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生後一ヶ月の息子を夫に預ける日

息子が生まれてから1ヶ月半ほどが経とうとしていますが、世の中の多くのお母さんと同じようにもちろんベビーとべったりの日々を過ごしていました。
「やっぱりママじゃないと泣き止まないよ」と家族に言われながら、抱っこするのもあやすのも私。ずっと抱っこ紐でベビーを体にくくりつけてお風呂に入るのもままならない・・・。そんなふうにワンオペで育児をしています。我が子に求められる嬉しさと、もう少し自分の時間が欲しいなと疲れが交錯します。
でも、精神的にも体力的にもボロボロになりながらも、可愛い新生児と一緒にいる毎日は幸せなのです。

このまま数ヶ月はこの生活が続くのかな・・・と思っていたのですが、えいや!とベビーを半日も夫に預け、上のお姉ちゃんと2人で出かけることになったのです。

目的は娘の誕生日祝いで所望されたタフティング体験。
弟につきっきりで寂しさを感じていた娘と2人っきりの時間をとってあげようという話になったのです。

子供と離れる時間はただの気分転換ではなかった。

本当だよ。すごいよ。
気づきがすごい。

夫にもっと頼っていい

「ママじゃないと泣き止まないよ。俺は泣き止ませることができないんだ。」
これを夫から言われた時、すごくショックでした。

頼りたいのに頼ったらいけないってことなの?
どんなに大変でもママ1人だけが親をしないといけないの?
私だけが大変なの?

寝不足だとこんな感じになっちゃう。
頭では夫が仕事を頑張ってくれていることも、協力できることを探しているけど私が殺気だっているから戸惑っているんだろうなってことも理解しているの。
でも、気持ちが追いつかないんだよー。
本当に産後は体がボロボロで、寝不足で、それでも家事と育児は待ってくれないんだもの。

そんな時に「俺が半日ベビーを見ているから、お姉ちゃんの誕生日、出掛けて時間を使ってあげなよ。大丈夫、お世話できるから。」と夫に言われびっくり。

あぁそうか。
ぐずると泣き止ませることができない時があるだけで、お世話できないとは言われてないんだ。

私が「自分にしかできないだからああああ」とさ追い込んでいただけな部分があるだろうな。

娘の寂しさが解消されて「弟可愛い!」モードに

弟が可愛いながらに、弟に対してジェラシーも感じて様子の娘。
そうよね。長い間母子家庭で二人三脚でやってきて、お互いが唯一無二の存在だったから。
9歳といえどもママを取られたら寂しいよね。

思いっきりママとデートを楽しんで、娘の好きなことに没頭して。

誕生日のプレゼントはタフティング体験。
楽しすぎた!頼もしい背中です。

そうしたら、ママ不足が解消されただけではなく「弟可愛い!」の気持ちが大きくなるきっかけになったようです。
「ママが私の方を向いてくれない」ではなくて、「ママと同じ方向を向いて、弟の面倒を見る」という方向にシフトチェンジしたような。

この日から、あやしてくれるようになったり、ベビーへたくさん話しかけて愛情を伝えてくれるようになりました。


9歳離れたきょうだい

定期的にデートする日は必要なんだなーと実感しました。

あれ?半日離れたら可愛さが増してる!

ベビーを可愛いがるようになってくれた娘だけではなく、なんと私も少し離れてみたら、ますます可愛い・愛おしいと感じるようになりました!

気分転換になって心に余裕ができたことはもちろん、そこにいるのが当たり前になっていた赤ちゃんの存在が、当たり前ではないことに気づいたのかもしれません。

必死に子育てをしていたら、娘はもう9歳です。
自分のことはだいたい何でもできる。大人みたいな口調でおしゃべりもするようになった娘を見ていると、とても感慨深く嬉しい一方で、ママが手伝ってあげないと何もできない赤ちゃんだったあの頃の娘にはもう会えないのだなとしみじみします。

友達と遊ぶのが楽しくなってきて、もうすぐママから離れる練習をする時期になるのだなと。

赤ちゃんは産んだ瞬間に親元を離れるカウントダウンがスタートします。いつか巣立ってしまう子供たちとの残された時間を噛み締めて大切にしようと思えました。

僕が生まれたのも奇跡。
一緒にいられるのも当たり前じゃないんだよ〜。

一見矛盾するようですが、その気持ちを新鮮に保つためにも、健やかな自分で子供達と接するためにも、自分の時間は大切です。

半日預けただけて、感謝をたくさん感じられた日になりました。
世の中のお母さん、寝不足きついけど家族のためにも自分を大切にしようね!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた。


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