖父母が海苔の佃煮、しぐれ煮なんかを好んで食べていたので、ときどきそういうものが恋しくなったりも。
お豆腐は長いこと絹ごし豆腐派だったのが、この夏に木綿豆腐の冷奴のおいしさに氣づいてからはひそかなマイブーム。
お味噌汁の具は茄子、ねっとりした里芋が好き。なめこオンリー、とろろ昆布のみ、なんかもシンプルで好き。残ったお味噌汁にたまごをひとつ落としてかたまりかけを頂くのもよき。
これは祖母の思い出の味。



地元の老舗漬物屋が六月に幕をおろして、
じわじわとさみしい氣持ち。

シンプルな梅干しが好き。
原材料は梅と塩。それだけで十分だったし、それがよかったのに。


実家で発掘した容器に入れたら宝箱みたい



「行いはきっちり本人にかえる」から
日本を添加物大国にした人たちも、
金と権力と脅しに抗えなかった人たちも
「因果応報」を思い知るはず。
きっちりと落とし前つけて、地球卒業してほしい。


ぬか床を2回もだめにしたわたしにも、
それ相応のものが返ってくるのだろうな。
わたしにとっての、ちいさな台風みたいなものが。


ぬか床を二度駄目にした罰だろう二度とあなたに会えないなんて

写藍


読んでいただいてありがとうございますꪔ̤̮ また覗きにきてくださいな⋆⸜ ⚘ ⸝⋆